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きょうの小沢裁判の録音再生に注目を [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
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2011/10/14 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
噂よりも命が大事な人だから救急車を呼んだ
小沢氏が初公判を終えた夜に救急搬送された一件は、政界に激震をもたらしました。あらためて、存在感を示したという意味もありますね。小沢氏にもしものことがあったら、日本の政治はどうなるのか。考えさせられる一幕でした。
私が秘書を務めていた時、小沢氏はよく「病院でしか休めない」と言っていたものです。やはり、あれだけの政治家ですから、自宅にいれば電話や面会の依頼がひっきりなしで、とても休んでいられない。だから、ちょっと具合が悪くなると、静養のためにあえて入院することはありました。
ただ、病気で入院となると、私の知るかぎり、91年に狭心症で病院に担ぎ込まれた時以来ありません。それだけに、今回は驚きました。
当夜、私は番組出演のために大阪にいたのですが、記者さんや議員から30件以上電話がかかってきて、あっという間に着信記録が一周しちゃいましたね。
情報が錯綜し、自宅で吐いたなどとも報じられましたが、実際は中華料理屋で食事をしていた時に吐いてしまい、腰が痛いといって側近議員にさすってもらっていたそうです。帰宅して、どうにも我慢できずに救急車を呼んだのでしょう。
普通、政治家は自分の病気を隠すものです。晩年の渡辺美智雄氏みたいにゲッソリ痩せて、誰が見ても病気を隠しようがなければ別ですが、大物政治家になるほど病気を隠したがる。ところが、自家用車でコッソリ病院に駆け込むのではなく、救急車を呼ぶあたり、小沢氏らしいと思いました。
狭心症の時も奥さんが救急車を呼んだのですが、「世間体よりもとにかく命が大事だから」と言っていましたね。本人の考え方としても、噂は気にしてないのでしょう。遅れて一大事になるよりは、たとえ騒がれても、救急車が一番安全だという考えに基づいているのだと思います。仮に深刻な病状だったら、ちゃんと発表する。そういう人なんです。
診断は「尿管結石」とのことで、命に別条がなくて本当によかった。もっとも、尿管結石も、ストレスが大きな要因だと聞きます。公判の初日で、さしもの剛腕も緊張があったのでしょう。これは、あの場に座った者でないと分からないかもしれません。私も、陸山会の公判では「石川はいつもモゾモゾして落ち着きがない」などと書かれましたが、椅子は硬いし、気持ちも落ち着かないし、なかなかジッと座ってはいられませんよ。でも、小沢氏は背筋を伸ばし、微動だにせず前を見据えていたという。さすがの胆力です。
きょう(14日)は小沢氏の第2回公判。私が録音した任意の事情聴取が法廷で再生されます。正直言って、気分のいいものじゃない。検察官役の指定弁護人としては、冒頭10分を流して、「思ったよりなごやかで、脅しも威圧もないじゃないか」という印象を与えることを狙っているのでしょうが、いきなりケンカ腰の検事なんていませんから。それに、拘置所の中での聴取もこんなものかと思われては困る。全然違いますよ。彼ら検事は、法律を熟知した優秀な営業マンみたいなもの。違法にならない範囲で、欲しい供述を引き出すのはお手のモノでしょう。そんな彼らでさえ、私の調書では任意性が認められず、裁判所に却下された。この意味の重大さをわかって欲しいと思います。
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