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野田イタタ〜ッ!天皇陛下の任命ない副大臣がいた〜!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111102/plt1111021142002-n1.htm
2011.11.02 夕刊フジ
国会で1日、“ニセ副大臣”騒動が勃発した。民主党の松原仁国交兼拉致担当副大臣(55)について、自民党が「拉致担当副大臣としての認証は受けていないのではないか。拉致問題特別委員会で答弁に立つのはおかしい」と問題視して紛糾し、同日に行われるずだった国会同意人事の提示が見送られたのだ。
松原氏は9月6日、すでに国交副大臣だったところに、拉致担当を追加される形で就任。拉致問題に不安を残す山岡賢次拉致問題担当相(68)が、超党派の拉致議連事務局長を務める松原氏にSOSを出す形で、野田佳彦首相に要請して実現した人事だ。
しかし、先月28日の拉致問題特別委員会で松原氏は、「国交副大臣」のみの肩書で政府側答弁者として出席。自民党の山谷えり子参院議員(61)が「内閣府の発令はない。役所の(ホームページの)中には載っていない」と指摘すると、審議が何度か中断した。
内閣設置法では、拉致問題を所管する内閣府の副大臣は3人までだが、松原氏ではない3人で埋まっている。内閣府総務官室特別職担当も夕刊フジの取材に対し「松原氏に、天皇陛下から内閣府副大臣としての任命はない」と断言した。自民党は1日、国会対策委員会レベルで「拉致担当の副大臣でもないのに、拉致担当大臣を補佐して、拉致特別委員会で答弁に立つというのは一体どういうことなのか。法的根拠がない。本来ならば、天皇陛下の認証が必要なのではないか。閣議決定でそれが許されるということは、果たして良いことなのか」と説明を求め、政府は衆参両院の議院運営委員会の理事会で予定していた同意人事の提示を見送った。
別の自民党関係者は「副大臣としての給与はどちらの省庁から支払われるのか。秘書や副大臣室の扱いは。松原氏が拉致問題関連の公務で出張する場合の経費の扱いはどうなのかなど、疑問だらけだ」と話している。
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