http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/751.html
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http://suinikki.exblog.jp/16983772/
=転載開始=
TPPがメインの政策課題になってきています。先週、安住淳財務大臣は、ジョン・ルース米駐日大使と会見し、「増税は山を越えた(実現の目途がついた)のでTPPをやる」という旨の発言を行いました。そして週末にG20の会議に出席し、席上、「日本は消費税を10パーセントに引き上げる」と国民にその是非を問う前に、明言してしまいました。国民に何かの相談があったのでしょうか。
そして問題のTPPです。TPPの推進派は、TPPの反対派の主張を農業問題だけに矮小化して印象付けようとしています。その象徴が、以下の新聞記事にある前原氏の発言です。前原氏は「TPPについて反対しているのは農業が心配だからだろう。今の脆弱な農業では生き残れない
のだが、金をやっておけば良いだろう」という内容の発言です。彼は「第一次産業に関わる労働力の割合1.5%のために、98.5%が犠牲になっている」という発言をしたことでも有名です。私に言わせれば1億2000万分の1(前原氏)の虚栄心と野心と頭の悪さのために残りの国民が犠牲になっているとしか思えません。
話は変なことになりましたが、前原氏は「カネをやるから黙ってろ」ということを述べたのです。しかし、問題は、TPPは決して農業だけが問題ではないのです。TPPの本質は、日米構造協議と同じで、日本のシステムをアメリカ化することであり、従属化を強化することです。しかし、それがばれてはTPP加盟がうまくいきません。そこで、「いつもおいしい汁をすすっている農家たちが邪魔をして、都会の人たちの生活を苦しめている」という図式を持ってきます。そして、「TPPに加盟すれば農産物(食料品)が安くなって家計が助かる。それを邪魔しているのが農家たちだ」と言って農家を悪者扱いにします。前原氏の論理はこういうことです。
そうして煙幕を張って、何が一番大事な問題点なのか、誰に一番責任があるのかを分からなくしてしまうのです。
(新聞記事転載貼り付けはじめ)
●「前原氏「農業予算つける」 TPPにも改めて意欲」
2011年10月15日付 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111015/stt11101521180003-n1.htm
民主党の前原誠司政調会長は15日、金沢市内のホテルで講演し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)締結交渉への参加をめぐり、農業保護のための反対論が根強いことを念頭に「自由貿易に入ろうが入るまいが、日本の農業は今のままではダメではないか。自民党政権の農業政策を見直し、予算をつけて努力していく」と述べ、農業振興施策に予算を重点配分する考えを表明した。
一方、日本の全貿易量に占める経済連携協定(EPA)締結国の比率が低いことに触れ「EPAが結ばれていないと産業空洞化が加速する恐れがある」と述べ、改めてTPP参加や韓国とのEPA締結に強い意欲を示した。
(新聞記事転載貼り付け終わり)
=転載終了=
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