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【TPP問題】首相、参加に意欲「国益を追求するのは当然だ」 党内どう収拾 仙谷氏VS山田氏の代理戦争も 余裕見せる輿石氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111101/plc11110100320003-n1.htm
2011.11.1 00:28 産経新聞
野田佳彦首相は31日の衆院本会議で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「交渉の中で国益を最大限追求するのは当然だ。国益に合致するよう全力を尽くして交渉に臨むべきだ」と述べ、交渉参加に強い意欲を表明した。ところが民主党では慎重派のリーダーである山田正彦元農水相と仙谷由人政調会長代行の“代理戦争”まで勃発。タイムリミットの11月4日までに党の結論を出せるのか。最高実力者・輿石東幹事長の真価が問われる。(酒井充)
「仙谷氏の発言は承服しがたい。夜も眠れない人もいる。こんな人が政調会長代行をやって公平な議論などできないじゃないか!」
山田氏は10月31日、記者会見で怒りをあらわにし、仙谷氏の解任を求めた。
仙谷氏の発言は29日に飛び出した。「信念なのか、宗教的関心なのか知らないが、党内合意を形成させないよう動くようでは政党の形をなしていない」と慎重派を罵倒したのだ。
山田氏らが怒るのももっともだが、仙谷氏は逆ギレし、周囲にぶちまけた。
「何が間違っているというんだ!」
党執行部も仙谷氏の肩を持つ。ある政調幹部は「仙谷氏は正論を言っただけ。あれで辞めるのならクビがいくつあっても足りない」と慎重派の強硬姿勢にあきれ顔で語った。
党執行部が強気なのは、慎重派が必ずしも一枚岩ではないことも大きい。反主流派の頭目である小沢一郎元代表が「TPPは原則賛成だ」(10月20日、自由報道協会)と語り、動く気配がないこともあり、処分覚悟で反対に動くのはごくわずか。山田氏も慎重派内の強硬派と穏健派の板挟みになり苦しんでいるとの見方もある。
とはいえ、31日夕に開かれた17回目のTPP問題の党プロジェクトチーム(鉢呂吉雄座長)総会はまたも紛糾した。過去最高の80人以上の議員が出席、3時間にわたり堂々巡りの議論が続いた。慎重派幹部は「11月4日の意見集約は絶対認めない」と実力阻止を息巻いた。
もはや慎重派を抑え込み4日に意見集約する実力の持ち主は輿石氏のみとなった。「カネとポストと公認権」を差配し、衆参の党所属議員の生殺与奪の権を握る輿石氏はどう動こうとしているのか。その動向を所属議員は固唾をのんで見守っている。
「サポートなどは特に考えていません。議論しているので結果を待ちたい。まあ、山田さんにも私が直接聞いてみますよ…」
輿石氏は31日の記者会見でTPP議論に介入するかどうかを問われ、余裕たっぷりにこう答えた。だが、腹の内は違う。この直前の党役員会では、山田氏への不快感を隠さなかった。
「離党をちらつかせるなんて。与党なんだから野党に利する発言なんかするなよ!」
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