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TPPと小沢一郎氏
10月28日の陸山会裁判の日、小沢一郎氏から裁判所へ国会で野田首相の所信表明演説があるので裁判を中座したいというような趣旨の申し出があり、裁判は当然のことながら国会開会の時間休廷になった。
なぜ、自らの裁判を中断してまで野田首相の所信表明演説を聞く必要があったか。それはTPPの動きが風雲急を告げていたからだ。
小沢一郎氏のホームページにあるツィッターの10月21日の分に次のような記述がある。(http://twitter.com/#!/ozawa_jimusho)
今日、一部紙面等で『TPPについて「小沢氏前向き」』と報じられておりますが、それは誤りです。 今の拙速な進め方では、国内産業は守れません。
以上引用終わり。
そもそも、本来なら小沢一郎氏は今総理大臣の椅子に座っているはずだった。それを引きずり下ろしたのは自ら失脚を演出した鳩山由紀夫だ。親の代からの売国政治家鳩山由紀夫はTPP交渉参加について、全く何も表立っては言っていない。彼の発言「あまり、アメリカや財務省、外務省の言いなりにならないようにしなければいけない」はTPPのことについて何も述べてはいない。
更に、小沢氏へ1億円裏金を支払ったとされる水谷建設は三重県桑名市に本社を置く総合建設会社であり、そこは岡田克也の選挙区だ。
そして、前原誠司の裏に隠れてあまり目立たないがTPPを最も強力に推し進めているのがこの岡田克也だ。そのことは民主党内のプロジェクトチームの顧問の地位に岡田克也がついていてしかもそのブログで次のように書いていることからよくわかる。「私は顧問という立場であり、TPPそのものへの賛否について、今は言及しない。ただ、一般論でいえば、『国を開く』ということは、日本の未来にとって極めて重要なことだ。私はこのコラムでも何度か『アジアの豊かさを日本の豊かさに』と訴えてきた。これは日本の基本戦略にすべきだと考えている。」とか「日本は現在、ASEAN(東南アジア諸国連合)や日中韓FTAなどの地域経済連携の検討を進めているが、これにTPPも加えることを検討してみてはどうだろうか。」、「ともかく、党内では現在、TPP交渉に参加すべきか否かについて、連日議論している。ただ、「交渉にすら参加すべきではない」という意見には、あまり説得力のある理由がないように思う。」 特に問題なのは最後に引用した部分で、何が「あまり説得力のある理由がない」と判断する理由か全く述べずにただ単にラベル貼りをしている点だ。
これが一国の首相候補と言われた人物の書く文章かと思うと情けない。
小沢一郎氏の暗黒裁判は、鳩山由紀夫、岡田克也、前原誠司といった売国政治家がTPPを妥結に持ち込むために仕組んものだ。小沢一郎氏は農家への戸別所得補償制度によって日本の農業を保護し、食料自給率の向上を目指されていたはずだ。そもそも中山間地の多い日本で大規模化は限界がある。農地の基本条件が違いすぎるのだから、アメリカやオーストラリの農家と自由競争などしたら勝負になりはしない。更に、アメリカもオーストラリアもかなりの農家への補助金を政府が出している。
TPP交渉参加はやってはならない。そして、小沢一郎氏の裁判のその暗黒さをもっと一般市民へ伝えるべきだ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<813>>
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