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小沢一郎より震災復興が先 「反小沢勢力」がこの国の諸悪の根源
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2011/10/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
彼を犯罪人に仮想しここ20年余にわたって政治を混乱させてきた元凶は誰なのか
津波が根こそぎさらった大地には雑草が生い茂り、列車の運行が止まった線路は錆で赤く変色した。大地震の発生から7カ月。被災地の風景は、政治が浪費した時間の大きさを教えてくれる。
「現地は今もガレキが山積みで、壊滅した駅舎も手つかずのままです。涼しくなっても腐った食料品の臭いは漂ってくる。倒壊して住めなくなった建物の壁には『がんばろう』のメッセージが書かれ、災害に負けずに立ち上がろうとしていますが、精神論を振りかざすだけではどうにもなりません」(現地在住ジャーナリスト)
世界経済は財政危機でグラグラしているし、政治状況も不安定だ。日本だって、そのあおりを受ける。政策課題は多岐にわたり、フルパワーで処理しなければメチャクチャになってしまう。国も国民生活も、ボロボロで立ち直れなくなる危険性をはらんでいるのだ。
とりわけ重要なのが震災からの復興である。まずはこの課題をクリアしないと、日本は活力を取り戻せない。最優先すべきは復旧・復興だ。小学生にだって分かる「解」である。
それなのにどうだ。いま、政界やマスコミが、日本を揺るがす疑獄事件のごとく大騒ぎしているのは、民主党の小沢一郎元代表の問題である。先月26日に元秘書3人に有罪判決が下り、6日からは本人の裁判が始まった。それでワーワーやっているのだが、新しい事実は何一つない。小沢と陸山会の間のカネの流れを表にしたり、4億円の原資についての発言を時系列で紹介したりと、同じネタの焼き直しばかりである。良識ある国民はウンザリだろう。
◆「小沢被告」と犯罪人扱いするテレビ
検察官の取り調べを受けた際に、小沢がこう話したと報じた新聞もあった。検察リークに乗せられた一方的な報道への批判には耳を貸さず、受け手に「小沢は怪しい」とイメージさせる。その上、内閣支持率の調査にかこつけて、「小沢は喚問すべきか」「議員辞職すべきか」と聞く。何とかして「小沢はケシカラン」の声を拾い集め、「国民は重大な関心を持っている」「説明責任を果たせ」とあおるのだ。
「初公判を受け、小沢元代表を“小沢被告”と呼び、犯罪人扱いするテレビもありました。通常の起訴と検察審査会による強制起訴は違う。それを一緒くたにして、“刑事被告人である小沢は悪”という印象を与えようとしているのでしょう。しかも、テレビ局が用意した解説者やコメンテーターは、元特捜部検事ばかり。当然ながら、小沢捜査の異常さを指摘する声はまったく出ません。その上、落ち着きがなかったとか焦っていたとか、記者の独断に基づいて“裁判所で狼狽する小沢”とやった。あの手この手で実力者を矮小化したいのでしょう。緊急入院についても、必要以上に健康不安を強調。まるで孤独な負け犬のような扱いです。それほど小沢氏の力を奪いたいということです」(政治評論家・本澤二郎氏)
初公判で小沢は、オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏の著書を引用し、検察の強制捜査を「キャラクター・アサシネーション」と断じた。「人格の暗殺」だ。マスコミもそれに加担しているのだ。
る存在感をアピールするため。国会対策上の戦術に小沢を利用しているのです。この国や国民のことは完全に置き去りです」
いまの国会議員は、与野党ともに全く仕事をしていない。震災対策だけを取ってみても、動きは極めてスローモーだ。
そこで小沢である。国民の敵、腐敗の権化に仕立て上げ、日本中の不安や不満をぶつけさせることで、自分たちの能力のなさやサボタージュから目をそらさせた。小沢を悪者にすることで、何も出来ないくせに政治家ヅラしているのだ。
◆暗黒裁判を終わらせないと日本が終わる
「検察や霞が関にとっても、小沢元代表の台頭は脅威です。彼らの背後には米国もいる。米国は憲法9条見直しに反対した吉田茂元首相を造船疑獄で潰し、独自外交を展開した田中角栄元首相をロッキードで葬った。日米対等の理念を掲げた小沢氏も、米国からすれば危険人物。だから、検察やマスコミ、霞が関を使って抑えつけ、政治的に抹殺しようとしているのです」(本澤二郎氏=前出)
日本にとって何が必要かを考え、「国民の生活が第一」の理念で政権を奪取した政治家が、米国ベッタリで政権交代に怯えた官僚や自民党や検察やマスコミに潰される。それが日本にとって有益であるわけがない。反小沢勢力は日本を狂わせるだけである。
小沢の政治生命を途絶えさせることだけが目的の暗黒裁判など必要ない。20年以上も続く小沢潰しの幕を引かなければ、この国は終わりだ。
「小沢氏ほどの経験と知恵を持った政治家はいません。岩手出身で東北に土地勘もある。剛腕と呼ばれる政治力も魅力的です。震災復興の先頭に立たせれば、進まないものも進むようになる。それによって民主党政権が立ち直ることも可能です。国の再生に小沢一郎という政治家は欠かせません」(山口朝雄氏=前出)
国民はバカじゃない。元秘書の裁判や初公判を冷静に分析できるし、小沢が目くらましに利用されていることを見破っている人たちも多い。
急ぐべきは、政界から小沢一郎を削除することではない。震災からの復興なのである。
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