政治資金規正法違反で強制起訴され刑事被告人となった大物政治家・小沢氏が会見で自身の正当性を訴えた。この記者会見の幹事社はテレビ朝日、共同通信だという。その会見である記者の質問に小沢が噛みついた。賛否両論だが、剛腕と言われていたけど傲慢！と会見は逆効果だったという意見が多かった。

その質問は共同通信記者の「野党は証人喚問を要求しているが、国会で責任を果たす予定は？また4億円の原資は何だったのか？」それに対して小沢が答えた内容が、「三権分立を君はどう考えてるの？」「あんたの見解は？」だった。この回答に対して小沢の傲慢と見るか、記者が幼稚で頭が悪いと感じるかは人それぞれだろう。

私が記者であれば論戦を張る。望むところだ。何故ならば小沢とディベートすることで、彼の本当の考え方や本質を引き出すことができる可能性があるのだ。ひょっとすると4億円原資のヒントが出るかもしれないのだ。彼自身が「君はどう思う？」わざわざと問うているのだ。逆に考えればまたとないチャンスではないか？

小沢と直にディベートが出来ることなんて、滅多にないじゃん！この記者は絶句していた。多分ディベートするほどの知識は持ち合わせていないのだろう。当然応じるにはその記者の力量が問われる。ツーか、最近の記者は記者会見の質問や掲載記事を見ていると、そんなことは望むべくもないバカ記者ばかりだ。辟易するわ！

小沢の冒頭陳述をどう感じるかも人それぞれだが、マスコミに洗脳された一般日本人は小沢の悪あがきにしか映らないだろう。しかし私は、その内容も含めて暴走する司法・検察に待ったをかける陳述として評価する。小沢の司法に対する対決姿勢に久しぶりに胸がスカッとした気分だわ。

その内容を抜粋転載するが、政府、司法、マスコミが共謀して既得権益を死守するための一蓮托生的な結びつきを証明している内容だと思う。

＊＊＊指定弁護士の主張は、検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の誤った判断に基づくに過ぎず、この裁判は直ちに打ち切るべきです。百歩譲って裁判を続けるにしても私が罪に問われる理由はまったくありません。そもそも政治資金規正法は、収支報告書に間違いがあったり、不適切な記載があった場合、みずから発見したものであれ、マスコミ、他党など第三者から指摘されたものであれ、その政治団体の会計責任者が総務省あるいは都道府県選管に自主申告して収支報告書を修正することが大原則であります。
贈収賄、脱税、横領など実質的犯罪を伴わないものについて、検察や警察が報告の間違いや不適切な記載を理由に捜査すると、議会制民主主義を担保する自由な政治活動を阻害する可能性が出てまいります。ひいては国民の主権を侵害するおそれがあるからであります。だからこそ規正法が制定以来、今日まで何百件、何千件と数え切れないほどの報告間違いや不適切な記載があっても実質的犯罪を伴わないものは検察の言う単純な虚偽記載も含めて例外なく、全て収支報告書を修正することで処理されてまいりました。
私の政治資金団体「陸山会」の事件が立件されたあとも、本日ただ今もそのような処理で済まされております！それにも関わらず唯一私と私の資金管理団体、政治団体、政党支部だけが一昨年３月以来１年余りにわたり、実質的犯罪を犯したという証拠は何もないにも関わらず東京地検特捜部によって強制捜査を受けたのであります。
もちろん、私は収賄、脱税、背任、横領等、実質的犯罪は全く行っていません。なぜ私のケースだけが単純な虚偽記載の疑いで何の説明もなく、突然現行法の精神と原則を無視して強制捜査を受けなければならないのか。これでは到底、公正で厳正な法の執行とは言えません！したがってこの事例においては、少なくとも「実質的犯罪はない」と判明した時点で捜査を終結すべきだったと思います。それなのに、一昨年春の西松事件による強制捜査、昨年初めの陸山会事件による強制捜査など、延々と捜査を続けたのは、明らかに常軌を逸していると思います。
この捜査はまさに検察という国家権力機関が政治家・小沢一郎個人を標的に行ったものとしか考えようがありません。私を政治的・社会的に抹殺するのが目的だったと推認できますが、明確な犯罪事実、その根拠が何もないにもかかわらず、特定の政治家を対象に強制捜査を行ったことは、明白な国家権力の乱用であり、民主主義国家、法治国家では到底許されない暴力行為であります！＊＊＊

また、元検事で弁護士の郷原信郎が、7日のニコニコ生放送「小沢一郎初公判をどう見るか」に出演。江川紹子、落合洋司との座談会の中で、次のような発言をしている。小沢さんを政治家として評価しているわけではない。しかし、そのことと刑事手続として判断が正しいのかは別の問題。こんな事実や証拠関係でこういう目に遭わされているのはひどい。ひいきするわけではないが、率直にどうしてこんなことになったのかと思う。どこかが狂っているとしか言いようがない」と述べた。

その通りである！しかし、私がいつも感じることだが、この国のマスコミはリベラルな視点を持った人の意見は必ずと言っていいほど無視する。っていうか、抹殺するのだ。ある種のファシズムである。今回の小沢氏の裁判のように！
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-864.html
　

