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小沢氏裁判4億円支払いの経緯判明
江川紹子 Twitter 2011年11月1日、2日 http://twitter.com/#!/amneris84
指定弁護士の石川議員への尋問は取り調べについて。水谷建設からの5000万円については否認し続けたことを強調。調書の下書きで、石川議員の字で訂正している点があること、二組の弁護団に連日接見していることを強調し、小沢氏えの報告了承を認めた記載にも任意性があると印象付ける尋問が続いた。
続)それに対して石川氏は、「私の弱さだった」「私の後援者や秘書も呼ばれ、逮捕されるかもしれない。私も再逮捕されるかもしれない、という状況だった」「自分の周りに迷惑をかけたくない、我が身かわいさの部分もあった。検事さんからここまで書いても小沢さんの起訴はないと言われた」とし、
続)「判断の甘さ、自分の弱さがあった」と述べた。さらに、検察官には話をしても受け入れてもらえなかったことを訴え、「(指定弁護士も弁護士なんだから)おわかりになるでしょう?」と理解を求めた。
新事実その1:H16年10月29日付の土地移転登記の委任状に記された「登記権者」の「小澤一郎」の署名は、石川氏が代筆したものだった。指定弁護士から書面を示された石川氏は、手にとりじっくり見た後、「私の字です」と。小沢氏の字と似ていると言われると「できるだけ上手に書こうと思った」と
この事実に、指定弁護士は意表を突かれた感じ。おそらく、移転登記を2回にわけ本登記を遅らせることを、小沢氏はこの委任状に署名した時に了承したという想定だったのだろう。
新事実2:小沢氏の4億円を預かった時の状況。小沢氏から電話があり、台車を持って、同氏が個人事務所に使っていた元赤坂タワーズの部屋へ。キオスクなどで売っているようなビニールコーティングの袋に1億円が入ったものが4つ。上には新聞紙がかけてあった。それを台車に乗せて2回に分けて車に運んだ。
これをりそな銀行衆議院支店に持って行けば、目立つし、新聞記者もいるので、いろいろ詮索されるのを避けるために陸山会の口座に数日かけて分散入金した、と。変な噂になるのと秘書としては避ける配慮をした。
新事実3:石川氏は、10/29に毎朝小沢氏の私邸であるミーティングで銀行の書類に小沢氏の署名をもらい、先の4億円を定期預金にして、それを担保に融資を受け、それを土地代金の支払いにするつもりだったが、小沢氏は前日元赤坂タワーズに泊まって不在。それで預担融資と支払いの順番が逆転した
先輩秘書の樋高氏の助言で、手続きそのものを翌年にしようとしたが、売り主側からは支払いは予定通りやって欲しいと言われ、登記のみを翌年にする合意ができたのが10/28。樋高氏からは預担融資の件も助言されており、28日にりそなに申し込みをした。りそなから書類をもらってきた。
りそなから預担融資OKの連絡が来たのは夜になってからだったので、その日は無理と思い、翌朝のミーティングの時に小沢氏の署名をもらうつもりでいたが、小沢氏は前夜元赤坂タワーズに泊まって帰宅していなかったため、朝ミーティングにいなかった。支払いは午前10時の約束。(続く)
(続)やむなく、他の陸山会の口座からりそな口座に送金したりして金を集め、とりあえず約束通り土地代金は支払った。その後、その日のうちに元赤坂タワーズに行って、小沢氏に「4億円を定期預金にし、それを担保に融資を受ける」と説明して、署名をもらった、と。(続く)
(続)土地と担保に融資を受けるより、預担融資の方が利子が安い。それも、預担融資を使う理由の1つ、と。
新事実4:石川氏は大学時代、授業にちゃんと出てなかった。左陪席裁判官は、本登記や仮登記の意味などについて、石川氏の説明があまりに素人的なのを感じてか、「あなたは商学部出身ということだが、民法の授業を受けていたのではないか」と詰問。石川氏は「授業に出ていませんでした…」と。(笑)
政治家の秘書のお仕事についての証言。「我々も気を回して(政治情勢について)いろいろ考えなきゃいけない職業」「(変な噂になることを避けるのは)そういう配慮をしていた」「秘書として(政治家からの)金の出所を詮索することがないのは、私だけでなく、他も同じだと思う」
逮捕直前にも弁護士に相談できただろう、という指定弁護士の質問に対し、「私の選挙区の支援者、東京の支援者も特捜部から呼び出しを受けておりまして、マスコミの報道も金須知、毎日、どんなに酒を飲んでも2時3時には目を覚ますような状態で、とてもちゃんと相談できる状態ではありませんでした」と
石川氏は、指定弁護士の事情聴取や証人テストに応じていない。なので、指定弁護士の尋問と小沢氏の弁護人の尋問を比べるのはフェアではない。が、石川氏の弁護人と、小沢氏の弁護人を比べるのは構わないと思う。はっきしゆって、雲泥の差というのはかなり控えめな表現。
今まで、小沢氏の4億円が陸山会に渡される具体的な場面すら、石川氏の公判では、検察側からも弁護側からも明らかにされてこなかった。こういう基本的な事柄が、ようやく小沢公判で出されつつある。という意味で、小沢公判はとても意味のある裁判になっていると思う。
優れた弁護人は、依頼者や弁護側証人にはむしろ厳しいと聞く。石川氏も、喜多村弁護士から厳しく事実を追及され、自分としっかり向き合うよう諭されたのだろう。供述態度の変化に、彼の人間としての成長を感じた。彼がそういう弁護士に頼んでいれば、その裁判も違った展開になっていたかもしれない。
裁判所も弁護人も検察側の土俵で動いていた陸山会裁判と違い、指定弁護士も弁護人も、それぞれ証拠を細かく精査し、新たな土俵を作ろうとしている小沢公判。ただ、指定弁護士側は検察側が集めた資料や調書で勝負せざるをえないところが苦しいかも。弁護側は自分たちが集めた事実を究明しようとしている
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