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(回答先: 「検察審査怪の年齢クルクル」のカラクリがわかったぞ! (一市民が斬る!! ) 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 11 月 02 日 18:18:10)
「チェックメイト!」とお祝いを述べたいところだが、まだ穴はある。
審査を行なった審査員と帳簿上の審査員とは別物である、これが氏独自のポイントであるが、34.55歳の帳簿上の審査員(仮に虚審査員と呼ぶ)は平均年齢以外は一切公表されていない。一方、審査を行なった審査員(審査員平均年齢30.9歳、仮に実審査員と呼ぶ)は、起訴議決をしたとき議決書に署名捺印を記さねばならなかったから、その謄本が検察官適格審査会に送付され事務局員以外の人目に触れている。
検察官適格審査会には、一般人に近い「議員」も入っている。もし万が一、署名から実審査員に直接確かめたりしたら・・。実際に審査をしたかどうかではない。彼らは審査を行なっているから「はい、審査しました」と答えるに決まっている。そうではなくて、確かめるのは「あなたの生年月日は?」のほうだ。これで平均年齢が34.55歳にならなかったら、一市民氏の「詰み」だ。
「そんな面倒なことをせずに、検察審査員一覧表を出させりゃいいだろうに」・・審査員の保護を盾に出しゃしないだろう。もし特例で見せたりしたら、過去のすべての審査会についても「見せろ」と言われかねない。法に則り粛々と実施していたのなら、なにも恐れる事はないのだが。ほとんどは「不起訴相当」の議決だったんだし、恨まれる筋合いでもないだろうに。
今の段階で合法的に開示されているのは(検察官適格審査員にだけだが)、議決書の審査員の署名だけだ。しかし仮に、実審査員に「聞かれたら、偽りの生年月日を答えよ」と因果を含めるのは危険な行為だ。審査員に「おかしい」と思われないためには、何も知らせないほうがいい。
では、虚審査員(平均年齢34.55歳)の個々の生年月日ぐらいは教えても構わないだろうか? 知れば、当該市町村の選挙人名簿から「生年月日で検索」する奴が必ず現れる。そこでヒットした氏名に「あなたは第5検察審査会の審査員でしたか?」と電話する奴も出ないとは限らない。
同じ生年月日の選挙人が選挙区内に仮に7名いたとして、7回電話すれば「虚審査員」が「実審査員」と一致するかどうかが判明する。1名の虚審査員でエラーになればゲームセットだ。だから、虚審査員の生年月日は金輪際発表しないだろう。虚審査員すべてに「聞かれたら、審査員でしたと答えよ」と因果を含めるのも、また危険なことだ。虚審査員は、自分が審査員であることを知らないのだから。
逆に言えば、一市民氏の「実審査員と虚審査員」の仮説が正しいから、個々の生年月日を教え「られない」のかもしれない。生年月日から個人名にたどり着いて、運良く相手に接触したとしても、それが必ず実審査員であるならばなんら恐れる事はないはずだ。しかし「わたし審査会になんて行った事なんてありません」の回答がなされる恐れがあるとしたら、何としても秘匿するだろう。
しかし忘れてはならないのは、最終目的が「第5検察審査会の起訴議決が、違法な方法により議決された」のを証明することであって、確率論や数字の間違いをいくら追求しても、致命傷にはならない。そんな段階で議論していてくれるなら審査会事務局はルンルンだろう。まともに相手をしなければ良いのだから。確率がゼロでない限り、絶対に起こらないとは誰も言えないのだ。
また、相手の得意な土俵(法律の解釈)で戦っても容易に尻尾は出さない。会計検査院が問答無用で御用にするのは、明らかに誰が見ても「違算」だと分かるものである。こればっかりは一切言い訳はできない。コンピュータで積算してもなお、条件の取り違えや数量の単位間違いとかは出てくるのだ。
平均年齢の再々訂正などはこの「違算」に当たらないだろうか。おそらく、こんなに検察審査員に関心が集まった審査は初めてだったのだろう。鍵は、議決書に署名した実審査員の名前を知ることではなく、平均年齢が34.55歳の虚審査員の個々の年齢である。1個の生年月日が1個人を特定できるとは思えないが、例えば7名の同生年月日の人物がすべて第5検察審査会との関係を否定したとしたら、どういうことになるのか。事務局はまた、審査員の平均年齢を「実審査員」の30.9歳に戻すだろうか?
結論として、一市民氏の仮説が正しかったとしても「それがどうした」と言われれば、そこで終わりだ。決定打は「実審査員がクジによらない恣意的手法で選ばれた」ことを白状させる、あるいは証明することである。歯がゆいのは「国民の代表たちにより多数決で議決された」という錦の御旗の前に、権力を持つ国会議員のほとんどが異議を唱えられないことである。「おかしい」と表立って言えば、「民意にたてつくのか?」とつるし上げられるから。だから、「審査員は国民から公平に選ばれた者たちではない」ことを明らかにしないと、強力な援軍は近づけない。
ブルドッグのように食い付いたら勝負が付くまで放さない一市民氏に、私は賛同する。たとえ「小沢氏の裁判はもう始まっているんだぜ」と言われようが、おかしいものはおかしい。こんなことが一度きりで済むはずがない。今後も「政敵」を葬り去らせたい時に、この手法は用いられるだろう。そしてそれは現職国会議員に対する「無言の脅し」になる。
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