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関西地域限定放送のバラエティー番組に出演した石川知裕は、小沢一郎の土地取引にかかわって、以下のように語っていた。司会は、やしきたかじんである。
司会「4億円、キャッシュで運んだのですか?」
石川「ええ」
司会「どこから、誰といっしょに?」
石川「小沢さんの自宅からひとりで運びました」
司会「ええっ…、ひとりで! (しばし絶句) 重かったですか?」
石川「重かったです、手が痺れそうになりました」
4億円は大金である。約50キロ、2億円入り手提げ鞄ふたつを両手にぶら下げて、ひとりで運んだそうだ、石川も大変だっただろう。しかし、4億円のキャッシュを勘定するのは、もっと大変だったに違いない。1億円のキャッシュを銀行に持っていって送金とか預金したら、1時間はかかる。銀行のマニュアルでは、まず自動札勘機でカウントして、手作業で2回数えるのだ。小沢の用意した4億円なら4時間? いや、まるまる2日は必要だろう。なぜなら、小沢サイドの説明では、土地購入の原資・4億円が、砂防会館の旧田中派事務所からネコババしたものではなく、水谷建設をはじめとするゼネコンからの賄賂でもない証拠として、キャッシュ・4億円のおおかたがC号券一万円札であったことをあげているからだ。現在、市中に出回っていないC号券の勘定は相当な時間がかかる。事前に通告しておいても、1千万円数えるのに最低1時間はかかるだろう。4億円だと40時間だ。小沢サイドの説明はディテールを想像すると不自然な話ばかりなのだ。
小沢は、原資・4億円を「私のお金です」と記者会見で明言し、別のところで、大部分は父親の遺産だと述べている。小沢の話を総合すると、40年近く、自宅金庫に眠らせていたキャッシュで土地購入し、陸山会に寄付したということだ。政治資金規制法に基づく記載漏れは単純なミスに過ぎず、訂正したら済むだけだと主張する。
裁判での黒白の決着は、厳密な法律論や法廷戦術の巧拙が絡む話なので専門家でも予測しがたい。しかし、小沢のやっていること言っていることは、普通人の常識からは、ひどく隔絶した話ばかりなのだ。それでも小沢を信じることにしよう。すると、別の疑問が生まれる。
法律に基づく、国会議員の資産公開、小沢の直近公開額は1億9304万円である。そして、この制度が始まって以来、小沢の公開額はすべて2億円未満なのだ。(要公開資産は不動産や有価証券も含まれる。小沢の場合、岩手県地元放送局の株式だけで時価数億とも指摘されており、以前から少なすぎると批判されていた)
4億円が「私のお金です」というのなら、過去の資産公開はすべてウソだったことになる。金庫に保管していた4億円の存在を長いあいだ忘れていたとでも弁明するのだろうか。
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