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国民代表の小沢裁判は民主主義が残るか破壊されるかの踏み絵となる
http://31634308.at.webry.info/201110/article_6.html
2011/10/07 01:08 かっちの言い分
小沢一郎議員の裁判が10月6日から始まった。ここで昨日の予告通り、小沢氏が冒頭陳述を行った。当然自己の無罪を主張するものであったが、検察審査会の強制起訴の不当性や検察を強烈に批判した。この陳述書は、弘中弁護士が書いたものではなく、小沢氏自身が自分の思いを述べたもので、小沢氏の心の叫びが書かれている。
この中で、国民による選挙などで選ばれたものでない検察が、選挙区の多くの国民から選ばれた国会議員を、自分だけ狙い撃ちの形で継続的に捜査したことは、民主主義の危機と述べた。その「検察」と一緒に批判したのは「司法官僚」であった。これには「おやっ」と思った。司法官僚が出てくるのはネット社会では常識になっているが、世間は検察が出てくるのは違和感がないだろうが、司法官僚と言われてもピンとこなかったかもしれない。
小沢氏が敢えて司法官僚を挙げたのは、霞が関で小沢排除をしたい官僚の代表として動いていたと知っているからだろう。今回の検察審査会の一連の不正な手続き、議決手続きも司法官僚が陰で動いていると思われる。もともと、今回の陸山会事件は、麻生元首相時代の森法相が、一連の司法官僚の動きに対して暗黙の了解を与えていたと個人的に考えている。それは当時の漆間内閣官房副長官が自民党には事件の類が及ばないと述べたことは、司法官僚を通して検察の動きをよく理解していたからと思っている。こんな情報を憶測で言える訳がないからだ。
小沢氏が公判後に記者会見を行ったのも前情報通りであった。この記者会見をNHKがフルで放送したのは意外であった。他のTV社は記者会見の一部を編集して放映しているので。無役の議員の裁判にこれほど注目される議員は良いも悪いも小沢氏しかいない。マスコミが批判するほどに小沢氏の大きさを感じているからだ。
小沢氏が記者会見において裁判で述べた陳述書を読み上げたものを、そのまま放映したことは意義がある。普通の国民はネットなどを見ないからだ。
読み上げた後、マスコミ代表の記者から質問を受けた。共同通信の記者が、国会で証人喚問という話が出ているがどう思うかと述べたら、小沢氏が「あなたはどう思うのか?」と問い直されてしまった。記者が答えられないでおろおろし、小沢氏からよく勉強してから質問するようにと言われていた。「3権分立という言葉」を挙げて、小沢氏は、人を裁くのは「司法」で、その「司法」に「立法」が影響を及ぼしてはいけないと述べた。また、4億円の出所はどこからか?と聞かれたが、はっきり「自分のお金」と述べ、それ以上の話は検察に聞いてくれと述べた。
小沢氏の言うように、登石裁判長が推認したように小沢氏が4億円の贈収賄をもらっていたなら、検察がもうとっくに小沢氏を逮捕していただろう。二十億円もの捜査費を掛けて捜査しても逮捕できなかったのである。小沢氏の言葉で言えば何千件もの記載ミスが許されていたのに、自分だけが狙い打ちされたと思うのは当然だろう。
指定弁護士は、証拠資料が入った厚い風呂敷包みを証拠として提出したという。裁判長に「数、物量」で有罪を印象付ける意図が透けて見える。ちりも溜まれば山となる例えもある。
大善裁判長の経歴を見ると出世コースを歩んでいるという。同期73人の判事の中でも『高裁事務局長』『司法研修所教官』を経験し、東京高裁刑事部の総括(裁判長)を狙える条件をクリアした数少ない判事ということである。良い子でエリートコースを歩んできたことは、小沢氏がいう司法官僚にべったりの裁判官である可能性がある。
そういう意味で、全く楽観はしていない。登石と同じ穴のムジナかもしれない。なぜなら今回の裁判は小沢氏ひとりの暗殺のための仕掛けであるからだ。政治の主義主張は、人間の生理的な領域に関わるもので厄介なものである。生理的な感情は、理性に勝ることが往々にある。
そういう意味で、弘中弁護士の本当の力量が問われる。生理的感情に対抗するには、理詰め、理詰めで論破するしかない。
小沢氏がこんな裁判や国家権力の横行が許されるのなら、世が乱れテロなどが起こるという言葉が、この裁判の本質を突いている。何としても勝たなければならない。
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