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またのさばる公明党!この国の議会制民主主義は死んだ
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2011/10/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
社民党、共産党、みんなの党はいよいよ地下へ潜って革命闘争をするしかないだろうというアキレた声
-民主野田政権の弱みにつけ込んで、次々自分たちの言い分を復興予算や財源にねじ込んでいるシンスケ風手法は果たして民主主義といえるのか
公明党がヌエのような本性をあらわにしている。自民党との腐れ縁はそのままに、民主党にも思わせぶりな態度。まるで何人もの男を手玉に取ってきた性悪女である。「なんでもあり」の本質は、10年以上に及ぶ自公共闘を経ても変わらないようだ。
「公明党は3次補正でガチャガチャやる気はありません。『復興債の償還期間を60年に延ばせ』とか『たばこ税の増税はケシカラン』とか文句を言っている自民党には同調しない。償還期間が拡大して所得税増税の期間まで長くなったり、たばこ税増税の代わりに所得税増税が上乗せされると、支持母体の創価学会に理解されにくいのです。復旧・復興をめぐっては民主党と足並みをそろえる戦略。その方がスッキリしているし、被災地に住む支持者に向けたメッセージとしても分かりやすい」(政界関係者)
自公政権時代に成立させた郵政民営化法の見直しも容認だ。「速やかに審議に入るべきだ」(井上幹事長)と、日本郵政株の売却を後押しする構えである。おかげで、「国民新党の郵政票を回してもらう魂胆だろう」といった声まで聞かれるようになった。
公明党は小政党だ。それでも小渕政権の自自連立に遅れて参加し、与党のうまみを享受した。大臣もやっている。政権交代から2年、そろそろ野党暮らしが耐えられなくなってきたようだ。
◆選挙制度見直しを有利にする二人三脚
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「公明党のアタマの中にあるのは選挙です。違憲判決を受けた衆院選改革は論議が始まったばかりですが、どんな制度に変えるとしても、民主党に近づいた方が有利になるのは明らか。与党と二人三脚で進められれば、自分たちに都合のいい形にできます。次期衆院選では、みんなの党が勢力を拡大し、公明党を外した3党協議が始まる可能性もある。それだけに目の色を変えています。また、これまでは、自民党の候補者が『小選挙区は自民党、比例は公明党』と訴える共闘路線でやってきましたが、09年衆院選では当時の太田代表以下、小選挙区の8人が全員落選しています。
足腰が弱っている自民党よりも、連合票が見込める民主党と組んだ方がマシとの思いも強いでしょう」
たとえ子ども手当のような理念の裏付けがない制度でも、自分たちで導入した児童手当は復活させたい。そんな思惑も透けて見える。
しかも、相手は野田首相だ。ねじれ解消の知恵はない。協力してくれる政党の言い分は、何でも受け入れようという態勢である。
芸能界を引退した島田紳助は、司会をしている番組のキャスティングにも口出ししていたという。視聴率を取れる相手にはプロデューサーも文句は言えない。
公明党も同じ手法である。野田の弱みにつけ込んで、自分たちの要求をねじ込もうとしているのだ。
◆投票の価値を損なわせる小政党のやりたい放題
果たしてこれは民主主義といえるのか。
衆院で2倍、参院で6倍を超える「1票の格差」は憲法違反だという。選挙区によって「投票の価値」が違うのは、法の下の平等に反するとの考えだ。だから、選挙制度の見直しが始まった。
だが、どれだけ格差を是正したところで、多数の意見が抹殺されるのなら、区割りや制度を変更しても意味はない。あまり支持されず、議席数もチョボチョボという政党の意向で政治が決まるのなら、投票の価値は同じように損なわれる。
選挙の結果が反映されない政治など、あり得ない。やりたい放題は許されないのだ。
「二院制を採用している限り、ねじれが起きるのはしょうがない。その状況で与党が法案を成立させようとすれば、よそから人を借りるのは当然でしょう。そのため、権力に入ることを目的とする小さな政党がキャスチングボートを握るのも、決して珍しいことではありません。ただ、その結果、国民が求めていない方向に舵が切られるようであれば大問題。国民の意思と違う政治が展開されるなら、民主主義に反します」(立正大教授・金子勝氏=憲法)
09年衆院選で民主党のマニフェストは圧倒的な支持を得た。これを実現するのは、議会制民主主義のイロハのイだ。自民党と結んだ公明党は惨敗している。彼らに民意をねじ曲げる権利はない。「国民の生活が第一」のマニフェストを踏みつけ、自分たちに好都合なことばかりを押し通そうとする行為は、選挙を無にする暴挙だし、民主主義を冒涜(ぼうとく)するものだ。
◆小泉構造改革の暴走許した自公連立
なにしろ公明党には、自民党と組んでこの国をメチャクチャにした前科がある。
「小泉構造改革の暴走を後押しし、改憲勢力にも加担した。公明党が他党と手を結ぶのは、党利党略のためだけ。それが国民のためになったためしはありません。仮に民主党と一緒になっても、多くの国民が反対しているTPPや消費税増税の実現に手を貸すのがオチでしょう」(金子勝氏=前出)
自民党は、公明党の心変わりに慌てている。石原幹事長は、公明党議員のパーティーで、「私たちと公明党にもう一度、政権を託していただきたい」と必死にアピールした。
おかげで公明党は、ますますのさばってくる。
関係者が言う。
「3次補正までは協力するが、来年度予算案への態度は白紙です。民主党に近づく一方で、自民党との関係も残しておきたい。次の総選挙で民主党が敗北し、自民党が比較第1党を奪う可能性は十分ありますからね。両てんびんで保険をかけるのは当然です」
政治を動かすのは、民主党と自民党と公明党。ほかの小政党はいないも同然だ。社民党や共産党、みんなの党は、地下に潜って革命闘争でもやるしかない。それほど日本の民主主義は危機に瀕しているのだ。
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