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株式日記と経済展望
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税理士制度自体が世界的にはそれほどポピュラーな制度ではないため、
税理士制度そのものがTPPによって破壊される可能性があることですね。
2011年10月31日 月曜日
◆ TPP参加で日本の税理士制度はなくなります。 2011年1月26日 税理士もりりのひとりごと
http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-816.html
まあTPPの話は勢い農業分野に話が集中しちゃうんですが、前にブログに書きましたように、税理士だって影響はあるんですよ、当然。よくわかっておられない税理士も多いみたいですけど、このTPPというのは物と人の移動を障害なく行おうという趣旨の共同体ですから、当然加盟国同士では関税を撤廃するだけでなく、様々な資格保有者の相互参入も可能にするものなんですね。
ですからアメリカや韓国の医師免許保有者は日本でも自由に医療ができるようにする。外国の弁護士資格保有者は日本で弁護士活動ができるようにする。当然海外の会計士は日本で日本の会計士と同じ活動できるようになるわけです。
ここで問題になってくるのが税理士法改正ですよね。今の流れとしては税理士法を改正することで、今までフリーパスで与えていた公認会計士への税理士資格付与を見直そうとしているわけです。つまり会計士も税理士試験の税務科目の合格を税理士資格付与の条件にしようとしているわけです。
まあ日本の税理士法をそのように改正してしまえば、例え海外から会計士資格保有者が山のように日本国内に流入してきても税理士業務を行う人数が急に増えるということは防止できるかも知れません。しかし税理士にとって恐ろしいのは、税理士制度自体が世界的にはそれほどポピュラーな制度ではないため、税理士制度そのものがTPPによって破壊される可能性があることですね。
どういうことかといえば、例えば諸外国で税務申告の代理や相談を行う職業として公認会計士がスタンダードであるのであれば、当然日本のTPP参加と同時に諸外国の公認会計士資格保有者からは「日本国内でも公認会計士が自由に税務業務を行えるようにすべきだ!」という圧力がかかるはずなのです。
ちょっと前に日本の公認会計士協会などから同じような圧力がかかって、それをかわすために税理士業界はこれから税理士法を見直そうとしているわけですが、TPPがらみで日本の税理士制度にかかってくる圧力というのは日本の会計協会からの圧力の比ではありませんよ、きっと。
かかってくるプレッシャーのレベルが全然違うはずです。だって世界的に資格制度を見直して可能な限り自由にTPP参加国域内で資格業務が行えるようにするのがTPP制度の目的だからです。
日本の税理士法と税理士制度を楯にして海外の会計士資格保有者からの日本における税務業務開放圧力をかわすことは正直いって相当困難だと思いますね。だって海外には税理士制度そのものがないわけですから、日本の税理士制度を海外の会計士に理解しろ、という方が難しいわけです。逆にそれが海外の会計士資格保有者に対する「非関税障壁」と捉えられかねないのです。
普通に考えれば、海外で一般的な制度に日本の制度を見直すべきなのであって、それは農業の関税撤廃で一部の農家が不利益を被ることと同じ事なのです。TPPに反対している農家を批判するのであれば、実は私たち税理士もそれなりの覚悟を持ってTPP参加を甘受する必要があるのです。
だからですね、まあいまさら私の持論を展開するのもなんですけれども、やっぱり会計士と税理士は資格統合すべきなんですよ。TPP云々の話が出てきている今の時期において税理士法を改正して会計士や弁護士に試験合格を税理士資格付与のために条件付けるなんて、ちょっとナンセンスな気がしますよね。(後略)
(私のコメント)
連日TPPについて書いているのですが、ようやくテレビなどでもTPPのデメリットなども報道されるようになりました。今朝の「とくダネ」にしてもTPP推進論者のエコノミストも、」反対論者が言っていること自体は正しいと認めている。しかし加盟交渉に参加して日本に有利にしていけばいいと言うのが推進論者の根拠になって来ている。
しかし日本の政治家がアメリカの大統領にNOと言えるのだろうか? NOと言ったら最後、鳩山総理にのように脱税が暴かれて失脚させられるだろう。アメリカは裏に回ればありとあらゆる汚いことを仕掛けてくる。だから交渉のテーブルに付くこと事態がリスクであり、日本の国益に則った主張が出来るはずもない。60年代のアメリカならゆとりがあったから日本との繊維交渉も粘れましたが、最近のアメリカにはそのようなゆとりはない。
スーパー301と言った無理難題を押し付けてきたように、アメリカの善意をあてにすることは危険だ。最近のアメリカのやり方は「ダメもと」で言って来るから、沖縄の米軍基地問題でもアメリカの妥協点が見えてこない。グアムへの移転費用も「ダメもと」で言ってきた事を日本は飲んでしまった。外国の軍隊の移転費用を払うバカがどこにいるのだろう。
TPPの交渉も同じであり「ダメもと」で吹っかけてくることに対して、日本の政治家や官僚にNOと言えるのだろうか? 冷戦時代ならNOと言えたかもしれませんが、単独覇権主義のアメリカは自国の繁栄しか考えない。米韓FTAを見れば分かるように理不尽な要求をゴリ押ししてくることは分かりきっている。韓国が突っぱねれば北朝鮮を刺激して砲撃や哨戒艦を沈没させれば、韓国はイチコロだ。
どうせなら日本に対しても北朝鮮のミサイルを日本のどこかに撃ち込むなり、海上自衛隊の護衛艦を撃沈させれば日本国民の国防意識は目が覚めて変わるかと思うのですが、拉致問題に対する日本国民の怒り方を見ても日本国防意識は一気に変わるだろう。その勢いで核武装されたら困るのは、北朝鮮はもとより中国やアメリカも困るだろう。
TPPはアメリカの陰謀であり、マスコミはもっぱら農業ばかりを問題にしていますが、アメリカの狙いは日本の非関税障壁の撤廃であり、税理士の問題一つとってもTPPが批准されれば、アメリカは様々な問題について非関税障壁だとクレームを付けて来るだろう。「税理士もりりのひとりごと」でも主張しているように税理士制度もアメリカからクレームが付いて税理士制度は廃止される可能性がある。さらに会計文書も英語でも認めろと言って来るだろう。
だから日本の税務署や国税庁も公用語が英語になり、アメリカ系の会計事務所に対応させられるような事になるのではないだろうか? 税理士もそうなれば失業することになりますが、会計士や税理士たちがTPPに反対している様子は見えない。会計制度などもアメリカ方式になり大幅な税法や会計法が改正されるだろう。TPPは国家主権をアメリカに預ける制度であり、日本の政治家はアメリカに対してはNOと言うことは考えられない。
日本の政治家に出来ることはせいぜい問題の先送りであり、普天間問題も14年も引き伸ばしている。国民感情からいえば日本国内に外国の軍事基地があること事態が異常なのですが、首都東京の傍にも横須賀から厚木にかけての巨大な米軍基地が並んでいるのは日本政府に対する見張り役なのだ。これがある限り日本の政治家はアメリカにNOと言うことは許されない。TPPは日本支配のための総仕上げなのだ。
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