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23日に東京・明治公園で、「『震災だから』じゃすまされない!まともな仕事と人間らしい生活を!」をスローガンに、「全国青年大集会2011」(実行委員会主催)が開かれます。
今年の集会は、東日本大震災をへて、「どんな社会をめざすのか」が根本から問われているなかで開かれます。「多くの青年と駅前やハローワーク前でアンケート対話」「地域実行委員会を初めて結成」「働き方の願いをプレ企画で交流、バス2台で参加予定」など、成功へ、各地で頑張っています。
若者の願いをかかげて
「震災で仕事が減り、部署ごと全員解雇」「拘束時間は12時間だが、残業代も出ない」―被災地をはじめ全国でとりくまれている実態調査に寄せられた声には、失業や解雇、就職難、サービス残業や低賃金など若者の状態悪化が震災後さらに深まり、打開が痛切に求められていることが示されています。
こうした若者の願いに、野田佳彦内閣はまったく背を向けています。若者の「使い捨て」労働を広げてきた財界に、組閣前からあいさつ詣で。自公内閣時代のような、財界トップが国の重要政策の策定に直接関与する仕組みをつくり、消費税増税をはじめ財界いいなりの政治を進めようとしています。
「人間はモノじゃない」―2003年から始まった青年大集会は、6回目の昨年、5200人が参加するまでに発展しました。「ネットカフェ難民」など若者の実態を告発し、正規・非正規や職種の違いをこえた連帯を広げ、「自己責任」だと言われてきた若者の雇用破壊や貧困を、一大社会問題に押し上げてきました。今年の集会が広範な若者を結集し成功をかちとることは、野田内閣が進めようとしている財界いいなりの政治を許さず、若者の雇用と生活の願いにこたえる新しい日本に前進していく大きな力となるものです。
集会には、震災を口実にしたソニー仙台による期間社員大量解雇の撤回を求めて立ち上がった青年たちが参加します。日本航空の不当解雇や、08年秋のリーマン・ショック後の「非正規切り」を許さない裁判闘争などのたたかいが持ち寄られます。最低賃金引き上げ、医療・保育・社会保障の拡充、異常な就職活動の是正、学費負担軽減などを求める、多彩なとりくみが交流できるのも魅力です。
「少しでも被災者の力になりたい」「このまま原発依存を続けていいのか」―多くの若者が震災ボランティアや原発のデモに参加しています。未曽有の大震災と東京電力福島原発事故をうけ、若者が「自分に何ができるか」と生き方や価値観を問いかけ、探求を強め、行動に足を踏み出し始めています。
全国青年大集会は、「『被災者が主人公』の復興と生活再建」、「原発からの撤退」を鮮明に掲げ、被災地の自営業青年や、原発被害にあった農業青年の発言も予定されています。集会成功をかちとることは、未曽有の大災害を国民的な力を結集して克服するとりくみの発展にとっても重要です。
連帯と支援を強めて
日本共産党は、1回目の集会以来、自らの切実な願いをかかげた若者のたたかいの発展を期待し、連帯と支援を強めてきました。地域や職場、学園で結びついている多くの若者に働きかけ、集会成功へ力をつくしましょう。
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