コメント
01. 2011年10月08日 17:50:00: ivLPTA9B66 質問者は国会への説明について聞いたようだ。４億円の話は、ズルのＴＢＳ青山がした質問だったと思う。 国会での説明について質問した記者は、思いがけぬ小沢氏の反対質問に合って、絶句、おそらく顔面蒼白であったのではないか。 この小沢氏のことを傲慢と評するメディアも一部にあるようであるが、先の鉢呂元大臣の時の時事の記者の傲慢無礼な質問のことも考えれば、当然有りうることが起こったに過ぎない。今後は、もっと覚悟を決めてから質問すべきであろう。何しろ一方は国民の選挙によって選ばれた代表なのであるから、無礼や侮辱はその選挙民に対するものと同じようなものだ。 昔、佐藤栄作総理が「新聞記者は出ていけ」と激怒したこともあった。記者クラブにはやはり相当問題があることは間違いない。記者クラブの権利制限、クロスオーナーシップの禁止、電波オークション解禁にしても国会がその気になればいくらもやれる話であるのに、一向にやる気配が無いのは、余程、記者クラブ制度の背後にある利権者に弱みを握られているか、あるいは別に今のままの方が何か余程、好都合なことがあるからだろう。
02. 2011年10月08日 17:57:32: ivLPTA9B66 ０１訂正 　　　ＴＢＳ青山　　→　　ＴＢＳ松原
03. 2011年10月08日 18:13:37: 6vEHRdEs7c 正直自分の周りはゴミの姿勢にあきれているよ 小沢問題に殆ど関心のない人のほうが多いのだが ゴミがあれだけ決め付けるのだから お上が正しいというよりお上に逆らうと ヤクザに因縁つけられるより性質が悪い そういう感覚だ だけど、ゴミや疫人に対しての 軽蔑している人は増えているし 彼らをつぶすことが明白ならば そこに一票をいれたい人はかなりいる 戦うことでのみ小沢さんの活路はある 真の勝負は二年後だ 国民が小沢さんおｗ無罪にしよう
04. 2011年10月08日 18:32:02: rWmc8odQao 喜納昌吉氏 「小沢さんにはがんばってほしい。その秘書に対する司法の対応は、誰から見てもこの国の未来の危機だ。検察審査会の起訴による裁判には、この国の隠れた権力の異常さを感じる。これもまた、原発問題と同根である。皆で応援しよう。」 https://twitter.com/#!/kinashoukichi/status/122562675963207680 みんなで応援しよう！異常な司法を変えよう！
05. 2011年10月08日 21:15:33: UeGdy22GSI 小沢に反感を持つ輩へ　 �@次の疑いを懸けられた場合どう答えるか〜気に入らない奴は全て抹殺出来る。 　全く悪い事（例えば窃盗）をしていないのに「お前は窃盗をした様に見える、思　える、だから窃盗したに違いない。窃盗していないなら証拠を見せて説明しろ」 �Aお前の箪笥預金１億円は過去２０年に亘り何年何月に夫々幾らを入金したか説明　できなければ、汚いお金＝犯罪だ。この論法だと日本国中犯罪者で溢れる。 �B多数の自民党代議士が政治資金規正報告の訂正を行っているが、小沢には訂正さ　せないで虚偽記入と断定した事は差別であり、文明国家と言えない。 �C土地取得時、即刻土地登記をしない企業は犯罪者扱いするのであれば、大部分の　日本企業は刑務所送りだ。不公平のない様に全企業を摘発すればよい。 　立替の出・入金を省略処理した企業も刑務所送りにしないと片手落ちになる。 �D４億で大騒ぎしているが、国の借金が９６０兆円に膨れ上がったことを問題に　　しないのは何故か。民意は小沢でなく、９６０兆円こそ大問題〜犯人を追及して　身ぐるみ剥ぐべきだ。身内で固めた検察審査会十数人が民意とは大ウソだ。 �E裁判であってはならない訴因変更を国民の面前で抜けぬけと強行した。犯罪だ。 �F米国若者のデモ＝裕福１％、貧乏９９％に怒っている。益々拡大して行く。 　日本も怒り始めた〜報道・政官財学のウソ〜米財閥に媚びる一握りの売国奴達。　オバマは日米の貧しい人々の味方だ。売国奴は日本に要らない〜米へ出て行け。
06. 2011年10月08日 22:38:04: o2Atutf0r2 小沢氏の戦術というか、生き様は物事に正面から挑む正攻法が持ち味だと思う。それが、売国メディアの捏造コメントのせいかわからないが、今までは奥歯に物の挟まった言い方しか聞かれなかった。 今回の発言は、初めてファシスト官僚どもへの批判を、正面からやったことに意義がある。 売国メディア、官僚ファシストどもは小沢氏にあまり正面から、官僚ファシズム機構の批判攻撃をしてもらっては困るのだろう。それによって覚醒するＢ層がある程度は期待できる。
07. 2011年10月09日 00:33:53: QKb7YwIvvU もう、ゴタクはよい。 我々この、無法国家に対し、革命宣言をする。
08. 2011年10月10日 13:01:56: mp6fw9MOwA 記者は、黒幕の言いなりの指示を出す上司の言う事を理解し、それが真実と考えられるか否かで評価されるのだろう。 最近記者のレベルが落ちたとの話をよく聞くが、バランス感覚のある記者が端に寄せられていると見るべきだろう。 検察官・裁判官も同じ道を辿っていると思われる。 黒幕が既得権益を増やそうと考えており、その為に正義は犠牲にしてもとのおぼろげな判断が、時と共に違反行為までも是認する考えになってきているのだろう。 司法・マスコミの長がこの考えの基に人事権を行使すれば、正義感の強い人が端に寄せられるのは理の当然である。 不正がまかり通れば国は衰退し、お金が無くなり、既得権益者が自分の取り分は確保したいと動くので、ますます貧乏な国になる。 正義を追い求めないと現状の閉塞感は拭い去れない。

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