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牛乳が川に捨てられる傍らで子供たちが飢えていた。
大変、愚かなことが起こっていた
(ジョン・ケネス・ガルブレイス(John Kenneth Galbraith、1908年10月15日 - 2006年4月29日 は、カナダ出身の経済学者である。いわゆる制度学派に属する。ハーバード大学名誉教授。身長は2メートルを超え、偉大な業績とも相まって「経済学の巨人」と評された。)
大恐慌の間、ハーバード経済学会は、毎年、来年は景気が回復するとご託宣を述べていた(ジョン・ケネス・ガルブレイス)
大恐慌は戦争によって解決された(ジョン・ケネス・ガルブレイス)
絶対的食糧不足で起きた飢饉は無い。飢饉は格差により起きた。
(アマルティア・セン ノーベル経済学賞 インド出身 厚生経済学)
そして又、世界は経済危機だという。世界の生産量が、天変地異などにより著しく減っているわけではない。単にマネーだけの問題です。
つまり誰がどれだけの金を持つかという、強欲により問題が起きているだけです。
欧州は南北の国際収支危機という根本的問題を抜きにして、目先の金融危機、銀行救済だけが議論されている。
米国は右と左が足の引っ張り合いだけをして、そして貧困と失業の苦しみが続く。
日本はもはや行き当たりばったり政治の呈を成していない。既得権層がひたすら既得権の維持を目指しているだけ。
何度も恐慌や戦争を繰り返してもなかなか学ぼうとしない。
戦争は核兵器が怖いからしないだけではないかと思わせる。
市場経済には計画経済と同じように欠陥がある。
各経済主体間の、パワーバランスがアンバランスになり、その不公正な力により、結果的に経済危機が起きる。
しかし強欲な者たちが、その不公正を正当なものとする新自由主義経済思想なるものを創り出し、人々の目を惑わし、危機を深化させてしまった。
危機の解決など危機の本質を見極めれば簡単なのに、人々は目を覚ますことをしない。
いったい何時になったら、牛乳が川に捨てられる傍ら、子供たちが飢えていた、という現実を、愚かなことだと認識するのだろう
http://www.kyudan.com/toukou/gukky01.htm
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