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小沢元代表:第4回公判 石川議員、取り調べの不当性訴え
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111102k0000m040125000c.html
毎日新聞 2011年11月1日 21時58分(最終更新 11月1日 22時04分)
資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第4回公判は1日午後、東京地裁(大善文男裁判長)で同会元事務担当者の衆院議員、石川知裕被告(38)=1審有罪、控訴=の証人尋問が続いた。石川議員は、元代表の関与を認めた調書に署名した理由について「検事から小沢先生の起訴はないとの説明を受けた」と証言。その上で元代表の関与を改めて否定し、取り調べの不当性を訴えた。
尋問で大善裁判長は、石川議員が中堅ゼネコン「水谷建設」からの裏献金受領を捜査段階から否定していることに言及した後、「元代表の関与をうかがわせる(調書の)記載を認識しながら署名したのか」とただすと、議員は「はい」と返答。「裁判の証拠になるという認識はなかったのか」と重ねて聞かれると「なかった。決定的なことは検事が書いた」と述べた。
指定弁護士の大室俊三弁護士は閉廷後、議員の証言について「(捜査・公判から)変遷したとみるべきか、そうでないかを細かく精査したい」と述べた。元代表の主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は「議員の発言はこちらの主張と適合している点が多い。指定弁護士の立証は成功とはいえないのではないか」と語った。【和田武士、山本将克、山田奈緒】
◇指定弁護士側「二段構え」戦術鮮明に
元代表の公判の鍵を握る証人尋問では、指定弁護士側が石川議員の供述調書に任意性があることを強調しつつ状況証拠などからも元代表の関与を印象づけようとする「二段構え」の戦術が鮮明になった。唯一の直接証拠である「石川調書」の証拠採用が地裁に留保され、ゼネコンからの裏献金提供という背景事情の立証にも踏み込まなかった苦しい事情もうかがえる。
元秘書3人の公判で検察側は裏献金の立証に力を入れた。元秘書側は全面否定したが、判決は認定し、元代表提供の4億円を石川議員らが収支報告書に記載しなかった動機の一つに結びついた。
指定弁護士は「元代表提供の4億円に裏献金分が含まれるとの認定ではなく、動機は石川議員のものでしかない」として裏献金の立証をしないため、説得力ある「背景事情」の再構成が求められる。尋問で、関連団体の収支の報告を受けた元代表が石川議員に節約を指示したことや、起訴内容と関係ない多額の資金移動が元代表の指示で行われた逸話まで持ち出したのは、「万事が元代表の意向で動く実態があった」との背景を示す狙いがあったとみられる。
石川議員は元代表の関与を否定する一方、自身の公判と違う発言も目立った。指定弁護士側の追及不足と議員の場当たり的説明という印象が強い2日間の尋問を裁判官がどう評価するかが分岐点となる。【和田武士】
◇
小沢被告公判:調書署名「自分の弱さ」 石川議員尋問
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111101k0000e040046000c.html
毎日新聞 2011年11月1日 11時57分(最終更新 11月1日 13時04分)
資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第4回公判が1日午前、東京地裁(大善文男裁判長)で始まり、10月28日の第3回公判に引き続き、同会元事務担当者で衆院議員、石川知裕被告(38)=1審有罪、控訴=の証人尋問が行われた。検察官役の指定弁護士から、元代表の関与を認めた調書に署名した理由を尋ねられた石川議員は「自分の弱さだ」と答え、元代表の関与を改めて否定した。
指定弁護士は「事実ではない調書に署名したのか」と質問。石川議員は「支援者や秘書が(東京地検に)呼ばれ、これ以上周囲に迷惑をかけられないとの思いもあった。我が身可愛さもあったかもしれない」と述べた。その上で「検事さんから『ここまで書いても小沢さんの起訴はないから』との話もあり、サインしてしまった。判断の甘さ、自分の弱さだと思う」などと説明。「検事は推測でいろいろ作る。署名したのはどこかで折り合いをつけないといけないと思ったから」と検察を批判した。
指定弁護士は政治資金収支報告書に記載された4億円を巡る説明が変遷した点も追及。石川議員は「元代表提供の4億円を記載した」と主張しているが、逮捕前の聴取では「書き忘れた」と供述していた。その経緯を尋ねられ「検事から『元代表提供の4億円と銀行融資の4億円のどちらか』と聞かれたので『書き忘れたんじゃないか』というたぐいの話はした」と述べた。
石川議員の供述調書は指定弁護士が証拠請求したが、弁護側が反対し、地裁は採用を留保している。
公判は午後も続き、弁護側の反対尋問を中心に行われる。【和田武士、鈴木一生、島田信幸】
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