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『Voice』 2001年5月号
竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談 目を覚ませ、日本人 第5回
人頭税ほど公平な税制はない
竹中:9条以外についてはいかがでしょうか。
櫻井:第3章です。10条から40条まで合計31カ条あり、憲法のなかでいちばん大きな章です。この章を読んでおかしいと思ったのは、「国民の権利及び義務」という章にもかかわらず、「権利」と「自由」がたくさん出てきて、「責任」と「義務」がほとんど出てこないことです。ちなみに、数えてみたんです(笑)、「正」の字を書きながら。すると、「権利」が16回で「自由」が9回、「責任」が4回で「義務」が3回でした。では、いちばん少ない3つの「義務」は何かというと、「教育の義務」「労働の義務」「納税の義務」です。教育の義務は、教育を受ける人のためにもなるものですから、義務といっても権利に通ずるものです。2番目の労働の義務については、いまどき働かずに食べている人はいくらでもいるのですから、これも純粋な義務とはいえません。ならば最後の納税の義務が日本国民に求められる憲法上の唯一の義務ということになります。で、この義務を守っているのかといえば、両親と子ども計4人の標準世帯で課税最低限が368万円です。この所得税をサラリーマンの24%が払っていません。法人税にしても、250万近い法人の65%が赤字で国税を払っていません。事実上たった1つの義務である納税の義務すら守っていない人と法人がたくさん存在するのです。日本には、ほんとうの意味での「義務」がない。義務は果たさなくてもいいですよ、というのがこの憲法です。
竹中:いったい、どんな国民がつくられてしまうのでしょう。
櫻井:赤字法人になったら国税を払わなくてもいいというのは、すごくおかしいと思いませんか?
竹中:ものすごく、おかしい。
櫻井:世界でもっとも金持ちといわれている国で、自分の会社を帳簿上、赤字にして、1銭も国税を払わない経営者がいます。赤字法人の経営者は経営の失敗者なのです。経営者としての能力のない人々に、日本国憲法も、憲法に基づいて定められた税法も、国税を免除して守っていやろうというのが、憲法、税法を貫く価値観です。つまり日本国の根幹の憲法や法律は、日本の経営者に「無能になりなさい、もっとバカになりなさい」といっていることになります。また、この憲法は「自立」の重要性について何もいっていません。「自己責任」についても触れていません。自立も自己責任もない人間は、品性にも欠けるのではないでしょうか。
竹中:憲法の前文、なんかすごい作文だと思いませんか?
櫻井:美しい言葉をたくさん並べていますけれど、じつに読みにくいですね。
竹中:そうなんです。だから前文などいらないという説もあります。前文および3章には理念が書いてありますが、もしかしたら理念はすごくシンプルでいいのかもしれません。クドクド書くのではなくて、われわれは自由で種々の権利をもっているが相応の義務を果たさなければならない。国家とは自立型社会のなかで一定の役割を果たすものである、ということを書くのに、こんなにスペースはいらないかもしれませんね。理念はすごく重要ですが、理念についての論議は、じつはそれほど深まらない。それよりもわれわれが憲法に求めるのは、この国の基本的な「かたち」ですから、三権分立の下の仕組みについて規定した4章以下の部分について議論を深めていく必要があるように思います。
ただ、基本的な理念はきちんと盛り込まなければいけません。先ほどの赤字法人の話に関連しますが、「法人」と私たち「自然人」との関係をはっきりさせるべきです。法人とは企業などに法的な人格を与えることで、納税をはじめとする法律行為をなさしめようということです。一般的な法人として会社を考えると、法人から税金を法人税というかたちで徴収し、同時に個人から所得税というかたちで徴税するのは、どこか間違っています。つまり、会社が儲かった場合には個人の所有する株の値段が上がるのですから、個人に課税すればいい。別の考え方、つまり法人税とは所得税の前払いだという理論に従うならば、社員が税金を払う必要はなくなるわけです。いまは二重取りをしているようなものなのに、どちらの考え方を採用するかという理念が曖昧で不透明です。しかも、儲かった人、頑張った人により多く課税し、頑張らなかった人には課税しないなんて、きわめて不公平です。
