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小沢氏裁判の弘中主任弁護士の弁護は、一味も二味も違う
http://31634308.at.webry.info/201110/article_13.html
2011/10/14 00:00 かっちの言い分
小沢氏側弁護士が、検察官役を務める指定弁護士の冒頭陳述の内容に対して異議申立書を提出したという記事が、、読売新聞から出た。
小沢氏側が異議「4億円の説明必要ない」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T01322.htm
小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)で強制起訴された小沢元代表の裁判で、元代表の弁護側は12日、検察官役を務める指定弁護士側の冒頭陳述に対する異議申立書を東京地裁に提出した。
土地取引を巡る元代表の「現金4億円」について、指定弁護士が「(元代表の)出所に関する説明は一貫性も合理性も欠く」と指摘した部分などの削除を求めている。
弁護側は異議申立書で、指定弁護士側の主張について「具体的な証拠もなく、意見や評価を述べているだけだ」と指摘。指定弁護士が、元秘書3人の判決で認定されたゼネコンからの1億円の裏金提供を立証しないことを踏まえ、「“裏金”が含まれているなど、4億円を保有していることの違法性が推認される根拠が示されていない状況では、元代表が出所を説明する理由などない」と主張。「合理的な説明をしていないから出所に疑問があるとの誤解を裁判所に与えようとしている」と批判している。
(2011年10月13日07時08分 読売新聞)
これを読んで、弘中主任弁護士のやり方は、石川議員の弁護士らの公判維持の仕方とは違うように思える。石川議員らの裁判は、トンデモ登石裁判長によって「推認」で決まってしまった。小沢氏の裁判の大善裁判長もトンデモ登石判事と同じ穴のムジナに見えてしまう。つまり、最悪、石川議員の裁判のように「推認」によって裁かれてしまう可能性は十分ある。石川議員の公判では、検事調書がかなり不採用になったので、すっかりトンデモ登石裁判長に騙され、弁護団も安心しきったところがある。マスコミも騙された。
このトンデモ登石判事の極め付きの人物像が、日々坦々さんのブログに日刊ゲンダイ紙の記事『[陸山会裁判]ミスター推認 登石裁判長に抗議の署名殺到http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3980.html』が掲載されている。ここから、トンデモ登石判事の記述を引用させてもらった。
(引用始め)「そもそも登石裁判長は93年から3年間、法務省刑事局付の検事として勤務した経験がある。4年前に東京地検の検事が不祥事で起訴された裁判では、大甘判決を下して話題になった。今回、検察が描いたストーリーを丸写ししたような“推認に次ぐ推認”の判決文を書いた背景には、検察との浅からぬ関係があったからではといわれています」(司法ジャーナリスト)
いまや“ミスター推認”と皮肉られている登石裁判長は、02年、北大で行われた裁判員制度に関するシンポジウムで、こんな発言をしていた。
「裁判官の判断の特質として、経験しない事実の推論がある」「開き直った言い方かもしれませんが、必要なのは個々の経験ではなく類推する力だと思うのですよ」
いやはや、ゾッとさせられるセリフではないか。その“推論”が間違えていたら、どんな人でも有罪にされてしまうわけだ。おまけに、こんな暴言まで吐いていた。
「判決を出してしまったらけろっと忘れる。これは才能だと自画自賛している」――。
もっとも、弾劾裁判へのハードルは高い。(引用終わり)
小沢氏のように体制を変えようとする政治家の裁判は、刑事被告となっているが、実質政治犯の色彩を有している。このような政治裁判では、過去の時代から無罪になったためしがない。小沢氏擁護派の日刊ゲンダイ紙は、小沢裁判は無罪と予測しているが、トンデモ登石裁判を見ていると、そんなに単純ではないように思える。小沢氏の冒頭陳述も刑事裁判というよりは、政治裁判での主張に近い。小沢氏がm自分を狙った、殺人よりもひどい暗殺と述べた所以である。
特に「証拠第一主義」でなく「疑わしきは罰せず」という近代的裁判から逆戻りした「推認」による手法で裁かれれば、裁判長の胸の内ひとつで、判決は無罪、有罪のどちらの側にも転ぶ。
こんな検察とつるんだような推認裁判長らを相手にすれば、弁護側は手の出しようがない。しかし、そんなことを言えば元も子にないので、どうすればいいかというと、弁護側はひたすら「推認」の芽を摘むしかない。
今回の検事役の指定弁護士の冒頭陳述の「推認内容」が「証拠」で裏付けされていないと、裁判所に修正、抹消を求めたことは、非常に良い方法と思う。このように、事ある度に修正、抹消を行って「推認」の芽を摘むことは、裁判所が恣意的に動こうとしても無視は出来なくなる。
弘中弁護士は、妻のロス銃撃事件で逮捕された三浦和義の弁護し、無罪にしてしまった。裁判官の心証を上記のような一つ一つ積み上げて変えて行ったと思われる。
今回の手始めの弁護活動は大きな先制パンチであったと思われる。ヤメ検とは一味も二味も違う。石川議員も弁護士を替えた方がいいのではないか。
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