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投稿者:
米国がTPPの大号令で迫っている誓文の通り日本は太平洋の島嶼国です。
いっぽう中国は勿論のこと、韓国はやはり北朝鮮と同じ大陸国です。
日本は米国が大陸に対する錨のようなものとはブレジンスキーの言でしたが、米国は直接的関与に於いて、いざとなったら韓国は諦めても日本は諦めないのではないでしょうか。これらを分かって韓国は動いていると思います。
対大陸国で米国カードを見せ、対米国で大陸国(主に中国)カードを見せるのが理想ですが―民主党への政権交代で期待を持ちましたが―今の野田政経塾内閣が現実です。
しかし、野田首相の低姿勢、あの表情・・・低姿勢自体は悪くないですが、ご本人が何かを背負ってる感じが全くしない低姿勢、実際に決めているのは別なところと言ってるような表情は(公明党支持の方には申し訳ないですが)今まで見てきた公明党代表のようで・・なんというか・・あの安倍元首相や麻生元首相でさえ苦渋に満ちた感じがまだあったと、溜息も出てきません。
甚だ感覚的な以上の感想は、下記転載記事の筆者とは別の投稿者の個人的なものです。
=転載開始=
【野田・松下政経塾外交が始動】
ワシントン詣でを終えた松下政経塾初の野田内閣は、官僚任せの外交を数歩踏み出した。訪問先は韓国である。中国は一番後回しというのだ。日米中の路線を踏み外し、日米韓に切り替えたことになる。韓国とは従軍慰安婦問題・歴史認識・領土問題もあるのだが、そこを「未来志向」で乗り切るということらしい。台頭する中国に対して日韓連携で対抗しようという、なんともおぞましい雰囲気を漂わせている。
【ワシントンの下僕】
民主党は政権公約に「日米対等」「アジア重視」を謳った。従来の官僚任せの自民党外交を一変させるという画期的なものだった。しかし、それが菅内閣で崩れ、野田内閣で元の官僚任せに戻してしまったのだ。
衰退するワシントンへの同情という道義外交あれば、多少は救いもあろうが、事実は全く違う。再選に赤ランプのついたオバマに、野田はニューヨークで小突かれたり、おだてられたりして、とどのつまりは忠誠を誓わされて帰国した。日米対等どころの話ではない。まるで中世の朝貢レベルのように思わせた。独立国の代表という印象さえ自国民に与えられなかった。「ようやくお目通りが出来た」という野田の表情に安どする日本国民はどれくらいいたであろうか。
要は「普天間とTPPに急ぎ結果を出せ」という厳命に「わかりました」と頭を垂れて帰国した。以来、彼の念頭にはこの二つが占拠してしまった。沖縄に次々と閣僚を送り込んでいる。同時にTPP問題を急浮上させ、党内決着に異常な取り組みをみせている。現実は対米自立派の台頭に貢献しているのだが。
対米従属派の大将として対米自立派に決戦を挑んでいる姿は、それこそワシントンの下僕そのものを、内外に、とりわけワシントンへと発信している。
【日米韓の連携】
ワシントンのアジア太平洋戦略は、台頭する中国を封じ込めようという不可能な野望にある。その先頭に日韓を立たせようというのだ。ワシントンにとって幸いなことに日韓の代表は、ともに財閥の傀儡政権である。扱いやすいのだ。
昨日ソウル入りした野田は「日本は日米基軸のもとで、日韓関係を大切にしている。共に未来志向で」と外務省メモに従って首脳会談を乗り切る構えだ。
韓国大統領はワシントンで歓待されて帰国したばかりだ。「韓米は日本と違い軍事同盟だけではない。経済同盟関係にもある」と先輩面で応じるだろう。新米の野田に対して、高飛車に出るはずだ。平身低頭に慣れている野田は、なんとかやり過ごすだろうが。
二人の最重要課題は中国への向き合い方について、ワシントンの指令にしっくりと歩調を合わせることである。韓国首脳にとって、日本は1年ごとに交代する。そんな相手にどれほどの本心をさらけ出すだろうか。両者のプライドとも関係しようか。既に野田は、政経塾の前原を露払い役に訪韓させているのだが。
【ASEAN再接近】
ワシントンが期待するような李明博―野田佳彦会談となるのかどうか。やはりソウルから眺めると、大分怪しいものだ。
野田は既に訪日したフィリピンのアキノ大統領と防衛面での連携を申し合わせている。中国けん制に向けた動きである。松下政経塾の後輩である玄葉外相をASEANに飛ばした。11月インドネシアで日本とASEANの会合で、海洋安保宣言をするという約束を取り付けてきている。
むろん、これも中国牽制球である。北京はいらついている。日本外交の全てが、あたかも中国封じ込めそのものなのだから。ワシントンの従僕としてそれは当然という認識が、松下政経塾・官僚政治にある。およそ「アジア重視・中国重視」の鳩山外交とは無縁のものである。
【インド重視】
インドにも永年接近を図ってきた日本の背後に、ワシントンが存在したと筆者は分析している。日本のインド重視はかなり以前からである。外務省が日本記者クラブをおだててインド取材をさせていたほどだ。CIAも噛んでいるはずである。
ワシントンの指令に喜んで飛び込んで行った日本は、インドの核問題について米国政府同様に妥協を強いられたものである。中国はというと、上海機構を立ち上げて対抗した。目下、中露関係の深化が急速に進行している。
米ソ戦に勝利した米国は、いま経済的に再生不能ともいえる大穴に落ち込んでしまっている。大量の武器を動かせる金が無くなっている。それをTPPという荒技を使って、日韓の財力を収奪しようとしている。韓国はこの罠にかかったが、日本はどうか。
【狙いは中国けん制と改憲軍拡路線】
「アラブの春」は予想外の成果を生み出している。イスラエルとパレスチナの捕虜の交換が実現した。仲介役はエジプトである。交換比率は1対1000である。ここにこそワシントンの実力低下を裏付けている。
欧米の経済破綻と「アラブの春」が席捲する世界だ。そんな中でワシントンは、台頭する中国を封じ込めるのだという。しかし、日本にも「東京の春」が訪れている。自民党右翼片肺内閣に似ている野田内閣はというと、ワシントン指令の中国けん制役をこなしながら、その先に悲願の改憲軍拡路線とも読める。
2011年10月19日10時40分記
=転載終了=
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