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[民主党]今度も小沢氏を悪者にして増税とTPPでまとまるのか [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
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2011/10/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
宗男氏との面会で思ったこと
先日、鈴木宗男氏に面会するため、栃木県の喜連川社会復帰促進センターに行ってきました。
元気そうで安心しました。それどころか、「みんな元気か?」「裁判、大変だな」と、こちらの身を気遣ってくれて、宗男氏を励ますために行ったはずが、完全に立場が逆転してしまいましたね。
陸山会事件で「推認」の乱用によって有罪判決が出たことについても、「あんなことを許したら、日本はおかしくなってしまう」と怒っていました。小沢一郎氏の裁判のことも気にしていましたね。初公判の後の小沢会見の報道も新聞で読んだそうで、「悪意のある報道は気にする必要ない」と、こんなことを言っていました。
「オレもそうだったが、何を言っても批判され、恫(どう)喝(かつ)のイメージで見られた。それでも、発信することが大事なんだ。見る人が見れば、分かってくれる」
その通りだと思います。応援してくれる人がいれば、頑張れます。陸山会事件の報道でも、私に対して好意的なマスコミは皆無といっていい状況でした。それでも、控訴を決めた途端、HPなどを通じて、全国から裁判費用のカンパが寄せられた。
これは本当にうれしかったですね。無所属で政治活動をしていると、事務所の維持だけで精いっぱい。正直言って、裁判費用をどう捻出するかは悩みのタネです。
宗男氏は、野田政権の増税路線や拙速なTPP参加議論にも危機感を抱いているようでした。
民主党では、TPP参加の是非をめぐる議論が熱を帯びています。これは、国の行く末を決める非常に重要なテーマ。こんな時に小沢氏が自由に動けないことは、民主党にとって大きな痛手だと思います。
TPPって、要はアジアの成長をアメリカが取り込みたいというエゴですよね。アメリカの言い分を丸のみすれば、国益を損なうのは目に見えているのに、どうして全面的にひれ伏そうとするのか。
小沢氏だったら、農業や医療など業界の反応も見ながら、もう少し上手な交渉をしたはずです。タフネゴシエーターですから。小沢氏の強みは、チキンレースで絶対に引かないことなんです。自由党分裂の時もそうだし、自自公連立から離脱したときも、当時、秘書をしていた私なんかは「このまま与党にいればいいのに」と思ったものですが、小沢氏は一歩も引かなかった。
仮に自分の思い通りの展開にならなかったとしても、次善の策を常に考えていて、絶対にあきらめない。周囲を納得させ、多くの議員の賛同を得られるのも、小沢氏の政治力のたまものです。
マスコミ報道で、「TPP慎重派と推進派」が「小沢派と反小沢派」の構図にされていることには違和感を覚えます。これは、大きな誤解です。小沢グループにも、慎重派と推進派がいますから。
結局、最終的には誰かを悪者にしないと民主党はまとまらない。今回も、それが小沢氏ということなのかもしれません。
◇いしかわ・ともひろ 1973年生まれ。早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て、07年から衆議院議員。陸山会事件で起訴され、民主党を離党。今年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。メルマガも好評配信中。
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