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物証もないのに裏金1億円認定の異常 [世紀の魔女狩り 小沢元秘書裁判の不当]
(日刊ゲンダイ2011/9/29)
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水谷会長の「否定発言」は無視
「私は阪神大震災で8歳の1人息子を亡くしました。今回、大久保さんが東日本大震災の被害に遭われたと聞いて、心が刺さる思いでした」
5月10日の陸山会事件の第11回公判で証言台に立った日本発破技研の山本潤社長の言葉だ。大久保隆規被告の古くからの知人で、水谷建設の川村尚・元社長と小沢事務所を引き合わせたとされる。2度目の裏金授受現場に同席したとされ、裁判では川村が大久保に裏金を渡したと主張した。
今回の判決で登石郁朗裁判長が最重要視したのは、山本社長が検察側尋問の最後に語った証言だった。
「これまで大久保さんは、私のために力を尽くしてくれました。それにもかかわらず、こういう形で大久保さんについて証言せざるを得なくなった。男として人間としてじくじたる思いです」
この浪花節のようなセリフが「大久保=クロ」の印象を決定づけた。
登石裁判長は水谷からの裏金授受を認定した理由の中で、山本社長の証言を引用し「人間としてじくじたる思い、とまで言った人が世話になってきた大久保を罪に陥れるはずがない」と書いた。山本社長と証言内容が一致する川村元社長の証言も自動的に「信用できる」となり、「(小沢サイドに)計1億円を手渡した」という川村元社長の証言が事実認定されたのである。
川村元社長は現金授受現場の都内のホテルに向かう移動手段について、タクシーか、社用車なのか曖昧な証言をした。登石裁判長は「5年前のことなので、やむを得ない」と度外視した。そのクセ、小沢の不動産購入資金4億円の原資については「10年前のこととはいえ、巨額の資金の出入りを覚えていないのはおかしい」と断罪した。普通なら、5年前より10年前のことを思い出す方が難しい。こんなところにも、思い込みが見られる。公平さを欠く裁判長だ。
出廷した水谷功元会長は「裏金授受には“見届け人”が同席し相手にカネが渡るのを確認するのがウチのルール。それをしていない検察シナリオは解せない」と川村元社長の私的流用の可能性までにおわせたが、登石裁判長は川村元社長を擁護。「川村社長にとって今回が初めての裏金授受だった。社内システムを理解できず、会長との意思疎通が不十分だったのも仕方がない」とかばった。
結局、裏金授受の物的証拠と言えそうなものは、2回目の現金授受現場とされる都内のホテルのレシートのみ。1回目の現場に出向いたという石川議員については何の物証もないまま、裏金授受が認定されてしまった。思い込み裁判長が都合がいいところだけをつぎはぎし、ストーリーを展開した。それが今回の判決文なのである。
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