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【岡田克也のズバリ直球】野田は「増税」…行き過ぎた「反対論」控えるべき
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111003/plt1110030857002-n1.htm
2011.10.03 夕刊フジ
臨時国会も30日で閉会。野田佳彦首相の所信表明演説をはじめ、衆参の予算委員会での丁々発止など、短期間だったが与野党の充実した議論はできた。私も衆院予算委の筆頭理事として、無事責任を果たせたと思う。
野田首相は実に落ち着いて、しっかりと答弁していた。「安全運転過ぎる」と批判したメディアもあったが、聞いていて安心感があった。野党の厳しい質問に言葉が滑ったり、やや感情的になったりした閣僚もいたが、大きな混乱もなく終わることができた。
この間、党内では、東日本大震災の本格復興のための2011年度第3次補正予算案と、復興財源をまかなう税制措置について、真剣な議論が続けられた。特に、増税については否定的意見が続出した。最終的に、内外の経済状況も踏まえて、JT株の完全売却などで税外収入を上積みして、臨時増税の規模を9・2兆円まで圧縮することになった。
誰が考えても、増税は厳しい選択だが、国の財政状況を考えると避けては通れない。そもそも、野田首相は代表選で「増税は不可避」と訴えて当選した唯一の候補者だった。民主党はその候補者を代表に選んだのだ。政権与党の責任をしっかりと自覚し、行き過ぎた「増税反対論」は控えるべきだ。
被災地の方々に、希望の光を届けるためにも、与野党協議を経て、早く補正予算案を国会に提出し、成立させることが重要だ。
さて、私は22日から24日の2泊3日で、韓国を訪問してきた。来年、韓国では大統領選が行われるが、その候補者となり得る与野党の人たちと旧交を温めてきた。また、韓国の経済人や、日本から韓国に進出している企業関係者とも意見交換をしてきた。
現在、日本の主要企業の韓国進出が相次いでいる。これは超円高やウォン安、市場開拓に加えて、韓国がEUなどとEPA(経済連携協定)を結んでいることが大きい。日本からEUに自動車や液晶テレビを輸出するとそれぞれ10%、14%の関税がかかるが、韓国からなら関税ゼロなのだ。
韓国車やサムソン、LGの製品の品質評価が高まっているなかで、この差は大きい。成長戦略がいかに大切かを改めて実感した。
最後に、小沢一郎元代表の元秘書3人が、政治資金規正法違反で有罪判決を受けたことは極めて残念だ。ただ、民主党としては、すでに小沢氏を党員資格停止処分としており、ケジメはつけている。
また、野党から証人喚問や予算委員会における集中審議を求める意見が出ているが、元秘書らは即日控訴しており、小沢氏本人の裁判も来月早々に始まる。裁判と並行して、同じ問題を国会で重複して取り上げることの妥当性について、冷静に考える必要があると思う。(民主党衆院議員)
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