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NPO法人アジア太平洋資料センターのウェブサイトから
2011/10/12 12:14.
「東京を占拠せよ」運動は成功するか?
ニューヨークのローワー・マンハッタンで始まった「ウォール街を占拠せよ」運動が、米東海岸から西海岸まで、さらには欧州の一部でもある種の支持を得つつあることは今や明らかだ。
だが、東京は?抗議活動の多くは、初めは展開の予想がつかない。ただ、「東京を占拠せよ」運動は、福島第1原子力発電所の事故を機に高まっている反原発心理の波にうまく乗じれば成功の余地があるのではないか。反原発デモは、東京にしては珍しく数万人の参加者を集めている。
フェイスブックでの呼びかけを受けた「占拠せよ」運動が15日に世界各地で行われる見通しだ。しかし、少なくとも外から見ている限り、スタートは慌ただしく混乱したものになるとみられる。決行の日が近づくにつれ、神経をとがらせる活動家予備軍も出ているようだ。
こうした先行き不透明なムードは、フェイスブックの「オキュパイ・トウキョウ」ページが先週立ち上げたウェブサイト「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠しましょう)」で、15日が本当に最適なのか議論されていることでも分かる。
投稿者「Serious」さんは懐疑的だ。準備が間に合うか。自身が成功の基準とする100人以上の参加者を集められるのか、それとも20人程度にとどまるか。別の投稿者は、ウォール街のデモも当初は10人程度だったと指摘し、日本独自の抗議スタイルを確立するよう訴えている。
ただ、始まったばかりのこうした活動の例に漏れず、この運動もまとまりがなく、そのため支持する意見にも慎重さが残る。投稿者からは、デモはどこで行うのか、1つだけではないのかといった当惑の声が聞かれる。主催者たちはデモがぶつからないよう調整中だと言うが、計画や全体的な抗議メッセージが受け取る側に浸透しているようには見えない。
東京のNPO法人アジア太平洋資料センターは15日正午に抗議活動を計画している。事務局長の内田聖子氏によると、同センターが動き出したのはわずか数日前。デモの場所も未定という。ただ、参加した人が新宿で開かれる別団体の「占拠せよ」運動にも行けるタイミングで終了する予定。300人程度が参加してくれればいいと考えている。
参加者数がどうあれ、同センターは真剣だ。内田氏は、この運動は米国で始まったが日本も同じ問題を抱えていると述べた。確かに2008年の金融危機後、若者を初めとする労働者の雇用見通しはさらに悪化。今や毎年、年末になるとホームレスや失業者向けのテント村が設置される、と同氏は指摘する。
悲惨な事故という特殊要因があるとはいえ、反原発運動がなお拡大を続けていることをみると、施政者に疑問を投げかけたい気持ちが強まっている市民もいるようだ。ただ、「東京を占拠せよ」運動がニューヨークで感じられるような熱気を得ようとするなら、やるべきことは多い。
記者: Yoree Koh
ウォール・ストリート・ジャーナル
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