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大マスコミは「小沢たたき」をやり過ぎたと分かっている [[緊急インタビュー]カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は小沢裁判をどう見ているのか]
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2011/10/26 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
09年の政権交代直後に大手新聞の編集者と酒席を共にした時のことです。彼らは私に「明治維新の後、日本が生まれ変わったように、民主党政権でも再び日本は変わっていけると思うか」と聞いてきました。私は「できるかできないかは、あなたたちにかかっています」と言ってやりました。まったく自分たちのやっていることを理解していない。マスコミがどれほどの力があるかよく分かっていないのです。
昨年、小沢氏が不起訴処分になった時、新聞は1面から大きな記事を書き大騒ぎしました。これは司法とマスコミの騒ぎ過ぎで、日本社会のバランスのなさが如実に表れた好例です。
ただ最近、日本のマスコミの小沢氏への論調が少しずつ変化しています。朝日新聞でさえも変化の兆しが見えます。つまり、小沢たたきをし過ぎたという反省にも似た態度が見られるのです。朝日の編集者と話をすると、自分たちの自己矛盾(二面性)を認めてもいます。週刊誌の論調にも変化が見られます。
◆官僚を使いこなせる政治家
政治力という点を考えると、田中角栄は天才でしたね。角栄がすごかったのは、官僚をうまく使いこなしたことです。小沢氏はこの点を角栄から学んだはずです。ですから、小沢氏は官僚からコントロールされずに、官僚を使っていける政治家だろうと思うのです。角栄・小沢両氏に共通するのは、政治家としての自信にあふれている点です。一方、菅・野田両首相はすぐに官僚にコントロールされてしまう。そこが違うところです。
政治家小沢一郎への関心は、自民党政権を終わらせ、民主党政権を樹立し、55年体制を崩した点にあります。
少なくとも、彼が政治潮流のハンドルを切った。当時多くの日本人と話をすると、とにかく自民党政権を終わらせなくてはいけないという思いで共通していました。
そして民主党政権が誕生し、民主党は、官僚任せではなく、政治家主導で政策を立案しなくてはいけないとの強い思いにあふれていました。しかし実現できなかった。
いま民主党議員は2つのタイプに大きく分かれます。ひとつは名声を得るためだけに、ハシゴを一生懸命上っている単なる野心家。このタイプの議員は首相や大臣になることが目標なのです。カネは入るし、周囲からは敬意を払われる。最大の関心事は自身の再選。政策立案には関与しなくていいと最初から思っている。
もうひとつは、政策立案にかかわって政治のハンドルを握ろうとするタイプの政治家です。小沢氏はまさにこのタイプに属するわけです。小沢氏はいまでも最も指導力のある政治家だと思います。
◆日本社会の歪みの修正に期待
日本の政治システムは、責任の所在がずっと曖昧なままです。問題が起きた時に、誰が責任を取るのかがはっきりしていない。
民主党政権が誕生した時に、政治的責任という概念が取り沙汰されましたが、結局曖昧なままです。
私が期待するのは、東日本大震災後、東北の復興だけでなく、日本社会の歪んだ部分が修正され、再生してほしいということです。単に復興という観点ではなく、新しい次元で生まれ変わるくらいのエネルギーと英知がほしい。日本が生まれ変わる好機だと考えるべきでしょう。=おわり
(インタビュアー・堀田佳男)
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