http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/129.html
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この事件は政治家とカネにまつわる脈々と流れ続ける日本の政治問題と国家権力たる警察・検察・裁判所のあり方と言う2つの側面を持つ。政治家とカネについては諸氏の投稿に任せるとして国家権力の問題に注目してみる。逮捕権を持ち基本的に外部からの監査を受けない警察組織は以前より一部の不法行為や腐敗が取りざたされてきた。
足利事件や志布志事件に例を見る証拠捏造や不法取り調べである。高知白バイ事件では国会で質問がなされ、大阪特捜事件はまだ記憶に新しい。警察組織が証拠を捏造したならば被告たる国民にこれを覆す方法はほとんど用意されていない。大阪特捜証拠改竄事件などはそれが明るみに出たごく一例である。
大部分の警察関係者は正義に燃え悪を許さないが、悲しいかな警察組織は官僚たる公務員なのである。実力以前のピラミッドヒエラルキーがあり、減点法でミスをすれば2度とトップに上がるチャンスは無い。このような構造の中で上司命令は絶対であり不法性と出世の間で悩む現場職員も多いと聞く。
裁判官にも4号棒問題と言うものがあり4号に昇級しないと最高裁判事の道は無い。そして無罪判決を多く出すと決して4号にはなれない。3号棒と4号棒では生涯所得に1億近い差が出るため多くの裁判官は無罪判決の書き方すら習わないという。小沢元代表が裁判冒頭で国家権力に対しひどく責め立てたがそれを言う機会があり、マスコミも注目する彼の前には無実の罪で服役している数多くの一般市民がいるのである。
裁判の行方はそれはそれで見守りたいが、いずれにしても無法地帯の国家権力に対する何らかの規制や監査は必須である。政治とカネ問題に注目が行きがちではあるがもしご自分が濡れ衣で起訴されたと考えてみてほしい。恐らく事実は違うのだから何とかなると思われるかも知れないが実際はほぼ何とかならないまま有罪判決になる。無実だろうと起訴されれば有罪、それが日本の有罪率99%の実態だ。
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=116412
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