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タイトル:リビア・カダフィー殺害:中東石油利権を奪われた米国覇権の対日介入が激化すると我ら国民は覚悟すべし(新ベンチャー革命2011年10月23日)
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/27069401.html
1.野蛮なカダフィー殺人事件の残酷画像を平気で世界に流す非常識な勢力
2011年10月21日、リビアのカダフィー大佐がアンチ・カダフィーの反政府軍に拘束され、リンチ殺害されたことが報道されました。
頭を撃たれて血だらけのカダフィーを引き回す残酷シーンの画像、そしてカダフィーの遺体が虫けらのように床にころがされている画像が繰り返し、世界に報道されています。
このニュースを観て、筆者はかつてのイラク・フセインのリンチ処刑(注1)や最近起きた米軍によるオサマ・ビンラディンの殺害事件(注2)を思い出しました。
これらの事件は国家権力による殺人事件です。こういう野蛮なことを平気で行う国があるということです。
こうような殺人事件を正当化する勢力、そして、その残酷シーンを平気で世界に流すマスコミはもう狂っています。
ところで、これらの残酷ニュースにもっともショックを受けているのは、おそらく北朝鮮のキム・ジョンイル将軍様でしょう。カダフィー殺害事件は、北の将軍様の今後の極東戦略に大きな影響を与えるはずです。おそらく、北は今後さらに、中露に接近するはずです。
2.今、カダフィー殺害の意味とは
リビアの反政府運動を闇支援しているのは、世界的寡頭勢力が戦後、結成したNATO軍であることは広く知られています。このリビア紛争は民主化運動でもなんでもなく、その実態はアフリカ随一の産油国・リビアの石油利権争奪戦であることも、よく知られています。リビアに石油がなかったら、こんな事件は起きていません。
戦後、米国のオクシデンタル石油(非RF系)が開発したリビア油田を革命によって、1969年、カダフィーが奪取、国有化し、その後、カダフィーがその石油利権を40年以上も手中にしていたわけです。今回、カダフィーの殺害によって、今後再び、リビア石油利権の争奪戦が起こるわけです。
これまでの動きから、本ブログでは、リビア反政府軍支援のNATO軍を動かしているのは、どうも米国戦争屋CIAではなく、アンチ戦争屋の欧州寡頭勢力(米オバマ政権の闇支援者)ではないかとにらんでいました。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
3.カダフィーはなぜ、40年以上も産油国・リビアの独裁者であることを許されたのか
今回のカダフィーの殺され方から見て、もし、米戦争屋CIAがカダフィーをフセイン同様に始末しようと思えば、とっくの昔に消されていたはずです。それが、消されなかったのは、カダフィーは闇で、米戦争屋と取引きしていたからです。その証拠はすでにロイター報道(非・米戦争屋系メディア)で暴露されています(注3)。
石油利権で生きる米戦争屋は石油さえ確保できれば、中東産油国が独裁国家であろうと民主国家であろうとどうでもよいのです。
彼らのその発想から、産油国・リビアのカダフィーは日本を私物化する米戦争屋に飼い慣らされた“お敵さま”のひとりだったのです、その位置づけは北の将軍様と同じです(注3)。
しかしながら、カダフィーは日本の悪徳ペンタゴン日本人と違って、対・米戦争屋面従腹背の独裁者であったことは間違いありません。悪徳ペンタゴン日本人が米戦争屋の忠犬ポチとすれば、カダフィーはサーカスのライオンであり、いつ飼い主に襲いかかるか知れない危険人物であったことも確かです。
彼は昔、日本人は原爆を落とされたのに、なぜ、米国と仲良くしているのかと、9.11事件時のオサマ・ビンラディンと同じつぶやきをしていますから、米戦争屋の正体を知り抜いています。
ところで、今年8月末、カダフィー邸宅を占拠した反政府軍が、彼の寝室から大量のゴンドリーザ・ライス元米国務長官の写真を発見しています(注4)。ライス氏は、元シェブロン(RF系石油会社)取締役ですが、産経新聞・古森氏の情報によれば、2008年、ブッシュ政権時代、当時のライス国務長官がリビアを訪問し、リビアへの兵器輸出と引き換えに、エクソン・モービル(RF系)のリビア油田開発利権獲得を成功させたそうです(注5)。
カダフィーは個人的にライスを気に入り、それがため、ライスの背後に控える米戦争屋をリビアに入れることを認めたわけです。当時、反米主義者と思われていたカダフィーの親米化豹変に関して筆者は怪訝に思っていました。当時、筆者は、イラク・フセインが2006年に米戦争屋に処刑されたのを観て、カダフィーは米戦争屋を敵に回すと殺されると恐れたのではないかとにらんでいました。
4.米国戦争屋にはカダフィーを消す理由がない
上記の背景を知ると、今回、カダフィーを消して得をするのは米戦争屋ではないということになります。
リビアのみならず現在、中東で起きている紛争を観察すると、全体的に、米戦争屋にとって不利な動きです。さらに、オバマ大統領は10月22日、米軍をイラクから全面撤退させると発表しています。このタイミングは、カダフィー殺害直後です。
米軍を私有化してきた米戦争屋にとって、そのペットであったカダフィーを殺されたのに、イラクから撤退することは本来なら到底、受け入れられません。にもかかわらず、オバマは米軍イラク撤退を言明したのです。
上記、オバマの声明から、オバマを闇支援する欧州寡頭勢力が、カダフィー殺害によって、中東石油利権の主導権を米戦争屋から奪取したことがわかります。
アンチ戦争屋のオバマ政権内における隠れ戦争屋エージェントであったヒラリー・クリントン国務長官は10月18日、リビアを電撃訪問していましたが、このとき、リビアの反政府軍幹部と会談しています。この動きから、米戦争屋はすでに中東における欧州寡頭勢力との利権争いに敗北したことを認めているとみなせます。
5.米国戦争屋に残されたラスト・リゾートは日韓のみか
21世紀初頭、ブッシュ戦争屋政権誕生以降、米戦争屋は中東石油利権の完全支配を目指して、9.11事件をトリガーにしてアフガン、イラクに侵攻し、さらにイランを攻略する長期計画を持っていましたが、2009年にアンチ戦争屋・オバマ政権誕生後、欧州寡頭勢力によってイラン戦争実行を断固、阻止されてきました。米戦争屋のイラン戦争シナリオ失敗のキッカケは以下です、すなわち、2010年8月21日、イランはブシェール原発に核燃料搬入を行いましたが、このタイミングは米戦争屋(主にネオコン)にとって、イラン先制攻撃の絶好のチャンスだったのです。ところが、オバマ政権はこれを容認しませんでした。この瞬間、米戦争屋はイラン戦争シナリオを実行する最後のチャンスを失ったのです(注6)。
それ以降、米戦争屋は中東戦略の後退を余儀なくされ、遂にイラクから完全撤退に追い込まれたのです。そしてカダフィー殺害が最後のとどめを刺しました。
そこで、窮鼠猫を噛む窮地の米戦争屋にとって、最後に残ったラスト・リゾートこそ、極東の日韓両国なのです。だからFTAだのTPPだのと勝手に騒いでいるということです。
一方、中東を奪い返した欧州寡頭勢力は、米戦争屋が日韓属国利権死守に走るのを黙認するでしょう。そうなると、米戦争屋による対日介入が今後、一層激化する可能性が高まりました。
アンチ戦争屋であった小沢・鳩山政権崩壊を許した日本国民は覚悟する必要があります。
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