http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/816.html
Tweet |
フザケルナ!!厚労省&年金機構「保険料払え!」催告状の非常識
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4035.html
2011/10/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
サービスを保証できないのにカネだけ取るのか
100年安心をうたったくせに、「年金支給開始を68〜70歳に引き上げる」と言っている厚労省。国家的詐欺に怒りの声が噴き出しているが、そんな折、日本年金機構が送りつけてくる「最終催告状」が怒りの火に油を注いでいる。国民年金の保険料未納者に対し、「払わなければ、財産を差し押さえる」旨が書かれているのだ。年金未納者が多いのは、年金が支払われる保証がないからだ。サービスを受けられるかどうか分からないのに、「最終催告状」で「財産を差し押さえるゾ」と脅す神経。反省ゼロで居丈高の“お上”に、庶民の怒りのボルテージは上がる一方だ。
「あなたの滞納している国民年金保険料は下記のとおりで、早急に納付されるよう再三にわたり催告してきましたが、いまだに納付されていません。滞納処分が開始されると年14・6%の延滞金が課せられるほか、あなたの財産が差し押さえられる場合があります……」
あるサラリーマンはいきなり、こんな催告状を送り付けられ、怒り心頭に発していたが、当然だ。年金の支給はどんどん延期しているくせに、「保険料は払え」「差し押さえだ」じゃ、「ふざけるな」とも言いたくなる。背景はこうだ。
昨年度の国民年金保険料の納付率は59%と過去最低を記録した。当時の細川律夫厚労相が「納付率が悪いのは年金制度にとってゆゆしき問題」と怒り、「日本年金機構」が今年度から、未納者への督促や強制徴収、差し押さえに力を入れるようになったのである。
年金機構の職員は早ければ滞納2カ月で電話やハガキを送付、滞納者が何度も無視すると督促状を送り、最後は預貯金や不動産を差し押さえる。
「電話だけでなく戸別訪問もかなり強化しています。会ってとにかく説得しようという作戦です。また、差し押さえの件数がここ2年間は約3000件と5年前の4分の1にまで落ち込んでいるため、厚労省は国税庁に強制徴収のサポートを依頼している。とにかく徴収を強化し、“減った積立金”を少しでも増やそうという狙いです」(厚労省関係者)
年金機構の広報室は「保険料を払う能力があるのに払わない人を強制徴収の対象にしている。国民年金は20歳以上60歳未満の全員が加入し、保険料を猶予・免除された人を除く全員に納付義務があります。ご協力を」と言うが、経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう批判する。
「年金を払わない一番の理由は不信感です。7年前、政府と厚労省は『100年安心』と豪語していたのに見通しが甘くあっさり崩壊、今月には『年金開始68〜70歳』という案が発表された。また年金積立金は独立行政法人が管理運用していますが、07年度と08年度に計15兆円の運用損を計上している。昨年度も3000億円の赤字。20年後には積立金が枯渇するといった試算も出ている。こんな状況で誰が安心して払いますか。とにかくこれまでの反省と謝罪をし、抜本的な対策を提示して国民を安心させる。これをせずに目先の未納金を必死で回収するのは本末転倒です」
年金機構が「払え」と言うなら、まず「サービス」を保証してもらいたいものだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK120掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。