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October 21, 2011
小沢一郎と猜疑心
17日(月)発売の
『週刊現代』(講談社)の
立花隆氏の記事。
タイトルは、
「小沢一郎よ、
おまえはすでに
負けている」
あまりセンスの良い
タイトルではないが、
今話題になっている、
政治資金規正法違反の
裁判結果を待つまでもなく、
すでに政治的な
影響力は低下しており、
「政治家としての
賞味期間切れを
迎えているのではないか」
との指摘。
私には、
政治家としての
賞味期間切れかどうか
という内容には
余り関心がなく、
なぜなら、私にとっては
3.11のあれだけの
出来事が日本に
起こったにも関わらず、
与党にいながら
何の存在感も
示さなかった時点で、
完全に終わっている
からである。
なので、
そうした観点よりも、
小沢一郎という政治家の
人柄を表すエピソードに
興味・関心が引かれた。
記事の中で
最も印象的だったのは、
元秘書、高橋嘉信氏の
小沢氏評である。
高橋氏は、
1980年から約20年間
秘書を務めた
大物秘書であるが、
彼に、小沢一郎は、
結局どういう人物かと
問うと
「猜疑心のかたまり」と
答えたという。
やっぱりそういうことか。
小沢一郎という政治家の
一番不思議な点は、
何故、ああもころころ
同志として戦う仲間が
変わるのかという点だった。
そして現在に至っては、
ほとんどが小物も小物、
こんなレベルの政治家しか、
取り巻きにはいないのか?
そんな状況になっている。
普通に
世の中を生きてきた
経験からすると、これは、
よほど本人に
人望がないことを
表しているはずなのだが、
しかしそこは一般人の
与り知らぬ政治の世界。
もしや常識とは
真逆の世界が
そこにはあって、
真実は小沢一郎が善人で、
周りが悪党ばかり・・・・
そんな考えもよぎったが、
結局猜疑心のかたまりは
小沢一郎ということで
すんなり説明がついた。
なので、現在進行中の
裁判でも、小沢一郎が、
4億円もの金の流れの
隠蔽工作を、秘書たちが
勝手にやったことで、
自分には与り知らぬこと、
という話は、
彼を傍で見てきた
人たちからすれば、
ちゃんちゃら可笑しな話で、
あり得ないこと、となる。
で、同じ『週刊現代』の
別記事で、
やはり同じ裁判に絡む
元秘書の石川知裕議員の
小沢氏についての
コメントが掲載されている。
そこでは、小沢氏の
人に対する冷淡さ、冷たさ
について、このように
述べている。
「小沢先生は
長い政治生活で
『他人に優しくしてもムダだ』
と思っているのだと思います。
これまで、元秘書を含めて、
親切にしたつもりが
何度も裏切られて
来ましたから、もはや
達観している。
結局裏切られるなら、
自分ひとりがいればいい。
だからナンバー2も
いらない。そう思っている」
まあ、石川議員は、
小沢一郎あって今の地位が
ある人だから、
そのへんの恩義もあって
こういうコメントをする
のかもしれないが、
これも普通の
人生訓からすると
ちゃんちゃら可笑しな話。
裏切られ続けたから
優しくしてもムダ?
達観している?
普通ここで達観というのなら、
「裏切られ続けても
人に優しいあの先生は
達観しておられる」
という話になるだろう。
確かに人生の中では、
立ち直れなくなりそうな
大きな裏切りと出会う
ことがある。
まして政治家であり、
並みの政治家ではないのなら、
海千山千の、
足元をすくおうとする
怪しい輩がわんさと
押しかけてくる。
しかしだからと言って、
「人には優しくしてもムダ」
という教訓しか
引き出せなかったとすれば、
あまりに淋しい人生だ。
「人は信用ならないもの」
・・・まあ、これは分る。
確かに、
信用できない人物が
世に存在するのは事実だ。
とは言え、
「信用できる人もいる」
のであるとすれば、
「猜疑心のかたまり」に
なってしまうかどうかは、
本人の人生との
向き合い方による。
現に、悪党の大勢いる
世の中で、
「冷淡さと猜疑心」
にとらわれることなく
生きる人もいる。
これもまた一方の
真実なのだから。
「人に施した恩は、
すぐに忘れろ。
人から施された恩は、
生涯忘れるな」
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