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原発事故を契機に、競争無く料金を決められるNHK、電力会社の隠された問題が噴出してきた
http://31634308.at.webry.info/201110/article_1.html
2011/10/01 17:13 かっちの言い分
東電の原発事故がきっかけで、独占企業の給与、経理内容の実態が明らかになってきた。こんな事故が起こらない限り、絶対にわからない事項である。東電は東電で他の電力会社も同じなのに何故自分のところだけ、と思っているだろう。他の電力会社は、自分のところに火の粉が来ないように戦々恐々であろう。ところが、その火の粉が安住大臣、小宮山大臣の古巣のNHKに飛び火してしまった。まさか東電から飛び火してくるとは思わなかっただろう。それにしてもいい商売である。
NHKの平均年収は1000万円 NHK出身閣僚2人を前に民主党議員が優遇批判
「こんなに恵まれている。これを直すのが民主党だ」。28日の参院予算委員会で、民主党の桜井充氏がNHK出身の小宮山洋子厚生労働相、安住淳財務相の両閣僚を前に、高い給与など同社の手厚い処遇への批判を展開した。国家公務員共済などに比べて低い保険料率、保険料の事業主負担が62%と高い一方、個人負担は38%…など同社の優遇ぶりを列挙した。
年間の平均給与についても糺し、小宮山氏が「(NHK社員の)平均給与は1041万円、国家公務員の保険料の基礎となる平均給与は658万円」と明かした。これを聞いた野田佳彦首相は「随分と開きがある。不公平感がある」と述べ、驚きを隠せなかった。
我々の学生時代、どこに就職するかと考えていたとき、公務員もしくは電力会社、NHKなど半官的な会社などの給与は、民間より低いというのが相場だった。一般企業は、国内外の熾烈な競争のため、仕事がきついが、かわりに給料は高かった。呑気に行くか、モーレツ社員になるか悩んだものである。学生も血気盛んな優秀な学生が一般企業を目指した。
しかし、最近は、この関係はすっかり逆転してしまったようだ。特に、バブル景気までは一般企業の給与はどんどん上がったが、バブル景気が弾け右肩上がりの成長が止まり、さらにリーマンショックによって、ダメ押しで一般企業の業績は低迷を続けている。電力会社のように、絶対に赤字にならない総括原価方式など使えない、一般企業の給与の増加は完全に頭打ちになってしまった。また企業年金の制度自体を維持して行くことが難しくなってきている。
しかし、競争の無い電力会社やNHKはバブルが弾けた時期、リーマンショック時期においてもコンスタントに収入が入って来て、一般会社の給与は抑制されたのに、無競争の組織の給与はそのまま増え続けた。その結果が、以下の記事にあるようなNHKの平均年収である。
平均年収が約1041万円とは、途轍もなく高額である。1000万円クラスの給与は大手企業でも部課長クラスの値だろう。自分達が独自に競争して稼いでいるなら文句もないが、強制的に視聴料を取ってお手盛りしている。これではぼったくりである。国家公務員が658万円であるので約2倍である。大手の企業でも平均は600万円台で、これだけもらえるのは幸せで、年収200万円以下の若者がどんどん増えている。これでは結婚も出来ない。
東電などの電力会社も、実際の数字は出ていないが、NHKより高いだろう。一時期、公的資金投入で日本航空の年金が問題になり、年金額を低減させられたが、東電の場合も電気料金に含まれる企業年金の高さを指摘されている。年金の運用利回りを5.5%/年としているという。今時、とんでもない高利回りである。10年ものの長期金利ですら1%にも満たない時代である。その差の4.5%分は、東電が自腹で負担している。これが一般企業で、誰にも迷惑を掛けず自前で稼いで支払う分には、誰も文句はない。しかし、東電の場合は、その年金のコストは、総括原価方式によって電気料金に反映される。これは別に東電だけではない。全て右にならえで全国の電力会社がほぼ同じ制度になっていると思われる。これでは文句があるのは当然だろう。核物質をまき散らし、避難生活に突然追い込んで、日常生活を奪った東電が、自分達だけは知らぬ顔でぬくぬくと生活出来ることはあり得ない。世の中それほど甘くない。
NHKの場合は、番組を見ても見なくても強制的に徴収される。番組も毎日見ているならまだしも、見ないのにNHK職員に自分よりはるかに高い給料を与えるために徴収されると考えると納得がいかない。今のNHKの番組は、若い世代はほとんど見ない。またこんな番組を誰が見るのかと思う長寿番組がたくさんある。まるで、その番組にぶら下がって生活している関係者を養うために番組が作られている感じである。当然、視聴率を調査しているはずであるが、切ることが出来ない。職員にそんな高給を出せることは、まだまだ余裕があるのであろう。
民主党議員がこの問題を指摘したが、野田首相は驚いて不公平感があると述べただけである。これでお終いでは意味がない。職員の給与を公務員並みにすれば、受信料も安くできるだろう。NHKの経営会議で今回の質問と答弁を反映すべきである。今の野田内閣は、まるで自民党の昔のスタイルを見ているようだ。これでは、到底50年間に溜まった滓などを掃除は出来ない。国民が民主党に政権を委ねたのは、そういう政治を見たかったからである。
やはり、ここは旧来の霞が関政治を改革すると言った小沢氏に登場してもらうしかない。小沢氏もまたニコニコ生放送などに出てアッピールするべきである。
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