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みんな知っているとおもうが念のため。この男は幕末の動乱期に幕府のコンダクターとして活躍した勝海舟の子孫であるという風説の持ち主で、野田佳彦の事実上の後見人でもある現役の財務省事務次官さまである。名は栄二郎という。皆の者頭が高い、控えおろう!
彼は野田内閣発足当時から闇将軍といわれてきたが、それを公に宣言させたのが勝海舟の言葉「正心誠意」であった。そのことは言うまでもなく日本国の内閣総理大臣は勝家の召使となって奉公いたしますと高らかに宣言したことに他ならないのである。
手取り足取り手塩にかけて育ててきた泥鰌・野田佳彦は勝には逆らえない。しかも野田を支えているフランケンは勝サン勝さんといつもくっついて歩いている仲である。この阿吽の呼吸である勝の奮友岡田克也は76年に通産省に入省しており当初から大蔵省の一年先輩の勝を今でも崇めている。
また勝栄二郎は実は小沢排除の張本人でもあり、某記者によれば政権交代直後「官僚のなかの官僚である財務省の人事は、他の省庁と同じく入省年次で決まる年功序列型。この慣例を崩すことで、民主党政権として脱官僚をアピールしようという話が持上がった のです。特に強硬だったのは小沢幹事長(当時)で、竹下内閣の官房副長官時代に秘書官を 務めた香川俊介総括審議官を次期事務次官にしようと推していました」という。つまり主計局の王道を歩いてきた勝は一度財務事務次官をはずされそうになったのだ。
それが菅直人という財務大臣から総理大臣になった馬鹿を手なずけて漸く財務事務次官になったのである。さらには野田佳彦を後継(財務→総理)にして、ついに省の悲願である「増税」に踏み切らせることになったのである。これはすべて勝が用意した周到なシナリオにそっているのは言うまでもない。
勝の小沢憎しの謀略は法務省の予算で運営されている東京地裁に及ばないはずもなく、すべて財務省の裁量下の法務省職員が慮らないと誰が言えよう。勝と小沢の確執を霞ヶ関で知らない奴がいたらお目にかかりたいものである。世の中には昨日の地裁判決を深読みする脳梗塞爺だっているのである。舐めたらあかんぜよ。
さらに勝の勝利の雄たけびは永田町をも睥睨しているようである。門外漢の安住淳という若造を財務大臣に推薦してパペット化し、大蔵省の裏表を知り尽くしている大先輩藤井裕久に仕切らせて、同日深夜、紛糾していた復興税に関する民主党案はなぜか急にまとまったのである(何でだろう?)。もちろん復興増税なんか前段階であって本命の消費税大幅アップへの地ならしは着々と進んでいるのだけれど。
いずれにしても野田総理は格好の代理人であってこれほど都合のいい人物はいない。まず野田佳彦の果さねばならない勝への義理は何はさておき「増税」の二文字でしかないのだから。それに、、、代理人といえばアメリカ国務省の代理人前原の鉄ちゃんもうまく脇を演じてくれたもんだと感心する。
http://blog.livedoor.jp/shunzo480707/
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