http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/535.html
Tweet |
自民党本部駐車場問題のニュースソースはだれか!
衆議院が自民党本部へ国有地を無償提供しているというニュースが11月1日、急に流れている。そして、その記事の最初は週刊朝日の記事だという。自分は鹿児島に住んでいて週刊誌の発売が1日遅れるのでまだ読んでいない。ともかく、元編集長のツィッターで次のように述べられているとのこと。 https://twitter.com/#!/kazu1961omi より、「自民党が国有地を無償使用している事実は今週発売の週刊朝日、神田知子記者の特ダネです。」とある。そして、この週刊朝日の報道を見て、各紙がニュースソースを明かさない記事を書いたというのだ。しかし、これは明らかにおかしい。
まず、週刊誌だけが報じて、大手新聞社やテレビが報道しない記事はそれこそいっぱいある。更に、自民党が駐車場用地を無料で使っていたということ自体、特にニュース価値のあるものではない。少なくとも週刊朝日が載せたから他の社も一斉に報道するような時事性のあるニュースではない。それどころか、今報道に出せば、TPPでかなり政界が揉めているのだから、自民党に対する圧力と取られかねない。ジャーナリストとしての矜持があれば、この時期に報道するのではなくて、少なくとも圧力と取られない時期まで待って報道するはず。
更におかしなことがある。週刊朝日の神田知子記者がいったいどうやってこの情報を取ったかという問題だ。普通なら自民党国会議員でも知らない問題で、知り得る立場にいるのは国有財産の管理を担当している財務省の官僚ぐらいだ。つまり、神田記者は自分で取材した訳ではなく、誰かから情報を渡されて記事にすることを指示されたはずだ。神田記者もそして、週刊朝日も、この時期に自民党本部の駐車場無料使用問題など急いで報じる必要性を感じるはずがない。だから、神田記者や週刊朝日を動かすことができる、そして、その他の大手マスコミを動かすことのできる権力者が元々のニュースソースだ。
実を言うと、自民党は多額の借金を抱えていて、その額は多分100億ぐらいは行くはずだ。多分、本丸はそちらの方で、今回の駐車場問題はジャブである可能性が高い。では、なぜ、ジャブをこうして報道させたかだが、それは現在の総裁である谷垣さんが脅しを自分一人で受けて握りつぶしてしまう可能性があるからだろう。谷垣自民党総裁は十分にTPP問題の危険性を理解されているはずだ。だからこそ、TPP交渉参加の提言を谷垣総裁個人の判断でやり、党での論議を避けた。党で論議をすれば、まだ議論している最中だから外部へ態度表明するなという圧力がかかってしまう可能性があったからだ。総裁として表立って反対と言えないから、自民党内の有志に反対の活動をやってもらうためには総裁として個人プレーで交渉参加を提言する必要があったのだ。そうすることで自民党自体への圧力をかわす意味合いもあっただろう。総裁として最も楽なのは党内論議に任せると言って自分では何もしないということだ。そうではなくて個人で谷垣総裁が動かれた意味はこういったことであったはずだ。
なぜ、自民党を脅す必要性があるのか。政権与党でもなく、当然、衆院で少数の自民党を脅す必要性が出てくるのは、今、民主党から離党覚悟でTPP反対を述べている議員がかなりいるからだ。内閣不信任案が可決されてしまえば、民主党の現在の内閣は総辞職。新たに組閣する必要がある。TPP反対で離党を実際にする方がいるかもしれないが、その前に内閣不信任案可決での騒動があるはずで、これについては以前の小沢一郎氏のグループが動いたような動きが再開される可能性は強いからだ。
つまり、狙いは自民党に内閣不信任案を出させない、または、TPP反対の民主党議員とタッグを組ませないということだ。
わざわざ週刊朝日の記者を使って一番最初に記事を書かせるというのはそれだけ自分の正体を明かしたくないという意味だ。それだけ今までに党運営で反発を受けてきたということでもあるはずだ。また、いかにも紳士ぶった顔をして普段は振舞っている奴だということだろう。
TPP推進派。民主党内で元自民党議員、財務官僚で、かつ大物と言えばあてはまる人間はあまり多くない。本当に卑怯な奴だ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<818>>
作成者 taked4700(武田信弘)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK121掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。