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2011.10.8 18:00 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111008/stt11100818000006-n1.htm
民主党から除籍処分を受け無所属の身を続けている松木謙公元農水政務官がついに年内の新党結成を口にした。まだ構想段階のようだが、実現すれば野田政権が進める増税路線に反発している小沢一郎元代表を支持するグループがなだれ込む可能性は捨てきれない。小沢氏自身の裁判も始まり、党内で「小沢離れ」が加速する中、松木新党は同グループ議員の受け皿になるのか…。
松木氏が新党結成に言及したのは、最近出版した自著「日本をダメにしたこの民主党議員たち」(日本文芸社)の中でのこと。
「私のほうから民主党に戻るということはもうないだろう。できれば年末までに新党を作って活動していくことになるかもしれない」
松木氏はこう綴る。民主党で当選を重ねてきたこともあり、決して民主党に対する愛着を捨てたわけではない。
だが、「TPP推進、そして消費税増税路線がはっきりしてきたら、民主党と対立して、戦っていくしかない可能性もある。そうしなれければ、私自身が、有権者に対してウソつきになってしまうからだ」と理解を求めている。
松木氏は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や消費税増税に反対しており、農水政務官を今年2月に辞任したのは当時の菅直人首相がTPPと消費税増税を押し進めようとしたからでもあった。
近著で新党の詳細は明らかにしていないが、「新党は、無所属の議員が集まって、党是は決めずに自由に活動できるようにしたい」と記している。
松木氏は小沢氏側近として知られるが、その小沢氏は資金管理団体「陸山会」の土地購入問題をめぐる事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴され、6日に初公判を迎えた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111008/stt11100818000006-n2.htm
小沢氏は今後、裁判への対応に忙殺され、党内の権力闘争から距離を置かざるを得なくなるだろう。「尿管結石」だったとはいえ、初公判が行われたその日に病院に搬送されたことは、体調面で不安があることを印象づけた。実際、狭心症で入院した過去があり、食事や酒には気を使っている。
「小沢さんは裁判の対応に追われるわけだから、グループの面倒を見る余裕はなくなる。もう小沢グループがまとまって党内をかき回すことはできない。野田政権の基盤は安定するんじゃないか」
首相を支持する議員からはこんな声も漏れだした。果たしてそうだろうか。
小沢氏の判決は来春と言われているが先行きは不透明で、健康面で依然不安を抱える小沢氏にいつまでついていったらよいのか悩む小沢系議員は少なくないはずだ。
現行の選挙制度が二大政党政治を前提とした小選挙区制である以上、民主党を離党するには覚悟が必要になる。
だが、このまま民主党に残っていても、国政選挙で勝ち残れるかは微妙だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が今月1、2両日に実施した合同世論調査では、野田内閣の支持率は56%とそこそこの数字をたたき出したが、政党支持率では民主党が20・5%、自民党が19・9%とほぼ横一線だ。
ならば、菅内閣当時、内閣不信任案採決の際、民主党でただ一人、賛成票を投じ、男を上げた松木氏の新党にかけるのもひとつの手−。そう考える議員がいても不思議ではない。もっとも、松木氏の性格からして、小沢グループから議員を引き抜くかのような誤解を与える行動はとるはずもない。
そうならない形で、松木新党が台風の目となるにはどうすればよいか。カギを握るのはやはり小沢氏だ。小沢氏が子分もろとも松木新党に入党したとき、政界再編の幕開けを迎える。
(坂井広志)
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