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TPPはブラックバスを日本に招き入れるようなもの。
ブラックバスの亊を知ると、TPPの先が見えるような気がする。
琵琶湖には、小鮎、にごろぶな、びわます、はす、なまず、ほんもろこといった日本固有の魚が棲んでおり、琵琶湖ではこれらの魚を捕って生計を立てている漁師がいる。
そこに誰かが外来魚を放流し、なかでもブラックバスとブルーギルが増えてしまった。いまでは、琵琶湖南部の漁師さんも琵琶湖北湖まで行かないと本来の琵琶湖の漁はできなくなった。
ブラックバスは琵琶湖に古来より棲む魚達を好んで食べる。自然破壊もあわせて、10000トンあった漁獲量はいまは1000トンに減ってしまった。
特に、琵琶湖南湖では網にかかる魚のほとんどがブラックバスとブルーギルである。その、おなかの中をしらべると、南湖のほうでは食べる魚がいなくなり、共食いや昆虫を食べていたりであった。
北湖の方は、琵琶湖特産の小鮎やわかさぎ、にごろぶな、ほんもろこといった漁獲高に上げられる魚をたらふく食っていたそうである。
ブラックバスやブルーギルを琵琶湖にいれたのはおそらく釣り人であろう。しかも、ブラックバスは、子供の時期に親が子供をしっかり守っていることもわかってきた。しかし、いったんそんな恐ろしいものを放してしまったら、取り返しがつかない。最近、さらにもっと恐ろしい事実が判明した、なんと、ブラックバスは昆虫までいなくなるとプランクトンを食って生きるのだそうである。白樺湖では捕れる魚の99%がブラックバスだそうである。
ブラックバスを食べればよい、それを産業にすればよいという人もいるが、琵琶湖の湖産魚は、佃煮、ふな鮨、焼き魚、あらい等々、それ自体が日本の伝統食なのである。ほっとけば白樺湖のように99%ブラックバスの湖になる。
琵琶湖の生態系を護岸などで破壊して、人間が住みやすくなったと勘違いしているが、そういった所には外来魚が我が物顔で棲むようになるのであろう。
TPPでアメリカ企業を日本に引き入れたら、鮎やモロコや鮒のように、丸々太ったドジョウ以外は、駆逐されてしまうであろう。
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