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最近、小沢一郎氏が検察やマスコミを強く批判するようになった。その理由について作家の山崎行太郎氏は「田中角栄の失敗に学んだ」と分析している。
<以下抜粋>
小沢一郎暗黒裁判と並行して、週刊誌などで小沢一郎批判が繰り返されているが、それが、なんと「小沢一郎は田中角栄ではない」「小沢一郎はマスコミ批判や裁判批判はしなかった」という陳腐な小沢批判、これまでも何回となく繰り返されてきたステレオタイプな小沢批判であるところをみると、いよいよ、小沢批判派も、小沢批判の材料がなくなってきたことを示しはじめている、ということが出来る。
言い換えれば、追い詰められているのはマスコミや検察、裁判所であって小沢一郎ではないという事が、多くの国民の眼にも明らかになりつつあるということである。確かに田中角栄は、日米両国をまたにかけた「田中角栄潰しの謀略」が存在することを薄々感じながらも、決して検察批判や裁判所批判、マスコミ批判・・・はしなかった。
あくまでも、検察や裁判所の公正性や中立性を前提に、裁判で無罪を勝ち取ろうということのに専念した。当然、マスコミ批判もしなかった。しかし、それは、マスコミをも巻き込んだ「田中角栄潰しの謀略」の前では無力であらざるをえなかった。しかし、小沢一郎の場合は違う。
小沢一郎の場合はかなり早い段階から、「小沢一郎潰しの謀略」が進められつつあることが、小沢一郎にはもちろんのこと、多くの国民の眼にも、わかっていた。だからこそ、検察批判やマスコミ批判を前面に打ちだした、異例とも言うべき「小沢一郎支援デモ」が繰り返されてきたのである。
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