http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/170.html
Tweet |
保守派も未だに「コイズミ」を引き合いに出すようじゃ、復活はないな。
保守という金権利権派の終焉です。
★本文
弱ったはずの派閥が今の自民党でその力を誇示し始めたというのだから、自民党が終わったことは間違いない。
石破政調会長や小池総務会長が執行部から外れたということは、派閥の後ろ盾がない人は基本的には自民党の表舞台には出れなくなる、ということだ。
どの派閥にも所属しない人に意外と活躍の場が与えられていたのがこれまでの自民党であった。
小泉総理の時代に適材適所主義を徹底し、人事についてはあえて派閥の推薦を求めず、派閥の意見にも左右されないというスタイルを確立し、小泉総理は愚直にその方針を貫いてきた。
自民党をぶっ壊す、派閥を解体するということは、こういうことだった。
閣僚の登用について森元首相がどんなに口を酸っぱくして申し入れをしても、小泉総理は見事なほどに突っぱねたものだ。
自民党の捜査選挙で名乗りを上げながら途中で小泉支持に方針を変えて総裁選挙から降りた亀井静香氏をけんもほろろのあしらい方をしたのも小泉総理だった。
例え自分の支持に回ってくれた派閥の幹部の要求であっても、駄目なものは駄目、と言い切る潔さが小泉総理にはあった。
私が支持し、その戦列に加わったのは、自民党をぶっ壊すと言いながら、聖域なく改革路線を懸命に推し進めていた当時の自民党である。
参議院の自民党の公認予定者に派閥から抜けるように求めていた小泉総理である。
小泉総理がいなければ、自民党の再生はなかったと思う。
古い自民党から新しい自民党へ、というあの改革の息吹があったからこそ国民は自民党を支持し、小泉改革を支持した。
今は、自民党のどこを探してもあの改革の息吹を見出すことは出来ない。
派閥のコントロールを受ける政調会長や総務会長、国対委員長は、自民党の中だけの党内融和を第一に考えれば決して悪くない選択だろうが、しかしこれでは自民党は先祖返りをしたことになる。
執行部の要所を3派に握られた総裁は、これまで以上に自分の思うようには動けなくなる。
3派の事務総長会議で事前に決定したことしか谷垣総裁は実行できず、喋ることも出来なくなるということである。
あえて派閥を離脱した有為な人材が自民党には大勢いる。
しかし、肝心の谷垣総裁が派閥の意思を無視して行動することが出来なくなったのだから、無派閥の人たちも派閥の人たちに気を使わなければ仕事が出来なくなる、ということだ。
勿論、表立っては誰もそんなことは言わない。
皆、上品な人たちだから自分たちの剥き出しの力を使うようなことはしない。
しかし、派閥が復権するといつまでも大抵の人は無派閥ではいられなくなる、ということになる。
派閥の解消に向かっていた歯車が、昨日から逆回転を始めたのである。
小泉総理くらい強いリーダーが現われないと、自民党は再び立ち直れない。
自民党は、終わったのである。
http://ameblo.jp/gusya-h/entry-11034737822.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK120掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。