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「小沢抜き民主党」など全く無力だ 難局に小沢一郎をなぜ重要しないのか
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2011/10/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
味方と敵の区別もできず、見境なく敵の術策に陥っている菅以後野田に至る民主政権にはもう崩壊の行く末しかないだろうと見る専門筋
ご用聞きは三河屋のサブちゃんに任せておけばいいのに、この国では首相が進んでサザエさんの脇役を演じている。ひたすら揉み手で四方八方に平身低頭。自民党にケチをつけられると、「いやいや、おっしゃる通りでげすな」ってなもので、平然と手のひらを返す。時代劇なら悪代官。理念もへったくれもない。まったく呆れた首相である。
財務相時代にゴーサインを出した朝霞公務員宿舎の建設は、ワーワー言われてシレッと凍結。「オヤジ狩り」と批判しながら増税メニューに盛り込んだたばこ税の扱いも、「葉タバコ農家を守れ」と反対されてフラフラしている。国民の声を聞き、公約を達成させることよりも、自民党の注文をこなすのにヒーヒー言っているのだ。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「野田首相は敵と味方の区別ができていません。8月に自公両党と復興財源の内容を決めると合意したことを受け、たばこ増税を打ち出しました。自民党は味方になり、賛成してくれると踏んだのです。しかし、自民党サイドは『たばこはダメだ』と蹴飛ばす構え。政府・民主党案に乗るのを拒否しています。考えてみれば当たり前で、政権奪取を考える自民党が、無条件で賛成するわけがありません。野田首相は敵の術策に陥って振り回されています」
公務員宿舎の問題も、凍結を決めたら決めたで、「ぶれる政治の一端を示した」(大島副総裁)と早速批判されている。腰の低いご用聞きで回せるほど国会運営は甘くない。このまま自民党に翻弄されていたら、民主党政権は終わりだ。国民にソッポを向かれて崩壊する。
◆頭でっかちの優等生にリーダー役はムリ
「野田首相は『101回でもプロポーズしたい』と自民党にスリ寄ってますが、その前に仲間と足並みそろえるべきです。政権交代を実現させた仲間を犯罪人扱いし、党員資格の停止を続けているのは、やはりおかしい。山岡、一川両大臣と輿石幹事長、三井辨雄政調会長代理という人事で小沢元代表の意向を汲(く)むということかもしれないが、本人にも復興担当など活躍の場を与えられるはず。まずは小沢さんの有効活用を考えることです」(有馬晴海氏=前出)
小沢抜きの民主党は、明らかに素人集団だ。小沢排除を鮮明にした菅首相のときから、民主党政権はグズグズである。消費税増税やTPP、原発事故、震災対応と、国論を二分する問題と千年に一度の国難を前に迷走を繰り返した。思いつきの菅やご用聞きの野田には、百戦錬磨の自民党と丁々発止と切り結ぶ力はない。リーダー役は荷が重すぎた。
早大教授の内田和成氏(経営学)は、日経新聞のインタビューで、こう話している。
〈大改革を迫られ時間的余裕もあまりない。そんな時代の指導者に品行方正を求めてはダメです〉
〈一度も校則を破ったことのない優等生タイプが大胆な変革を担えるでしょうか〉
〈学生の頃、田中角栄元首相はおカネまみれにみえたから許せなかった。ただ、日本をどの方向へ持って行くかという列島改造論のビジョンに目を向けるなら、強いリーダーシップを持った政治家だったのかもしれません〉
松下政経塾上がりの頭でっかちに、今の日本は救えない。小沢の剛腕が必要なのである。
◆魔女狩り裁判を持ち上げる大マスコミの犯罪
小沢排除の“口実”に使われるのは、カネの問題だ。石川議員ら元秘書3人が1審で有罪判決を受けたことで、ますます小沢は切り捨てられる傾向にある。
だが、この裁判ほどおかしなものはない。本紙は再三指摘してきた。この裁判は魔女狩り以外の何ものでもないのだ。
小沢本人も2日にインターネット番組に出演し、「民主主義で、何の証拠もないのに裁判官が独断で推測に基づいて有罪を決めるのは、考えられない結果だった」と指摘。水谷建設の裏金を認定されたことについても、「不正な金銭授受があったことを推測で判断して有罪と決めた」と批判したが、正論だ。
裁判では、物的証拠はほとんど示されていない。それなのに裁判官は判決文で「推認できる」を多用し、「被告は合理的な説明をしていない」と執行猶予付きの禁錮刑を言い渡した。「なんか怪しいからアウト」というわけだ。推定無罪もクソもない。
「まともな国民は有罪判決のデタラメに気が付いていますよ。大した証拠もないのに、ほぼ検察の求刑通りですから、さすがに行き過ぎです。これほどおかしいことが続くと、そろそろ風向きが変わる可能性があります。国民もバカじゃありません」(政治評論家・山口朝雄氏)
それでも大マスコミは「客観的な証拠に基づいた判決」と持ち上げた。「小沢は、やはりクロ」「議員辞職しろ」と迫るのだ。
◆小沢の能力に嫉妬し、恐れる反小沢派
野田内閣の支持率がガクッとダウンした最新世論調査でも、わざわざ「小沢は証人喚問を受けるべきか」「小沢は辞職すべきか」との設問を用意し、小沢問題を蒸し返している。下火になりそうになると、フーフーと息を吹きかけ、燃え上がらせるのだ。だが、今の日本はもっと重大な問題に直面している。マスコミが正義漢ヅラしてやっているのは政治ごっこだ。小沢を持ち出して政局をかき回し、混乱させるだけである。まったくアホらしい。
政局がガタガタした方が、ネタになる。新聞は売れ、ニュースの視聴率もアップだ。だから、何かにつけて小沢を叩く。それが復旧・復興を遅らせることなど百も承知だ。
「大マスコミは、いい加減に“小沢離れ”をすべきです。
元秘書の裁判を受けて、4億円の土地購入原資が怪しいなどと、飽きもせずに同じ話を持ち出しています。だが、原資の問題は、検察も立件をあきらめたもの。それを繰り返し報じるのは、悪意に満ちています。まっとうな報道ではありません。民主党内には、小沢の力を恐れている人たちが大勢います。能力に嫉妬し、出番がなくなると心配している。そんな反小沢と足並みをそろえ、政治を停滞させているのです」(山口朝雄氏=前出)
民主党の中で一番政治を分かっているのは小沢だ。小沢以上に知識と経験を持った政治家はいない。そんな実力者を重用しないのは、倒産しそうな会社で有能重役をクビにするようなもの。
小沢抜き民主党などまったくの無力である。
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