http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/795.html
Tweet |
もし世界的な単一の労働組合が出来たら、労働組合に就職窓口が一本化されたなら、労働分配率は企業の生存できるギリギリまで上がっていく。
労働者がバラバラで個別に企業と労働契約を結べば、労働分配率は人間の生存できるギリギリまで下がっていく。
このように富の分配とは市場に於ける力により基本的に決まる。これを正当なものとしたのが新自由主義経済です。
しかし富とは公正な分配で無ければ成らない。公正な分配とは社会に有用な富を生産した比率で分配を決めるということです。
富の生産を伴わない分配は不公正なものです。
現在はこの富の生産を伴わない分配が溢れかえっています。
従って従来は公正を保つため、ミクロ的には独占禁止法、労働法があり、マクロ的には累進課税などの富の再分配が有りました。
それをなし崩しに無くしたのが新自由主義経済です。
デフレに成れば、力の強い大企業はコストカッターが猛威を奮い、下請企業の単価をカットし、非正規労働者をカットする。
下請企業もまた、賃金をカットする。これが現在の富の分配の実態です。
そして力により得たマネーは金融カジノ市場へと流れて行き、実体経済にマネー不足を起こさせる
--------
http://blogs.yahoo.co.jp/olympass/MYBLOG/yblog.html
資本主義の「心理的均衡」−−−ケインズ
現在の資本主義危機をまえにして、ケインズの『貨幣改革論』のある箇所が思い浮かぶ。下記はその説明だ。「心理的均衡」が破壊されようとしている・・・そういう風に感じる。
***
A Tract on Monetary Reform, 1923
第一次世界大戦が終わると、世界経済は、かつて経験したことのない物価の乱高下を経験した。このことは、インフレ機会を利用して、暴利を手にする多数の企業家を輩出することになったし、また逆にデフレ機会の出現で巨額の損失と大量の失業が到来することになった。
『貨幣改革論』は、こうした行動・現象を誘発するインフレ、デフレの発生を防止し、いかにすれば物価の安定がもたらされるのかを論じた書である。インフレを経験した資本主義システムに次のような警告が発せられている。資本主義を牽引する企業家は、人々によって、そして社会によって正常とみなされるある一定の利潤がある。だが、それを超えると、資本主義システムを支えてきた「心理的均衡」が破壊され、資本主義システムそのものが機能しなくなってしまう (今日の資本主義も同じ問題を抱えており、「心理的均衡」が破壊されようとしている)。
逆にデフレ状況においては、企業の効率性とは無関係に巨額の損失を企業家が蒙ることになり、そのことは大量の失業と経済の停滞をもたらすとの警告が発せられている。
---------
富の分配に公正という基準が無ければ、もはや何でもありの、倫理、モラル無き、弱肉強食の市場競争になってしまう。
完全な公正などでき様が無いが、少しでも公正に近づけようとしなければ、倫理もモラルも無くなり、経済自体も崩壊してしまう。
よって力により出来た格差を是正するのは正当性がある。ウォールストリートを選挙せよの、格差是正の叫びには正当性がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00000856-reu-bus_all.view-000
中銀、バブル対処に金融政策が必要になる可能性=米FRB議長
ロイター 10月19日(水)5時7分配信
10月18日、バーナンキ米FRB議長は、中銀は、資産バブルの対処に金融政策が必要になる可能性があると指摘。写真はボストンで講演する議長(2011年 ロイター/Adam Hunger)
ーーーーーー
失業率が改善しないうちにバブル対処と言うのは、QE1,2の政策の間違いを認めたものではないか。
銀行にさんざんヘリマネしバブル資金を供給し、失業率が改善しない。それでバブル対処とは呆れる。
銀行にヘリマネしても駄目なのは最初から分かっていたこと。
銀行ではなく消費者にヘリマネしなければ成らない。
それでこそ格差が改善し、景気が良くなり失業率が改善する
http://www.kyudan.com/toukou/gukky01.htm
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK120掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。