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産経新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000548-san-pol)より
TPP交渉、鹿野農水相 首相の方針受け入れ「和を以て貴しとなす」
産経新聞 11月1日(火)14時9分配信 鹿野道彦農水相は1日昼、民主党鹿野グループの会合であいさつし、政府・民主党がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前の意見集約を目指している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加問題について「決まったことについては、野田政権を支える与党として冷静な対応をしていこう。『和を以て貴しとなす』の精神だ」と述べた。
野田佳彦首相はAPECでTPP交渉参加を表明する方針でいることから、鹿野氏の発言は、自らも首相の方針を受け入れるとともに、民主党の議員は首相の方針に従うべきだとの考えを示したとみられる。
一方で「TPPの問題は自分もかかわりがあるが、冷静に時間をかけて対応しよう」とも述べた。
会合では前田武志国土交通相も同様の発言をしたという。
以下は、しのはら孝blog(http://www.shinohara21.com/blog/)より
過熱するTPP交渉参加の是非の議論 11.10.28
まずは、ブログ・メルマガの更新が大変遅れている事をお詫びしたいと思う。
今回は手短ではあるが、読者の皆様に私が現在取り組んでいることについてお話をしておきたい。
新聞やテレビ等で既にご承知のことかと思われるが、9月2日に誕生した野田佳彦総理が、11月にオバマ大統領の生誕の地のハワイで行われるAPEC首脳会談で、TPP交渉への参加を表明する意向であると報じられた。
(TPPの再来)
「TPP交渉への参加」、菅直人前総理が昨年10月1日に行った所信表明演説に、突然この一国の運命を左右しかねない言葉が織り交ぜられ、大きな騒動となった。当時閣内にいた私は、この最大の失点を修復することに全力を尽くし、結果、結論は先送りされた。かつ、3月11日の東日本大震災で東北は大被害を受けており、政治は外(外交)よりも内(内政)に全力を尽くすことが何よりも優先されるべきで、野田総理が拙速な結論を出す事は、当面ないだろうと考えていた。ところが、その案件が、突然再来したことに愕然とさせられた。
(国会を二分するTPP交渉参加の是非)
現在、TPPに「交渉に参加する」のか、「交渉への参加を慎重に見極める」のかという議論で、国内の関係団体はもちろん、与党民主党内もまさに二分している。下記の鉢呂PTでは圧倒的に反対の意見が強い。日本という国家の行く末を決める重要な決定が、11月初旬までという期限が刻一刻とせまる中、交渉へ参加するなら離党も辞さないという重大な決意をする議員が出てくるほど両派の議論は過熱しつつある。当然ながら、民主党内だけでなく、野党でも様々な意見が飛び交っており、どの党でも慎重派が優勢であると聞いている。
(反対派の会議と取りまとめ会議の両方に出席)
私は、TPP交渉への参加は慎重であるべき、更に言うなら、TPPには絶対に参加すべきではないと考えている。農林水産副大臣を辞した後ただちに「TPPを慎重に考える会」(山田正彦会長)副会長に就任し活動している。交渉参加は慎重であるべきとの趣旨への賛同署名を集め、現在201名(他党を含めると220名)の署名を集めることが出来た。閣内や党内役員などの役がついている100名程度を除く300人のうち、2/3近くの党内議員の賛同を得ている。
またもう一方で、TPP推進派ばかりで役員会が構成されていた党内「経済連携プロジェクトチーム」(鉢呂吉雄座長)に後から急遽幹事として名を連ねることで、一方的な議論の進行を防ぐ事に尽力している。しかし依然、推進派がひな壇(会議の座席の会長、事務局長等取り仕切りをする者が座る席)を占めることには変わりなく、初めに結論ありきで座長一任、交渉参加が決定などという、反民主的な採決が決して行われることがないよう全ての会合に1番前に陣取り眼を光らせている。
(以下省略)
投稿者: しのはら孝 日時: 2011年10月28日 18:25 | パーマリンク
代表選ちょっといい話 11.9.29
代表選ちょっといい話 その2
鹿野さんの上着のシグナル
連日開催された鹿野選対会議も、8月28日夜最終段階を迎えていた。私の票読みによると53票だった。従ってとても当初に目標した2位は無理で、決戦投票では1位か2位のどちらかに投票しなければならないというのが見えてきた。
<自主投票から鹿野さん一任へ>
そこで議論が始まった。正直な者が、自主投票とポロリと漏らした。もっと正直に「どうも野田Gや前原Gのチャラチャラした人たちは嫌いだ」と言う人がいた。ずっと楽しくやってきた選挙戦の中で、ちょっと気が滅入る場面だった。私は我慢できず発言した。
「親小沢、反小沢の内輪揉めばかりじゃよくないから、鹿野さんを代表にして党内融和を、と主張してきたのだから、その我々が、あっちが嫌だこっちが嫌だと言っても始まらない。この際、一致団結して投票することにして、鹿野さんに任せましょう」
<TV時代に合った上着を脱ぐ合図>
異論は無かった。静かな私の一言が、野田政権誕生への重要な一石となったのだ。
その後、どうやって鹿野さんの決断を皆に知らせるかについて議論となり、誰が言い出したか、「上着を着たままなら1位に、脱いだら2位に」ということで決まった。
こうしてTVで何度も流された、上着を脱いだ鹿野さんが出来上がったのだ。翌日の小学校6年生の国会見学では、野田首相は皆が知っていたが、鹿野さんは知らなかった。しかし「あの上着を脱いだ人か」と気付いてくれた小学生も現れた。
<久方振りの下位連合の勝利>
第一回目の投票が、海江田143、野田102、前原74、鹿野52、馬淵24だったが、2回目の決戦投票は、野田212、海江田177、無効3となった。数合わせをしてみると、野田・前原連合、馬淵を加えてもまだ16たらない。明らかに鹿野さんの上着脱ぎで、約40以上が野田に流れたことは間違いない。全く知らなかったが、党首選で下位連合が逆転勝利を収めたのは、55年振りだという。
もし、着たままだったら海江田215、野田174となったというのが私の計算である。また、鹿野グループはもともと小沢グループの人たちが大半であり、自主投票なら海江田と書く人が多く、やはり野田政権は誕生しなかったことになる。
<感謝の念のない野田陣営>
判断基準は、鹿野さんがマスコミの前でいみじくも述べたとおり、党内融和である。それには鹿野さんが一番だったが、2番目は野田さんであろう。
海江田陣営は、この厳然たる事実を認識し、鹿野さんにしてやられたと思っているが、どうも野田陣営はユーモア演説による1回目102票の勢いで勝利したと思い込んでおり、あまり感謝の念がないようである。
投稿者: しのはら孝 日時: 2011年09月29日 14:19 | パーマリンク
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