http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/394.html
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http://www.asahi.com/national/update/1028/TKY201110280142.html
関西電力は28日、停止している大飯(おおい)原子力発電所3号機(福井県)について実施したストレステスト(耐性評価)の報告書を、全国の原発で初めて国に提出した。ストレステストは原発の安全性の余裕を調べるのが目的で、東京電力の福島第一原発事故の影響で止まっている原発の再稼働の条件になる。評価には数カ月かかる見通しだ。
ストレステストは、福島第一原発事故を受けて欧州連合が始めたものを参考に、今回初めて行われる。原発の安全性が地震や津波に対してどれだけ余裕を持っているかを、コンピューターの計算などで調べる。停電に備えて電源車を用意するなど、事故後に各社が取った追加の緊急安全対策によって、余裕度がどの程度増えたかも調べる。
関電の報告書によると、大飯原発3号機の場合、想定する地震の強さ(700ガル、ガルは加速度)の1.8倍まで、津波の想定高さ(2.85メートル)の4倍まで、核燃料が壊れず耐えられるという。緊急安全対策前の余裕度は地震が1.75倍、津波が1.6倍だった。
(引用終わり)
再稼動に町長が理解を示す大飯原発で耐性テストの結果が発表されて、こちらの新聞は問題をクリアーしたように書き立てている。
その耐性テストのずさんさを、震度について説明します。
耐性テストでは
>想定する地震の強さ(700ガル、ガルは加速度)の1.8倍までは耐えられるとされ、こちらの新聞では余裕が見られると書いてあります。
つまりは、700×1.8=1260ガルまでは耐えられるという事です。
ところが最近の大きな地震で発生したガルを挙げて見ましょう。
2011年 東日本大震災で震度7だった宮城県栗原市で、瞬間的な揺れの強さを表す最大加速度が2933ガルが観測された。
2004年10月の新潟県中越地震で2515・4ガル、03年7月に宮城県で発生し、最大震度6強を観測した地震で2037・1ガルを観測している。
2003年岩手・宮城内陸地震で揺れの強さを示す加速度が最大1816・5ガルだったと発表した。
1995年 阪神淡路大震災では、気象庁の発表では神戸海洋気象台の818ガルが最高とされているが、当時は震度観測網が粗く、震度7を記録した箇所では1800ガル相当が出ていたと想定されている。
震度測定網が整備されてきたのは、ここ10年あまりであると言うことを考えれば、1500ガルを超える地震は相当起きていることになる。
大飯原発の耐性テストで、1260ガルに耐えられるので安全と言う話が全く出鱈目であるという事が判る。
ヨーロッパーでの耐性テストの項目にテロ攻撃と言うのがあるが、原子炉建屋が1発のミサイルにも耐えられないことは福島の水素爆発を見れば明らかである。
この様なものを、耐性テストと称し、書類だけを作成して国民を欺こうとする電力業界、原子力行政、政府は福島事故の現実を何とも思っていない証拠である。
奴等にとっては我が身の保全が出来れば国土がどのようになっても構わないのであろう。
さらに、プレハブメーカーが自社製品の開発の過程で施した耐震実験の結果を紹介します。
(セキスイハイムの耐震実験)
パルフェでの実験の結果、1800ガルという阪神・淡路大震災の2倍強の地震さえも建物はほとんど変形せず、外壁と構造体ががっちりと受け止めていることが判明、デジオでもほぼ同様の傾向が確認されました。
ユニット自体の柔軟性で地震を吸収する性質はまだ温存されており、1800ガルをさらに超える超巨大地震でも、ユニットが変形することで衝撃を吸収し、倒壊を防ぐことができます。
通常の地震であればダメージもほとんどありません。
我が国の原発は住宅プレハブメーカーにも劣る基準で建てられているという事です。
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