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自民党の参院執行部人事をめぐる混迷が続いている。中曽根弘文参院議員会長は自ら提示した主要幹部人事案が否決された後も、会長職を辞任しない意向を表明。対立する町村、古賀、額賀3派から中曽根氏の辞任を求める声が出る中、中曽根氏を支持する参院幹部からも1日、続投に否定的な意見が出た。3派側は、中曽根氏が人事で話し合いを拒めば「解任に動く」(古賀派中堅)とけん制している。
「中曽根会長にはすっぱり辞めてほしい」。中曽根氏と行動を共にしてきた参院幹部の一人は1日、中曽根氏が示した幹部人事案が投票で否決されたことを受け、こう語った。
ただ、同幹部は「中曽根氏が議員会長を続ける気なら、次の人事は絶対に失敗しない方法を取るしかない」とも指摘。中曽根氏と対立する3派が話し合って事態の打開を図る必要があるとの認識を示した。週明け、中曽根氏は参院幹部と今後の対応を協議する方針だ。
中曽根氏は8月末、党内調整しないまま小坂憲次参院幹事長の続投案を提示したが、3派は拒否。この1カ月後、またも事前に根回しをせずに鴻池祥肇元官房副長官を小坂氏の後任に起用する案を示したものの、3派の反発で実現しなかった。
3派側は、なお中曽根氏の出方を見極め、次の執行部人事案に3派の意向を反映させる構えだ。一方、中曽根氏が3派の言いなりになることを拒み、対立が続く可能性もある。中曽根氏が自らの進退を含めどう判断するか問われている。(2011/10/01-20:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011100100294&j4
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