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小沢氏の強制起訴と吉田繁実氏
2011/10/12(水) 21:34:43 弁護士 猪野亨のブログ
http://inotoru.dtiblog.com/blog-entry-398.html
朝日新聞2011年10月5日付朝刊に、吉田繁実氏のコメントが掲載されています。
吉田繁実氏は、小沢一郎氏の強制起訴を議決した検察審査会において、「審査補助員」として立ち会った弁護士です。
この吉田繁実氏が、以下のように述べた報じられています。
「素人判断ではない」
「素人の感情的な判断という批判は見当違い」
しかし、どう考えても、「素人」判断です。プロではないのですから。
しかも、その思考過程が披露されています。
「(1円するかしないかという)コピー用紙には裏紙を使えたと指示された」
↓
「4億円について小沢氏に相談しないはずがない」
これが素朴な疑問だったそうで、客観的な証拠は十分なのだそうです。
犯罪として立証十分かどうかという判断が結局は、「素朴な疑問」に尽きてしまっているところが非常に問題です。
共謀が成立するかどうかという点でいえば、そこにあるのは、「知らないはずがない。」、「報告されていないはずがない。」というまさに「感覚」としての判断だけです。
小沢氏の元秘書に対する地裁の有罪判決も「知らないはずがない。」という程度で有罪にしたということを考えると、小沢氏の場合も、あり得なくもないということなのでしょうが(その判決こそ暴論ではありますが。)、しかし、小沢氏の問題は、さらに遠い関係であり、無理があります。
これでは「感覚」だけで「有罪」の心証を得たということと何ら変わらなくなります。
いくらなんでも、コピー用紙と4億円を比較するのは無理がありすぎるということです。
実際に、口うるさいボスは、中身よりも、このような細かなものばかり指示する人で少なからずいます。
コピー用紙は裏紙を使え。
帰る前にコピー機の電源を切れ(FAX受信ができなくなるので、送る側としては困るのですが…)。
電気はこまめに消せ。
このようなことは、物のない時代に育った方々に多いように思うし、それ自体が誤りでもありませんし、一種のこだわりです。
「このような発想の人だから4億円もそうなんだ。」では、いくらなんでも飛躍がありすぎます。これでは到底、有罪立証とはいえません。
どうみても、「素人」を玄人である吉田繁実氏が誘導したようにしか見えません。
吉田繁実氏が守秘義務も顧みることなく、検察審査会の議論の過程を、政府御用新聞である朝日新聞にベラベラとしゃべっているのは、小沢氏強制起訴がいかに問題があると批判されていることに「弁明」を迫られた吉田繁実氏と朝日新聞が結託して自分たちの行動を正当化しようとするためのものであり、謀略キャンペーンの1つです。
小沢氏の金の問題に対する批判が強い(これはあくまで政治問題です。)ことへの国民感情を利用して自らを正当化しようとしているということです。
やはり、今回の小沢氏の強制起訴は問題があった、それを審査補助員であった吉田繁実氏自ら証明してくれたといえます。
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