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オンボロ内閣がこのまま続くゾッとするこの国 また公明頼り野田民主の裏切り頽廃
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2011/10/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
かつて自民党は公明党を頼って崩壊し雲散霧消した二の舞必至
--大増税強行、震災復興も原発被害対応も遅々として進まず、世界経済大崩壊の中でアメリカのためのTPPに強制加入、国民生活は全く先が見えない
この男は一体、どこを向いて政権運営しているのか。菅直人に続いて、野田首相も自民、公明にスリ寄り始めたからア然だ。7日には、3次補正と臨時増税の関連法案について政調会長の協議をスタートさせた。またぞろ自公にペコペコ頭を下げて、あわよくば、今月中にも法案を提出する腹づもりだ。
しかし、この先10年も続く大増税には、与野党はもちろん、国民からも批判が噴出している。多くの専門家が「この不況下で増税なんて自殺行為だ」と言っているのだから当たり前だ。それなのに、野田はそんな国民の声には耳を傾けず、何でもかんでも自公との事前協議だけでコトを進めようとしているのである。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)は、「最初から安易な大連立に走ろうなんてとんでもない話だし、自民党政治を否定して政権交代させた有権者に対し、許しがたい裏切り行為です」と批判したが、本当だ。後足で砂をかけられた国民は、いいツラの皮である。
デタラメは増税だけではない。野田は震災復興や原発事故への対応などガムシャラにやるべきことはやらないで、ずっと放置されていたTPPをほじくり返し、前のめりになっている。世界経済は崩壊寸前、日本も円高・株安でどうなるか分からないのに、アメリカの輸出拡大のために「早急に結論を得るのが従来の姿勢だ」と、TPPに強制加入しようとしているのだ。
◆結局すべては野田の保身優先
きのう(10日)は農家視察のため群馬県を訪問し、稲刈りパフォーマンスをやった野田。「農業を成長産業にするために、資本増強のファンドをつくるなど後押ししたい」と農業支援の“ニンジン”もぶら下げてみせたが、冗談じゃない。
大増税強行、震災復興も原発被害対応も遅々として進まず、世界経済大崩壊の中でアメリカのためのTPPに強制加入、国民生活は全く先が見えない
「全国の農家は、野田首相からTPPの説明さえロクに聞かされていないのです。被災地の東北の農家はどうするのか。復興しても、関税撤廃のTPPで日本の農業がガタガタになってしまった後では、生活再建どころではありませんよ。そもそも、TPPを推し進めているのはアメリカと財界、それに連なる官僚機構や一部の議員だけです。当の農家1166万人からは『TPP反対』の署名が集まっているのです」(農政関係者)
そんなこともお構いなしで、財務省とアメリカにゴマをすり、自公に頭を下げて増税やTPPを強行しようとしている野田は、ほとんど狂っているとしか思えない。「どこを向いて政治をやっているのか」と言うしかないのだ。前出の五十嵐仁氏がこう言う。
「要するに、野田首相は菅さんにそっくり。政権にしがみついていたいだけで、何もやりたいことがないのです。自分で考える力も独自のビジョンもないから、アメリカや財界、霞が関など強い者の言うことばかり聞いて動いている。延命のためには自民党に頭を下げることもいとわない。ただ、社会保障と税の一体改革もそうですが、自民党や財界、官僚が失敗したことの二番煎じをやってどうするのか。アメリカだって、国内ではデモが頻発し、世界経済はいまやグチャグチャですよ。新たな方向性を打ち出さなければ政権交代した意味がないのに、居座ることだけで精いっぱいなのだから、どうしようもありません」
大震災の復興も原発被害対応も遅々としてはかどらないのに、大増税やTPPまで背負い込んでどうするのか。大連立だって言うは易しだが、そんな簡単なものじゃない。保身延命だけに汲(きゅう)々(きゅう)の野田では何も進まず、政治は混乱、経済停滞は目に見えている。
◆沈没する日本を前に、自民党と同じ発想の民主党
改革魂も気概も失った連中が政権を担っていたら、衰退一途の日本の没落は止まらない。野田政権を見ていて「知恵がないな」と思うのが、公明党頼みに走っていることだ。かつて自民党が公明党と一体化して衰退・壊滅した同じ道を進もうとしている。正気なのか。
「公明党はこの先、自民党をパートナーにしていても選挙に勝てないから、民主党に乗り換えることを考えている。しばらく与党でも野党でもない“ゆ党”に徹するでしょう。野田首相は、選挙制度や衆院の解散時期で公明党に花を持たせて、参院のねじれ解消で協力を仰ぐ考えです」(政治評論家・浅川博忠氏)
自公連立も小渕内閣時代、参院ねじれ解消のために始まった。それが自公選挙協力となり、自民の議員たちは楽して公明・学会の集票マシンにオンブに抱っこ。それで足腰が弱り、独り立ちできない党になり、何も独自政策ができず、生きているだけの政権となって、ついに09年総選挙で雲散霧消に追い込まれたものだ。巨大政党が小党に振り回される政治が10年も続き、この国は進歩できずメチャメチャになったが、野田政権はまた同じ過ちを繰り返そうとしているから、「アホか」なのである。民主党の頽(たい)廃(はい)は度し難い。
◆早く退陣させないと時間のムダ
この国は、放射能拡散収束や復旧・復興が急務だが、それに加えて、経済没落ストップも急がねばならない。それには、自公時代では考えられなかった大胆なことや改革をやるしかない。同志社大の浜矩子教授が指摘するように、“これまでの成功体験”を捨て、1ドル=50円時代を前提にした新しい発想や国家づくりが求められているのだ。
しかし、野田首相は財務省に操られ、アメリカにへいこらし、果ては公明党に鼻面を引き回されることを望んでいる。この国をダメにしてきた旧態依然にすがるしか能がないから、狂気だし、絶望的になってしまうのだ。
「あっちこっちに気を使い、譲って、その場しのぎの政治を続ける。野田政権はその連続でしょう」と前出の浅川博忠氏はみているが、そんな無為無策ではどうしようもない。アメリカの大不況や欧州発の金融危機に巻き込まれ、国難の日本は一気に沈んでしまうだけだ。
経産省を追われた改革派官僚の古賀茂明氏が雑誌でこう語っている。
「野田政権のような役所に支えられた政権というのは、失敗が国民に見えにくい。その代わり改革しないから、国も国民も静かに沈没していく。役所に支えられた自民党政権がダメだと国民が気づくまで20年もかかってしまった」
せっかく国民が目を覚まし、戦後初の政権交代を起こしたのに、自民党と何も変わらないオンボロ内閣が続くなんて、ゾッとするしかない。
国民はなにも、民主党が自公と談合して増税でもなんでも密室で決めてしまうデタラメを望んで、政権交代を起こしたのではないのだ。官僚や自公議員が「マイった」と腰を抜かすような新しい改革、大胆な戦略を打ち出すのが、民主党の歴史的役割。アイデアがないのなら、それこそ小沢一郎に頭を下げて教えてもらえばいいではないか。それもできないトロくて能無しの内閣では、逆立ちしたって、この国難に立ち向かえるわけはない。サッサと退陣させないと、時間の無駄というものなのだ。
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