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政党助成金を私物化/大江参院議員資金管理団体へ600万円
「しんぶん赤旗」 2011.10.14 日刊紙 14面
自由党、民主党、改革クラブと渡り歩き、現在は、自由民主党・無所属の会に所属する大江康弘参院議員(比例代表)が昨年4月、改革クラブを離党する際、党本部から受け取った政党助成金600万円を丸まる自分の資金管理団体「紀の国政冶経済同友会」に移動させていたことがわかりました。
違法ではないものの、政党の活動資金に充てることになっている政党助成金を私物化する行為といえます。
助成金が目当て
改革クラブというのは、どういう政党か―。
2008年8月29日、民主党を離党した渡辺秀央、大江両参院議員ら4人で結党しましたが、当初参加予定だった民主党の姫井由美子参院議員が直前に新党参加を撤回したため、政党助成金を受け取る「国会議員5人以上」という政党要件を満たしませんでした。
その後、西村真吾衆院議員が如わりましたが、09年8月30日の総選挙で同議員が落選、ふたたび政党要件を失いました。同年10月19日、ゼネコン汚職事件で実刑が確定し、失職した経歴の持ち主である中村喜四郎元建設相を入党させ、「政党」となり、翌20日、さっそく、1900万円の政党助成金を受け取りました。
昨年1月4日、松下新平参院諌貝が離党すると、同8日、自民党を離党した山内俊夫参院議員(当時)が入党、ふたたび政党要件を確保、同年1〜3月分として同年4月20日、約3000万円の交付を受けました。
いわば、政党助成金目当ての政党です。
大江氏は、改革クラブに約3000万円が交付された3日後の4月23日、自民党を離党した舛添要一元厚生労働相らが合流し、「新党改革」に党名変更する際、これに反発して中村氏とともに離党しました。
2010年分の政党交付金使途報告書によると、改革クラブの党本部は4月23日、大江氏が支部長だった「改革クラブ比例区第3支部」に政党助成金600万円を支出しました。同支部は同日、600万円全額を「紀の国政治経済同友会」に移して、解散しています。
政党助成金は国民一人あたり250円、総額約320億円(10年)にのぼる税金です。
他の所属議員も
改革クラブの解散にあたっては、荒井広幸参院議員、中村氏、山内氏の支部にも、各600万円が支出されており、党解散にあたって所属議員で“平等”に分け合った形です。
03年に民主、自由両党が合併した際、自由党に残った政党助成金を含む約13億円が小沢一郎党首(当時)の関連政治団体「改革国民会議」に移され、問題になったことがあります。
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