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豹変した輿石氏、その思惑は 握った権力 首相に軸足移し
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110930/stt11093023320009-n1.htm
2011.9.30 23:31 産経新聞
「首相の『心折れることなく安全運転で』という言葉が印象的でした。私自身に問いかけている言葉なのかな…」
30日の民主党両院議員総会。野田佳彦首相が「心折れることなく最後まで頑張る」「加速をしながら安全運転に努める」とあいさつすると、民主党の輿石東幹事長は満足そうにこの言葉を引き取った。
これに先立つ与野党幹事長会談で、輿石氏は小沢一郎元代表の国会招致に前向きな考えを表明、他の出席者を驚かせた。これまで輿石氏は、小沢氏の「守護神」として知られ、党員資格停止にも一貫して反対を主張。小沢氏の元秘書3人に有罪判決が下った26日の記者会見では、輿石氏は小沢氏の証人喚問を「党として考えていない」ときっぱり否定していたからだ。
なぜ豹変(ひょうへん)したのか。自民党の石原伸晃幹事長は半信半疑に輿石氏をただした。
「重く受け止めて対処するというのは前向きだということですよね?」
輿石氏は「対処の方法はいっぱいある」と答えた。どうやら証人喚問ではなく衆院政治倫理審査会が念頭にあるようだ。本人の申し出により開催される政倫審は原則非公開で偽証罪に問われることもない。かつて小沢氏は政倫審出席を容認する発言をしたこともあり「これならば何とか説得できる」と考えたのだろう。
とはいえ、政倫審招致を議決しても強制力はない。小沢氏は10月6日に初公判を迎えるだけに「裁判に影響が出る」として出席を拒む可能性は十分ある。
ただ、輿石氏が軸足を小沢氏から首相に移していることは間違いない。平成23年度第3次補正予算編成に向けた自民、公明との3党協議の呼び水に与野党協調路線を敷かなければ税制関連法案などの成立は難しい。そうなれば野田政権は傾き、輿石氏も求心力を一気に失いかねないからだ。
しかも政倫審の誘い水は「政治とカネ」の問題に敏感な公明党を引き込みやすい。公明党と足並みがそろえば自民党も3党協議に乗ってこないわけにはいかない。そう考えたようだ。
よしんば小沢系議員が反発しても押さえ込めるという自信も垣間見える。輿石氏はかねて民主党の集票マシンである官公労を束ねてきたが、今は「カネ」と「公認権」も握る。老獪(ろうかい)な一参院議員が、与野党の主戦場である衆院を掌握する。そんな恐ろしい構図が出来上がりつつある。
(加納宏幸)
◇
輿石氏、小沢氏の国会招致検討する考え「きちんと対処したい」 野党側に予算協議を提案
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110930/stt11093023340011-n1.htm
2011.9.30 23:33 産経新聞
民主党の輿石東幹事長は30日の与野党幹事長会談で、政治資金規正法違反事件で元秘書ら3人の有罪判決を受けた小沢一郎元代表の証人喚問要求を受け「小沢氏に国会での説明責任があるという指摘を重く受け止め、きちんと対処したい」と述べ、前向きに検討する考えを示した。衆院政治倫理審査会での弁明が念頭にあるとみられる。
会談で輿石氏は野党側に、東日本大震災の本格復興に向けた平成23年度第3次補正予算編成に関し、10月中旬を想定する臨時国会召集前の与野党協議を呼びかけ、来週にも再び与野党幹事長会談を開くことを提案した。ただ、自民党は予算案提出前の協議には慎重な姿勢を崩していない。
一方、衆院議院運営委員会は野党が提出した小沢氏の元秘書、石川知裕衆院議員の議員辞職勧告決議案を廃案とすることを決定。第178臨時国会は18日間の会期を終えて閉会した。
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