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なぜ全中が公表したTPP反対議員の中に小沢一郎の名前がないのか
http://www.amakiblog.com/archives/2011/10/27/#002067
2011年10月27日 天木直人のブログ
全国農業協同組合中央会(JA全中)が10月25日に発表した
いわゆる「TPP反対請願賛同議員」リストというものがある。
なぜこの中に小沢一郎の名前がないのか。
TPP問題はいまや国民を二分する一大政治問題だ。
TPPに賛成するか反対するかは、対米従属に走って国民生活を
米国に売り渡すのか、対米自立を掲げて国益を優先するか、その
リトマス紙である。
なぜ小沢一郎は先頭に立って野田政権の対米従属に待ったを
かけようとしないのか。
ここで小沢一郎の姿が見えなければ致命的になる・・・
◇
★「天木直人氏の視点ー(2011/10/27)」★
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/62871073.html
2011/10/27(木) 午前 11:31 本音言いまっせー!
JA全中が発表した
TPP反対請願賛同議員リストの読み方
全国農業協同組合中央会(JA全中)が10月25日に発表した
いわゆる「TPP反対請願賛同議員」リストというものがある。
インターネット情報を引用してそのリストをこのメルマガの末尾に
添付しておいたので参考にしていただきたい。
色々な事が見えてくる。その事について書いてみる。
いまや国論を二分するような問題となったTPPだ。どの議員が
TPPに反対しているかを国民に知らせることは重要である。
しかも全中はこれを公開した。だれでも手に入るリストだ。
それにもかかわらず大手メディアは今日まで一切これを報じない。
私が見たところではわずか10月26日の読売新聞だけがTPPに
反対する民主党議員だけを抜粋して掲載しただけだ。
なぜか。
それはこのリストがあくまでも全中のアンケートに応じてTPP
反対の意思表示をした議員リストであるからだ。
いわば全中の私的な反TPP宣伝リストであり、それを掲載する
ことはTPP推進の大手メディアの立場に反するからだ。
しかしもう一つの理由があると私は思っている。
このリストは言わば国会議員一人一人にとっての踏み絵である。
それをメディアは国民に広く周知させたくないのだ。
いうまでもなくTPPに賛成か反対かの本当の判断基準は、決して
経済的利害・得失や開国か鎖国かといった事ではない。
メディアはそればかり論じているがそれは建前だ。
本当は、弱者を切り捨て対米従属に走るのか、米国の要求に屈する
ことなく国民生活を優先させるのか、と言うところに本当の判断基準
がある。
それは、裏返して言えばTPPに反対すれば米国に睨まれるという
事である。
そう思って全中のリストを眺めると興味深いことがわかる。
このリストに名を連ねている議員の中には、いわゆる「政権を担う
将来性のある大物議員」は一人もいない。
名が知れていない政治家、護憲政党の政治家、賞味期限の切れたかつ
ての大物議員、反米を売り物にして開き直っているような議員や一匹狼
の議員。これらの総集合だ。
逆に言えば、親米保守の立場を明らかにして将来を狙う議員は一人
もTPPに反対の名乗りをあげない。
そこで私が気になるのが小沢一郎である。
彼こそ反TPPの態度を鮮明にし、TPP反対議員の先頭に立って
いまこそ国民運動を起こすべき政治家ではないのか。
何を沈黙しているのか。なぜ姿が見えないのか。
彼はTPPに賛成なのか。覚悟がないのか。
私は小沢一郎の起訴・裁判については断然小沢一郎に味方する。
しかし小沢一郎の政策や政治的器量、覚悟については、いつまで
たっても確信が持てないままだ。
果たして小沢は国民のための政治家なのか。米国を恐れず信念を貫く
覚悟のある政治家なのか。
今度のTPP問題をめぐる彼の沈黙を見て、私の彼に対する評価は
限りなく失せつつある。
参考
全国農業協同組合中央会(JA全中)が25日公表した環太平洋
パートナーシップ協定(TPP)反対請願の賛同議員は次の通り。
▽衆院 総数480人のうち
<民主党>相原史乃、赤松広隆、石井章、石関貴史、石田三示、
石津政雄、石原洋三郎、石森久嗣、石山敬貴、今井雅人、内山晃、
大泉博子、逢坂誠二、太田和美、大谷啓、岡島一正、岡本英子、
