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財政危機説にダマされるな!日本はそんなに悪くない!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111019/plt1110190835001-n1.htm
2011.10.19 2011「日本」の解き方 夕刊フジ
不思議なことだが、よく財務省が使うフレーズ「日本の借金は1000兆円もあり、名目GDPの2倍もある」をマスコミはオウムのように繰り返す。
政治家は良くも悪くも国民の代表であるので、彼らは国民の平均的な意見に忠実なことが多い。彼らもしばしば今の日本は財政危機であるという。
本来であれば、独立して有識者として意見を言うべき学者も多くは財政危機だという。こうして、多くの日本人が日本は財政危機なんだという思い、そうした空気が支配していく。書店には、財政破綻、財政危機という本がたくさん出版される。
欧州でギリシャ問題が起きているが、日本も危ないという論調ばかりがマスコミから流される。そこで、財政再建を日本も急がなければいけない、だから増税という話も出てくる。
私は、日本の財政状態が胸を張っていいとはいえないが、かといって凄い危機とも思っていない。
その一つの証拠は、ソブリンもののCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のレートだ。これは各国の国債が破綻した時に保証してもらう保険料のようなもので、そのレートが低いほど安全である。格付会社の恣意的な格付けと違って、金融機関が身銭を切って取引しているものなので、格付けより客観的だ。
各国のCDSをみると、米国0・5%、英国0・9%、独0・9%、日本1・2%、仏1・8%、伊4・5%、ギリシャ51・9%などとなっている(10月14日現在)。
ギリシャの50%超という数字は、保険料を2年間払うと破綻した時に保証してもらっても足が出るほどだ。だからギリシャはもう1年ももたないといわれている。それに比べて日本の数字は80年間で1回のデフォルト程度だ。東海沖地震より確率は低い。
日本の数字の低い理由の一つに、日本は政府保有資産が多いということが上げられる。国のバランスシートを見ると、現預金19兆円、有価証券92兆円、貸付金155兆円、運用寄託金121兆円、出資金58兆円、国有財産37兆円、公共用財産145兆円など資産合計647兆円だ。
このうち、現預金、有価証券、貸付金、出資金、国有財産の計361兆円のかなりの部分は売却可能だ。そのうち金融資産324兆円は換金も容易だ。
ちなみに、日本の政府保有金融資産対GDP比は84%。加55%、仏40%、独28%、伊27%、英28%、米24%と比べて日本の高さが際立っている(2009年)。
バランスシートの右側の負債だけでなく、左側の資産を考えてみよう。詳しくは、近著『財務省が隠す650兆円の国民資産』(講談社)を参照していただきたい。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
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