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大マスコミが伝えない 小沢一郎憂国論
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2011/10/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
きのう「政治塾」で講演
◆「日本はゆでガエル」だ。
中国の経済混乱に強い危機感―
きのう(3日)、民主党の小沢一郎元代表が、自ら塾長を務める「政治塾」で講演した。大マスコミは、小沢が「今のまま総選挙をしたら、どの政党も過半数を取れない」と発言したと、まるで“談合”したかのように揃って同じ内容を報じていたが、40分間の講演で、そんな選挙予想みたいな話は一瞬のこと。メーンテーマでも何でもない。むしろ小沢が強調したのは、この国に対する強い危機感だった。
「未曽有の危機と誰もが言うが、しゃべっている本人も聞いている人も本当にそう思っているとは思えない。『ゆでガエル』の話、知ってます?カエルは徐々に温めるとそれに適応していくが、ある段階で耐えられなくなった時はすでにゆで上がっている。日本はどうも、それと同じような状況にある」
特に懸念しているのは米景気後退とユーロ危機の影響だ。
「まだ民主主義が定着していない国や民主主義とは異なる政治体制の国は経済の破綻が政治的な混乱・動乱につながる可能性がある。日本も例外ではないが、日本以上に混乱と動乱が予想されるのは中国。高成長のバブルがはじけると、政治的な自由を求めた大衆の不満に加えて、ただでさえ存在する貧富の格差に不況が追い打ちをかけ、共産党一党独裁は不可能になると私は思っている。以前から中国の指導者にも伝えているが、共産党一党独裁の政治体制と市場経済は絶対両立しない。必ず矛盾をきたす。そういう動乱の時代は私が死んでからにして欲しいと思っていたが、ここ数年なのか分からないが、それほど遠くない将来にそういう結果が出てくるのではないか。日本がまずしっかりして、中国のソフトランディングをはからなければならない」危機下の政治については、こんな認識だ。
「マスコミは口を開くと『リーダーシップだ』『政策だ』と言うが、それに一番関心がないのはマスコミ。少しでもリーダーシップを発揮しようとする人物が現れると、それを叩いて足を引っ張って潰す。日本はリーダーを好まない歴史的社会だった。日本的なやり方は波風立てず、和気あいあい。政治の大事なテーマがなんとなく決まる。しかしいったん危機的な状況の時には、誰も責任を取らず、思い切った決断ができない。事なかれ主義になる」
これじゃあ、大マスコミが重箱の隅の報道しかしなかったのも当然だ。
閉会中にもかかわらず、講演には40人前後の衆参の小沢グループ議員も駆けつけた。小沢周辺がこう言う。
「小沢さんは最近特に、『何としても』とか『強烈に』という強調語をよく使う。野田政権は民主党の原点からどんどん遠ざかっていくし、ますます危機感が高まっているのでしょう」
マスコミシャットアウトの質疑応答では、ざっくばらんなやりとりもあったという。最近、野田政権にスリ寄っている経団連については、こう皮肉った。
「結局、最後はお上頼み。昔、経済が右肩上がりの時は『政治は三流、経済は一流』と言っていたのに、ひとたび経済がダメになると『何とかしてくれ』と言ってきた。それで私は『あんたたち、政治は三流なんだから、政治に頼むな』と言った。だから嫌われたんだ」
国民に伝えるべき面白い話がたくさんあるのに、こと小沢となると、大マスコミはいつも“ステレオタイプ”なのだ。
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