奥野総一郎、梶原康弘、勝又恒一郎、加藤学、金子健一、川島智太郎、
川内博史、川口博、川口浩、川村秀三郎、木内孝胤、菊池長右エ門、
京野公子、工藤仁美、熊谷貞俊、黒岩宇洋、黒田雄、桑原功、
小泉俊明、古賀敬章、小林興起、小林正枝、小山展弘、斎藤恭紀、
坂口岳洋、阪口直人、佐々木隆博、階猛、篠原孝、杉本和巳、
瑞慶覧長敏、首藤信彦、空本誠喜、高野守、高橋英行、高松和夫、
橘秀徳、田中美絵子、田名部匡代、玉置公良、玉城デニー、
玉木雄一郎、中後淳、道休誠一郎、中井洽、永江孝子、中川治、
中島政希、中津川博郷、中野渡詔子、仁木博文、野田国義、萩原仁、
橋本清仁、橋本勉、畑浩治、樋口俊一、福嶋健一郎、福島伸享、
福田衣里子、松野頼久、水野智彦、三宅雪子、宮崎岳志、宮島大典、
三輪信昭、村上史好、矢崎公二、谷田川元、柳田和己、山岡達丸、
山崎摩耶、山田正彦、山田良司、横山北斗、鷲尾英一郎、和嶋未希、
渡辺浩一郎、渡部恒三、渡辺義彦
<自民党>逢沢一郎、赤沢亮正、秋葉賢也、阿部俊子、石田真敏、
伊東良孝、稲田朋美、井上信治、今津寛、今村雅弘、岩屋毅、
江渡聡徳、江藤拓、遠藤利明、大島理森、大野功統、小里泰弘、
小野寺五典、小渕優子、梶山弘志、加藤勝信、加藤紘一、金子一義、
金子恭之、金田勝年、河井克行、川崎二郎、河村建夫、北村茂男、
北村誠吾、木村太郎、高村正彦、古賀誠、後藤田正純、斎藤健、
坂本哲志、佐田玄一郎、佐藤勉、塩崎恭久、柴山昌彦、新藤義孝、
菅原一秀、高市早苗、高木毅、竹下亘、武田良太、武部勤、竹本直一、
橘慶一郎、田中和徳、棚橋泰文、谷公一、谷川弥一、谷畑孝、
田野瀬良太郎、田村憲久、徳田毅、永岡桂子、長島忠美、長勢甚遠、
中谷元、二階俊博、西野陽、丹羽秀樹、額賀福志郎、野田聖子、
野田毅、馳浩、浜田靖一、林幹雄、平井卓也、福井照、古川禎久、
古屋圭司、細田博之、保利耕輔、町村信孝、松野博一、松本純、
三ツ矢憲生、宮腰光寛、村上誠一郎、村田吉隆、望月義夫、森英介、
森喜朗、森山裕、山口俊一、山本公一、山本幸三、山本拓、山本有二、
吉野正芳
<公明党>石井啓一、石田祝稔、稲津久、井上義久、漆原良夫、
江田康幸、遠藤乙彦、大口善徳、斉藤鉄夫、佐藤茂樹、高木美智代、
高木陽介、遠山清彦、東順治、古屋範子
<共産党>赤嶺政賢、笠井亮、穀田恵二、佐々木憲昭、志位和夫、
塩川鉄也、高橋千鶴子、宮本岳志、吉井英勝
<社民党>阿部知子、重野安正、照屋寛徳、中島隆利、服部良一、
吉泉秀男
<国民新党>亀井静香、下地幹郎
<たちあがれ日本>園田博之、平沼赳夫
<新党日本>田中康夫
<新党大地>浅野貴博
<無所属>石川知裕、小泉龍司、中村喜四郎、鳩山邦夫、松木謙公、
横粂勝仁
▽参院総数242名のうち
<民主党>植松恵美子、大河原雅子、大久保潔重、小川敏夫、
川上義博、川崎稔、小西洋之、小見山幸治、今野東、佐藤公治、
高橋千秋、武内則男、田城郁、谷岡郁子、徳永エリ、友近聡朗、
外山斎、平山幸司、舟山康江、増子輝彦、松浦大悟、水戸将史、
米長晴信
<自民党>愛知治郎、青木一彦、赤石清美、有村治子、石井準一、
石井浩郎、石井みどり、礒崎陽輔、磯崎仁彦、猪口邦子、岩井茂樹、
岩城光英、上野通子、宇都隆史、衛藤晟一、大家敏志、岡田直樹、
岡田広、加治屋義人、片山さつき、金子原二郎、岸宏一、岸信夫、
熊谷大、小泉昭男、鴻池祥肇、小坂憲次、佐藤信秋、佐藤正久、
佐藤ゆかり、島尻安伊子、末松信介、鈴木政二、関口昌一、世耕弘成、
高階恵美子、伊達忠一、谷川秀善、塚田一郎、鶴保庸介、中西祐介、
中原八一、西田昌司、二之湯智、野上浩太郎、野村哲郎、橋本聖子、
長谷川岳、林芳正、福岡資麿、藤井基之、藤川政人、古川俊治、
牧野京夫、松下新平、松村祥史、松村龍二、松山政司、水落敏栄、
溝手顕正、宮沢洋一、森雅子、山崎力、山崎正昭、山谷えり子、
山田俊男、山本一太、山本順三、吉田博美、義家弘介、若林健太、
脇雅史、渡辺猛之
<公明党>秋野公造、加藤修一、木庭健太郎、白浜一良、
竹谷とし子、谷合正明、西田実仁、山本博司、横山信一、渡辺孝男
<共産党>市田忠義、井上哲士、大門実紀史、紙智子、田村智子、
山下芳生
<社民党>福島瑞穂、又市征治、山内徳信、吉田忠智
<国民新党>亀井亜紀子、森田高
<たちあがれ日本>片山虎之助、藤井孝男
<新党改革>荒井広幸
<無所属>糸数慶子、大江康弘、長谷川大紋
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