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●「西松建設からの献金は違法なのか」(EJ第3154号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/228800517.html
2011年10月05日 Electronic Journal
元小沢事務所の大久保隆規公設第1秘書は、小沢氏の地元であ
る岩手県の公共工事の仕切り役として活躍し、ゼネコンに対して
多額の政治献金を要請していたといわれています。公設第1秘書
ですから、政治資金集めに奔走するのは当然ですが、小沢氏は野
党であり、記者クラブメディアが煽るように、裏献金などありえ
ないはずです。
今回の判決で登石裁判長は、公共工事の業者選定で小沢事務所
が「天の声」を出していたという背景的事実を認定していますが
何の証拠もないのです。世間がそういっているからそうなのだろ
うという推認に過ぎないのです。しかもそういう情報を流してい
たのが、これも小沢氏を政治の世界から遠ざけたい記者クラブメ
ディアがあることないこと書き立てた結果なのです。
大新聞やテレビが事実に反する事柄も含めて大々的に書き立て
特定の政治家の評判を落とし、そのうえで世論調査を行えば、そ
の政治家の評判がガタ落ちになるに決まっています。登石裁判長
はそういう風潮や環境を背景的事実として自分の主観として認定
しているのです。
もし、本当に小沢事務所が岩手県で「天の声」を出し、不正に
公共工事を仕切った証拠があるなら、どうしても小沢氏を逮捕し
たい検察は、なぜその容疑で堂々と立件し、起訴しないのでしょ
うか。なぜ、政治資金収支報告書の虚偽記載などという形式犯で
立件せざるを得なかったのでしょうか。
普通の政治家であれば、まるで国を上げての「人格破壊」を何
年も受ければ、ひとたまりもないでしょう。しかし、現在の事態
になっても小沢氏は党内では最大勢力を維持し、世論調査の結果
とはウラハラに世間には、大勢の熱烈なる支援者がいるのです。
また、はじめは支援者ではなかったものの、あまりにも報道の姿
勢が偏っていることから、小沢一郎に興味を持った人もたくさん
います。かくいう私もその一人です。
大久保隆規という人物がどういう人間かについては、あまりに
も情報は少ないのですが、真面目に小沢氏に尽くしてきた人物と
いわれています。
ネットで大久保隆規氏に関する次の記事を発見したのでご紹介
します。「小沢一郎論」のときに一度ご紹介していますが、再現
します。出典は不明です。
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ゼネコン東北支店の幹部はある晩、小沢一郎民主党幹事長の公
設第1秘書・大久保隆規容疑者(48)と酒席を囲んだ。ゼネ
コン幹部は公共工事の受注希望を大久保秘書に伝え、大久保秘
書はパーティー券購入や選挙への動員を幹部に頼む仲だった。
幹部は、封筒に入れた50万円を出し「背広でも作ってくれ」
といって渡そうとした。だが、大久保秘書は「のどから手が出
るほど欲しいが、これを受け取ったことがオヤジ(小沢氏)に
ばれたら、自分は秘書でいられなくなる」。幹部はその時、小
沢氏の秘書の「鉄の規律」を実感したという。
―――――――――――――――――――――――――――――
小沢一郎といえばメディア上では「政治とカネ」の元凶的存在
ですが、その一方において、政治に関わる資金についてはすべて
公開している唯一の政治家なのです。小沢氏の政治資金の公開に
ついては、誰も否定していない事実なのです。それほど、小沢氏
は政治とカネに厳しい政治家なのです。
上記の大久保隆規氏に関する逸話にそれがよく出ていると思う
のです。大久保氏としては、オヤジ(小沢氏のこと)と一緒に政
治の仕事を続けたいので、不正なカネは、絶対に受け取れないと
いっているのです。これは彼の本心だと思います。
西松建設関連の2つの団体からの献金は、それらがダミー団体
でないと確認したからこそ大久保秘書は政治資金収支報告書に記
載したのであり、違法ではないのです。しかし、裁判所はそのあ
たりの証拠関係を不透明にしたまま大久保氏を断罪しています。
途中で訴因が変更されているので、大久保氏の罪刑が非常に分か
りにくくなっています。大久保氏の量刑が3年になっているのは
西松建設関連の団体からの献金を違法として断罪しているからな
のです。訴因変更されなければ無罪の可能性が高かっただけに、
強引に訴因変更し、裁判所は明らかに検察を助けています。
このように小沢氏は、政治資金の出入りには厳しい政治家なの
です。そのような小沢氏が水谷建設などから不正なカネを受け取
るでしょうか。現に水谷建設の元会長が否定しているにもかかわ
らず、裁判所はそれを無視しているのです。
記者クラブメディアの報道では、陸山会を巡る金額はまちまち
なのです。20億円、4億円、1億円、5000万円といろいろ
出ていますが、問題になっているのは4億円のみです。報道が事
件を小沢氏に不利なように増幅して伝えているのです。こんなこ
とはあってはならないことですが、小沢氏に関しては平気でそう
いうことが行われているのです。
小沢事務所の3秘書有罪を受けて、自民党をはじめとする野党
は、例によって「説明責任」や「証人喚問」を求めています。目
の前には東日本大震災からの復旧・復興や福島原発問題の終息に
関わる第3次補正予算の審議など早急にやらなければならない問
題が山積しているのにまたしても「説明責任」です。
説明しても野党が納得するはずがないのです。政倫審に出て説
明しても説明が足りないとして、証人喚問を求めてくるに決まっ
ています。そうであるとすれば、説明責任とは「辞めろ」という
ことと同じです。小沢氏の問題はそう遠くない来年の4月に決着
がつく問題です。なぜ、説明責任を求めるのでしょうか。
3人の元秘書の有罪判決はそれがどのように不当な判決であっ
ても、小沢氏自身の裁判に重大な影響を与えることは間違いない
と思います。ここまでは霞ヶ関が圧勝です。小沢氏としては、今
回は間違いなく窮地に追い込まれたといえるでしょう。
――── [日本の政治の現況/80]
≪画像および関連情報≫
●求刑通りの判決の出た大久保被告の背景について
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元秘書3人の中で、最も重い禁錮3年6月を求刑された大久
保隆規被告は、併せて審理が行われている西松建設の違法献
金事件についても無罪を主張している。陸山会事件の端緒に
なったといえる事件だけに、判断が注目される。西松事件で
は、陸山会と小沢一郎氏が代表を務める「民主党岩手県第4
区総支部」が平成15〜18年に西松建設から3500万円
の企業献金を受けながら、政治資金収支報告書に同社OBが
設立したダミーの政治団体からの献金と虚偽記載したとされ
る。政治資金規正法違反容疑での大久保被告の逮捕に伴い、
東京地検特捜部は小沢氏の東京・赤坂の事務所を家宅捜索。
この際に見つかった資料などから、陸山会の土地購入をめぐ
る虚偽記載疑惑が浮上した。公判で最大の争点となっている
のは、ダミー団体に対する認識だ。検察側は、大久保被告が
自ら交渉して献金を受けており「団体は名義上の存在にすぎ
ず、西松側からの献金と認識していた」と指摘。これに対し
て大久保被告は「西松からの献金だとは思っていなかった」
と主張している。 ──9月23日付、産経新聞ニュース
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