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「剛腕」小沢氏のハリセンボン会見は支離滅裂だ 冷めるファンの熱
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111008/stt11100810450001-n1.htm
2011.10.8 10:43 産経新聞
「三権分立を君はどう考えているの? もうちょっと勉強してから質問をしてください!」
民主党の小沢一郎元代表が6日の初公判後、国会内で行った記者会見。「司法手続きは重要だが、国会での説明も重要だ」との質問に食ってかかる姿に既視感を覚えた。
平成21年12月、小沢氏は期限1カ月を切った天皇陛下への会見要請は受けないという「1カ月ルール」を破り、中国の習近平国家副主席との会見をゴリ押しした。記者会見でこれを「特例会見は天皇の政治利用ではないか」と聞かれ、こう恫喝した。
「君は日本国憲法を読んでいるのかね? 憲法をもう一度読み直しなさい。天皇陛下の国事行為は、内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ!」
都合が悪いとおびえたハリセンボンのようにふくれ上がり、身を守ろうとする。主張が支離滅裂なのも相変わらずだ。
小沢氏は「公判が進んでいる」ことを野党が求める証人喚問を拒否する理由に挙げたが、これは論理が逆立ちしている。三権分立だからこそ司法手続きとは別に立法府として政治的・道義的責任を問わなければならないはずではないか。
「1カ月ルール」でも事実誤認が甚だしかった。小沢氏は天皇陛下の外国賓客との会見を国事行為だと断じたが、会見は憲法に定める国事行為ではない。もっと天皇の意思を反映した「公的行為」に当たることさえ知らなかったのだ。
「今回の検察の対応は、検察官が議会制民主主義を踏みにじったものとして日本憲政史上の一大汚点として後世に残るものだ」
小沢氏は6日の初公判で口を極めて検察の捜査を罵(ののし)ったが、これも過去の言動を振り返ると鼻白む。22年2月に東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした際、「公平公正な検察当局の捜査の結果」と持ち上げたのは一体誰だったか。
民間人で構成する東京第5検察審査会が同年4月に「起訴相当」と議決した時も「実質的な犯罪がないことが検察の捜査で証明されている」と述べ、検察の権威を盾に検察審を批判した。これをご都合主義と呼ばずして何と呼ぶ。
「なぜ私のケースだけが強制捜査を受けなければならないのか」
小沢氏はこう主張し、政治資金収支報告書の間違いや不適切記載は誰にでもあると強調した。
だが、資金管理団体に土地を購入させていた国会議員は小沢氏だけだ。手持ちの現金があるのに、わざわざ450万円もの利子を払って4億円の銀行融資を受けるなど不自然な資金繰りも「誰もがやっている」とでも言うのだろうか。
「検察の捜査は私を社会的、政治的に抹殺するのが目的と思われ…」
なんだか被害者意識ばかりが強烈に漂うが、これでは小沢ファンの熱も冷めようというもの。そうでない人はもはや哀れみにも似たしらけた眼差(まなざ)しを向けていることに気付かないのだろうか。(阿比留瑠比)
◇
「剛腕ではなく傲慢」「不快」 小沢氏会見、共感得るはずが…
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111007/trd11100721170013-n1.htm
2011.10.7 21:16 産経新聞
初公判後に開いた記者会見を終え、6日深夜、腰の痛みを訴えて救急搬送された民主党の小沢一郎元代表(69)。刑事被告人となった大物政治家は会見で自身の正当性を訴え、世論の共感を得ることを狙ったはずだった。だが、一夜明けた7日、小沢氏の思惑とは裏腹に、ネット上などでは「会見は逆効果」といった意見が目立つ。病状が「尿管結石」と分かり、安心した様子をみせたという小沢氏だが、世の趨勢(すうせい)を読み誤った対応が新たな悩みの種となるかもしれない。
「三権分立を君はどう考えてるの?」「あんたの見解は?」。6日の会見で、たびたび記者へ逆質問した小沢氏。国民が不可解に感じている「4億円」に関する質問には「検察に聞いてください」と突き放した。
こうした回答に、ネット上では批判的な意見が目立つ。会見を報じたニュースのコメント欄には、「質問に質問で返すのなら会見の意味はない」「剛腕と言われていたけど傲慢(ごうまん)」とバッサリ。小沢氏がこの裁判を「一時も早くやめるべきだ」とした点には、「裁判で説明すると言っていたはず」との指摘もあった。
危機管理コンサルタントの田中辰巳さんは「会見は批判を和らげるなど“解毒”のためのもの。だが6日の会見は毒が増した」と話す。会見時の小沢氏の心理状態については、「法廷で非常に『無念』を感じ、判断を誤ったことが考えられる」と分析。「危機管理の観点からは会見はやらない方がよかった」と話した。
選挙プランナーの三浦博史さんは「地元の熱狂的な支持者は『小沢さんが責められてかわいそう』と結束を固めるかもしれない」としながらも、「公開討論と違って議論に勝つ必要はないのに検察、マスコミ、視聴者すべてに不快感を与えた」と話した。
「胸を張って出てきて、新しいことは何も言わない。やらないほうが良かった」。日本大学の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)も同意見だ。佐藤教授によると、小沢氏が会見で演説を始めてから、最初の1分間で紙を見た回数は「31回」。「書いてある以外のことを言ってはならないという緊張感を感じた」という。
佐藤教授は「国民に無実を訴える狙いは完全に失敗。会見の意味はなく、寝ていたほうが良かった」と手厳しい評価を下した。
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