櫻井:懲罰的ですね。
竹中:そうです。ならば人格をもっている人には一律に税を課せ、ということになります。ある方との対談で、「いちばんいい税制は何だと思いますか?」と聞かれて、「人頭税でしょう」と答えたことがあります。これほど公平な税制はありません。究極の外形標準税ともいえる。
櫻井:儲けても儲けなくても、存在するものに対して課税するということですね。
竹中:われわれがほんとうに同じように責任を果たし、義務を負うのであれば、税は所得に対して課するのではなく
て、人頭税が望ましいでしょう。こういう理念を明確にした憲法にしてほしい。
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2001/04/10/post_42/
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ちょっと文が長いんで
読まれるのが大変だと思いますが
竹中平蔵という人物は このように
お金持ちを助けて 貧乏人に負担をさせる
そういう経済思想の持ち主なんですよ
つまり 強きを助けて 弱きをくじく
そういう人なんです
櫻井よしことの対談の中身が わからなかった方に
すこし わかりやすいように説明しますね
「人頭税」とは何か
簡単にいえば
お金持ちも 貧乏人も 同じ税金の額を払いなさい
ということです
日本人の所得や資産といっても いろいろですよね
年収1億円で 資産10億円という人もいますし
年収400万円で 資産300万円という人もいます
今の日本人の平均年収は だいたい400万円くらいなんですけどね
でも 派遣社員、パート、アルバイトといった
いわゆる非正規雇用の人たちは
年収が200万円以下の人たちが 多いのです
で、その人頭税というのはですね
年収1億円の人も
年収150万円の人も
まったく同じ税金の額を払いなさい
ということなんです
「日本人の税金は みな均一で 年間に100万円(ここの設定では100万円ということですが)を払いなさい」
こういうことなんです
ようするにですね
年収1億円で 資産10億円の人も
年収150万円で 資産0円の人も
同じ税額の 100万円を払いなさい
こういうことなんですよ
年収1億円の人は
100万円税金を納めても
残りは 9900万円あります
一方
年収150万円の人も
やはり同じ100万円の税金を 納めなければいけないわけですから
残りは 50万円になってしまいます
これが人頭税です
どうしますか
手取りが 年収で50万円とか
生活していけないですよね
こんな税金システムを取り入れた国なんか、ないだろ あっても昔だろ
と言われる方もいらっしゃると思いますが
近代では
あのイギリスのサッチャー首相が 実際、この人頭税を導入したんですね(笑)
もちろん さすがの国民も これには猛反発して
サッチャー首相は辞任に追い込まれ
長かったサッチャー長期政権は終わりました
で、竹中平蔵さんは
この「人頭税」が 一番公平で正しい
と主張する学者なのです
この記事を読まれてる方にも
お金持ちの方もいらっしゃると思いますし
私のような貧乏な方もいらっしゃると思いますし
この竹中平蔵が主張している「人頭税」を
正しいと思われても
人の考えは いろいろですから かまいません
ただ いずれにしても
竹中平蔵という経済学者は このような思想の持ち主だ
ということをですね
それを知って頂きたいと思って
この記事を書きました
朝日新聞やテレビ朝日を中心に
「大マスコミ」で もてはやされていた(過去形ではなくて盟友の木村剛の裁判が終わればまた復活の可能性大)
竹中平蔵という人は
こういう人なんですよ
逆を言えば
朝日新聞やテレビ朝日は このような輩を
小泉政権以降 ずっともてはやしていたのです
これが今の朝日なのです
これが今のマスコミなのです
小泉構造改革の司令塔をやっていた 竹中平蔵という人物は
こういう人なのです
http://blog.goo.ne.jp/shisoutetugakunoheya/e/b6f518f2a22b7a2982178e374446c53c
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