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世の中これ以上悪くしたくなければ ”民主も自民も” 選択しないことだ
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2011年11月02日 世相を斬る あいば達也
多くの日本人が聞くのも嫌だと忌避するのだが、日本経済がまだまだ成長すると云う妄想は捨てるのが正論だ。勿論、日本に限らず、EUも米国も成長の糊代はあるかないか程度だと諦めることだ。だからと言って、不幸になるわけではない。「不景気な話はするな!聞きたくもない!」お気持ちはお察しいたしますが、末期の癌ですのでモルヒネにてホスピスが最良の診察と心得ます。
「クソ〜この野郎、経済が成長しなかったら、どうなると思う!馬鹿も休み休み言うものだ」まぁあらためて、お気持ちはお察し申し上げます。もう役人天国のギリシャは救いようもなくなっている。財政を縮小することで生き残ろうと思えば暴動が起きる。暴動が怖くて、財政緊縮を棚上げすれば国家がデフォルトする。このギリシャ連鎖で、欧州の金融機関は危機的状況、1日は世界中が株安の連鎖、NYにも当然波及、一時290ドル安、31日の270ドル程下げている。現時点は300ドル安だから、二日で570ドル安だ。今度のG20は荒れ模様だ、カンヌじゃなくノルマンディーで開いた方がピッタリだったかも。
MFグローバル・ホールディングスと云う米国のFXが得意の金融機関の倒産の影響は軽微だと、金融危機第二波の米政府、FRBは打ち消しに必死なようだが、無理だろう。欧州金融機関の信用不安を緩和する材料は、ほとんど出尽くし、処方箋も底をついた感じだ。そろそろ、世界同時金融危機への備えに入るべき時期が来たようである。経済危機が起きようとする時、どうしても金融証券保険関係者の観測を記事化せざるを得ないのだが、彼等は金融が崩壊すれば生きていけない人種、どうしても見込みは楽観的にならざるを得ない事を忘れないようにしよう。丁度、原子力や電力に関わる連中に、今後の原発の安全とか、エネルギー政策とか、電力供給システムを議論させるのと同じことである。
そもそも、グローバル経済なんてものは、先進諸国のマーケットが満杯になった為に、“人モノ金”が“安い土地”、“安い労働力”、“未開のマーケット”に大移動した結果論に過ぎない。飽和の解消。つまりトコロテン方式経済なわけで、最後の最後はどん詰まりになることは自明だ。地球外のマーケットにモノを売りに行くわけにはいかない。まさに筆者などは「ネズミ講」を見ているような錯覚に陥る。それでも、貧困ビジネスまで手を染めるハイエナ資本主義は死に物狂いで生きようとするから、簡単に死なないのも事実。ミネラル・ウォーター1本を10円で売るビジネスまで考えるのだから畏れいる。(笑)ただ、そもそも市場の窮鼠に陥った資本主義に金融資本主義が加わった為に、人類の英知を集めても制御が不能になっていると見るのが妥当なのだろう。まるで原発事故のデジャブの観がある。多分、それでも何とかダマシ騙し、今までの方式を持続できるのではないかと思う辺りまでソックリだ。
3,4日にカンヌでG20が開かれる。時事によると
≪ 米大統領、欧州に迅速行動要請=「包括戦略」説明を−G20で 【ワシントン時事】ブレイナード米財務次官ら同国政府高官は31日、フランス南部カンヌで11月3、4の両日開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を前に会見し、債務・金融危機収拾のため欧州がまとめた「包括戦略」について、オバマ大統領が会議でより詳細な情報や導入に関する説明を求めると語った。 大統領は先に危機が米国に波及する危険に懸念を示しており、改めて迅速な行動を呼び掛ける見通しだ。 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は3日午前にフランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相とそれぞれ会談。サルコジ大統領についてはG20終了後の再会談も調整中だという。≫と云うことらしい。
オバマ米国も偉そうな事言えた義理でもあるまいに、武闘派暴力団は理屈抜きに強面のようだ。サルコジにはストロスカーン逮捕の貸しがあるので、しっかり落とし前をつけろと念を押すのだろう。金融機関の混乱は死んでも回避せよ!ユダヤ金融の怒りを抑えきれない。サルコジの命運も、この処理如何だと脅かされるに違いない。日本もフランスも同じだね、被害者同士、野田とサルコジは愚痴が言える間柄かも?ところがだ、「野田君って誰だっけ?」てな調子で、何処の国の、どの首脳が時間を割いて野田君と会ってくれるか、外務省お願いしまくっているようだ。まだ会える人は見つかっていないという。(笑)メルケル首相に脱原発の極意でも聞いてきたらどうじゃろう?
オバマが怪しげな経済指標で何とか死んだ経済を生きているように見せていると云うのに、EUはどうなっているのだ!怒る狂ってG20に乗り込むオバマを迎え撃つ、独仏首脳・メルケルとサルコジだけど、ギリシャ首相の能天気な国民投票発言で、助けるつもりのフランス金融機関の尻に火がついた。冗談じゃねえって事で、2日二人は急遽ギリシャ首脳と会談することに。仏金融のソシエテ・ジェネラルやBNPパリバの株価は異様に下がり続けている。助ける方がクタバルカモしれない事態なのだ。頼みの米国オバマも、半分EUに一銭の銭を注ぎ込む気持ちなし。否、注ぎ込む金もないし、余計なことすれば大統領選の芽が消える。中国に頼めよ、と暗に示唆したとか。米国はTPPで日本市場食べるから、EUは中国が食べろよ、と嗾けて(ケシカケテ)いるようだ。昔噂で、「米中で世界を二分して統治しようぜ」と米中の軍幹部が話し合ったと云うのを思い出した。
まぁ、3日からのG20、その事で一杯。とても野田君の相手してくれる首脳は居ないのではないだろうか。まぁ、誰かは義理で会うだろうけどね。例によって廊下立ち話かな?菅とか言う人もそうだったね。そうそう、無駄話をしていたら、見出しの話を書く時間がなくなった!申し訳ない、明日にでも話はあらためて!
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